外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334038366

感想・レビュー・書評

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  • 知的生産のための具体的な技術だけでなく、もう一段階上のフレームワークについても述べられていて、思考する事自体をどうやって深めればいいのか探してた自分にちょうど良かった。

  • いわゆるコンサルの心得。資料作成よりそこに至るまでの思考を整理してくれている意味で良著。

  • この筆者が好きで、手に取りました。
    そして私「知的生産」を仕事にしてるし。

    やっぱり面白い。
    一言ひとことが、明確に自分の中でもやっと感じていたようなことを言葉にしている。

    知的生産物とは、クライアントのすでに持っている知識とどれだけ差別化できるかがポイント。
    その差別化とは、「深く」か「広く」かのどちらか。
    また、その情報を誰に届けるか決める。

    情報収集は問いでするのが正解。
    情報ソースは4つ。
    「紙⇄声」×「社内⇄社外」。

    受け手の反応予想すべし。
    「共感↔︎違和感」×「面白い↔︎つまらない」

    質問には答えず質問で返す。

    アウトプットが出ないときはインプット不足。

    独学のススメ。

    1冊の本からは重要ポイントを9つ以下に絞れ。

  • ー 時間というのは個人が自由に分配の意思決定をできる唯一の投資原資です。この投資原資をどのように使うかによって自分へのリターンが変わってきます。

    自分の時間をソーシャルメディアの閲覧に使えば、その時間は閲覧しているソーシャルメディアの富に変換され、その会社の企業価値が向上するし、その時間を良質なインプットのために使えば、その時間は自分の正味現在価値に変
    換されます。

    自分の時間を奪いに来るさまざまな組織や個人から、自分の時間をできる限り防御する、という意識を持つようにしましょう。よほど気を付けていないと、自分の時間は他の誰かの富にどんどん変換されてしまいます。 ー


    知的成果として世に訴えられる情報は「事実」「洞察」「行動」の三種類しかないとして、その成果をいかに出して行くのかをいろいろな角度から論じていて面白い。

  • 色々あったが 読書は量読めば良いってもんじゃない。というのが心に残った。

  • 問題解決の基本事項が書かれています。
    イシューから始めよでカバーできると思います。

    内容は以下、目次から抜粋しています。
    ・「顧客の知識との差別化」を意識する
    ・支持は「行動」ではなく「問い」でだす。
    ・仮説は捨てるつもりで作る

    ただ、良い知識だと思った部分は、
    What、Why、How でまとめたものをプレゼンで発表する際に
    どこを強調すべきかということである。

    例えば、
    「共感できて、面白く目新しい」内容なら、What、Whyを軽くながし、How=行動プランまで一気に駆け抜ける。
    「共感できるが、退屈な」内容なら、付加価値を出しやすいHowで勝負する。
    「違和感あるが面白そうな」内容なら、Whyを厚めに語り、違和感を最小限にしたうえで、What&Howに入る。
    「違和感あり退屈な」内容なら、Why=なぜやるのか、How=なぜこの方法でやらねばならないのか について多めの情報を載せるのが良い。


    感覚的に知っていたプレゼンの方法であるが、言語化されてより意識的に使えるようになった。

  • コンサルタント向けのビジネス新書。

    ほぼ独立した99テーマに分けてアドバイスを記述している為、最初から順番に読み進める必要が無く助かった。

    加えて大事なポイントを太字にしてくれている。
    各テーマにざっくり目を通し、気になると感じたそのテーマをしっかり読むのがよいかなと思った。

    自分にとって気になったキーワードは以下でした。
    「相手の期待値」、「指示を”問い(質問)”で出す」、「一次情報(相手がほぼ知らない情報)が大事」、「”行動”を提案せよ」、「知的生産物は異なる意見者との摩擦で研ぎ澄まされていく」、「半証例をいつも考える」、「質問には答えずに質問で返す」

  • 「99の心得」という形に細分化されてしまったことで、自分にとってはかえって読みづらかった。

  • vol.295 これは傑作!こんな本を私は待っていた!プロだけが知る知的生産術99の心得。
    http://www.shirayu.com/news/2015/

  • ・情報収集する前に戦略を立てる。顧客にとっての新しさを出すには、「広さで出す」のと「深さで出す」のがある。

    ・情報収集する前にするべきなのは、「問い」を明確化すること。

    ・管理職の大事な役割は「ここまでやれば及第点」というラインを提示すること。プロフェッショナルというのは80%の力でクライアントを継続的に満足させられる人のこと。

    ・ホワイトカラーが知的生産を行う上での情報ソースは、社内資料、公開資料、社内の関係者からのインタビュー、社外の関係者からのインタビューの4種類しかない。

    ・4つのうちで時間がかかるのは社外の関係者へのインタビュー。よって、ここから段取りする。

    ・インタビューで、論理的に筋が通っていないと感じられるところを聞き流さない。そこに知的生産のコアになるネタが隠されていることが多い!

    ・情報をインプットする前にアウトプットのイメージを持つ。

    ・インパクトのある成果物を生み出すには、①相手が知らない一次情報を集めて情報の非対称性を生み出す、②顧客が知っている二次情報を高度に組み合わせて情報処理し、インサイト、洞察を生み出す。①の方がはるかに簡単。

    ・煮詰まったらまずは虚心坦懐に現場を見る。あるまとまった時間をかけて腰を据えて見る。単なる見物にしないためには、あらかじめ問いをもって、仮説を持って臨む。ただし仮説が思い込みにならないよう、虚心坦懐に観察する。

    ・情報収集の成否は腰の軽さで決まる。集められる情報の質と量は運動量で決まる。

    ・ある分野を勉強するならまずはマックスで5冊。それでもなおプロセッシングが前に進まないなら、アプローチに無理がある可能性。スタート地点に立ち返って、「そもそも何をしようとしているのか」「何が求められているのか」「このやり方以外にアプローチがないのか」考えてみる。

    ・知的成果としてのアウトプットは、事実、洞察、行動だけ。ビジネスにおける知的生産は「行動の提案」まで踏み込んで初めて価値を生む。一次情報の分析や整理を行う際には、最終的に行動の提案につながる意味合いを抽出する。その上で常にポジションを明確に取る。異なるポジションを取る人と摩擦を起こすことで知的生産物のクオリティは高まる。

    ・プロセッシングの前半では分析+論理、後半では統合+創造

    ・一次情報から示唆や洞察を引き出すには、紙に書き出して並べてみること。紙に書いたら人に話してみる。

    ・行き詰まったら、視点、視野、視座を変えてみる。多面的な視点を設定して、それらを柔軟に行き来できる包容力のある地的態度を身につけられるかが重要。

    ・アウトプットはwhat、Why、Howを備えること。What=何をするか、には抽象行動用語(検討、推進、強化、実践、注力、連携など)を使わないこと。

    ・説得よりも納得、納得よりも共感を追求する。人を動かすのは論理、倫理、情理。

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著者プロフィール

山口周(やまぐち・しゅう)
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。
慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。2019年7月4日、『ニュータイプの時代』(ダイヤモンド社)刊行。

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