つくし世代 「新しい若者」の価値観を読む (光文社新書)

著者 : 藤本耕平
  • 光文社 (2015年3月17日発売)
3.59
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  • 本棚登録 :146
  • レビュー :18
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334038489

つくし世代 「新しい若者」の価値観を読む (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 367.6

  • どこが良かったというわけではないが、若者への敬意を根本に、数字、事例に基づいた記述は好感が持てた。彼ら/彼女らを味方に付けるのに王道はないと感じたが、強みを見出し、気遣いを感じ、ともに接し続けた時に、またとない世代であることが分かるのではないかと予感した。

  • レビュー省略

  • 大学卒業後に入社した会社で様々な企業の商品開発に参加してきた著者が、その中で関わってきた若者たちの意識や姿をまとめた本です。

    今の若者は、「ゆとり」「さとり」という世代から、自分たちのフィーリングで、コスパを徹底しながら、つくし、つくされ、みんなでハッピーになろうとすることを自然に体得し日常生活に取り入れている「つくし」世代だとしています。

    我が家にもその世代の子がいます。確かに買い物上手で、サプライズイベントもあれやこれやと考えながら友だちとの関係を楽しんでいる姿もみているので、なるほどと妙に納得したりしました。本に出てくる言葉もほとんど知っていました。

    昨年の3月に出た本で1年近くが経とうする中で、もうすでに最新ではないんだろうなと思います。しかし新しい世代は前の世代から生み出されるので、時系列できちんと踏まえていくというのは重要なのでとてもよい内容でした。

    ハリーゴードンセルフリッジの「ボスとリーダー」論」(p224)も、なかなか面白かったです。メッセージをどう伝えるかはどの分野にも共通すること、運動とマーケッティングは違うものですが、何かしら共通項を見出していけたら面白いかなとも思いました。

  • 思ったより新しい内容はなく、発見はあまりない。
    とは言え、そうだろう、と予想していたことが、文字化されているものを読んで再整理できた、とは言えるかも。
    わかってはいたことではあるが、文字として改めて読んで、そーだねー、取り入れていこう、改めて思ったのも確か。

    「彼らが仲間達と楽しい直湯を過ごす機会、良い思い出をつくる機会をいかに提供してあげるか、ということです。そのためには、「フォトジェニックさ」や「非日常感」などがポイントになると思います」p212
    フォトジェニックさ、というのは新しい観点だった。使いたい。

    「社会的な成功に対する欲求という面でも、人を出し抜いて自分一人で成功しようとするマインドは、彼らにはあまり見られません。
    それよりも、誰かの力を借りながら、自分も誰かに力を貸しながら、みんなで成功に向かっていきたい。その方が無駄なく、効率的だ、という考えかたが、今時の若者たちにはあるように感じます。」p218

    「今大切なのは、若者たちを変えようとすることではなく、上の世代である私たちが変わることなのかもしれません。彼らと向き合うスタンスを少しだけ変える。
    彼らが持つ異質なマインドをもっと理解しようとする。その時に、まずは「それな」という、重くない、さりげない共感の伝え方を心がけると良いと思います。」p228


    「ボスは部下を追い立てる。
    リーダーは人を導く。
    ボスは権威に頼る。
    リーダーは志と善意に頼る。
    ボスは恐怖を吹き込む。
    リーダーは熱意を吹き込む。
    ボスは「私」と言う。
    リーダーは「我々」と言う。
    ボスは「時間通りに来い」と言う。
    リーダーは時間前にやってくる。
    ボスは失敗の責任を負わせる。
    リーダーは黙って失敗を処理する。
    ボスはやり方を胸に秘める。
    リーダーはやり方を教える。
    ボスは仕事を苦役に変える。
    リーダーは仕事をゲームに変える。
    ボスは「やれ」と言う。
    リーダーは「やろう」と言う。
    ハリーゴードンセルフリッジの「ボスとリーダー」論」p224

    2016.01.11

  • これ又、全く知らない世界の方達ですね。

    新入社員がスグ辞める理由が少し解りました。

    ケチ美学、コスパ至上主義、僕の学生時代そのもの。

    卒業したら、嫌でも働くという理由で鼻血が出るまで遊んでいました。勿論お金掛けないで。

  • 若者論。さとり世代をさらに一歩進めた内容です。マーケティングに寄っていますので、すぐに自分の領域で使えるものでもなさそう。わかるところも多いですが、だからと言って受け入れていいかは、別問題。

  • いわゆる若者論の本。タイトルの『つくし』は『土筆』のことだと思っていたら、『尽くし』のほうだった。
    最近の子はサプライズすることが好きらしい。まあ確かに分からなくないかもしれない。自分の場合、サプライズするような人がいないのだけど(たまに家族にするぐらい)。
    いろんな若者言葉も紹介されていたけど、たまに、死語っぽい雰囲気の言葉も。『自宅パリピ』とか。『自宅でパーティーするピープル』の略らしい。リはどっからきたんだ……。
    ちなみに、この本で書かれている若者論はどちらかというと、リア充(もしくは、キョロ充)と呼ばれるような属性の人な印象をうけた。自分みたいなぼっちにはあまり当てはまらないような気がする(二極化が激しいということは書いてあったけど)。
    そして、最近の若者は3割は新卒で就職した会社を辞めるという話。昔からじゃなかったっけ? 昔は何割ぐらいだと思ってるんだろう。
    それと、20代の献血者数って減ってるらしい。自分もやったことないけど、これにはちょっと驚いた。最近は人気アニメとコラボとかが多いから、増えてるのかと(むしろ、減ってるからアニメとコラボしてるんだろうか)。

  • うーん、当たってるところももちろんあるんやろうけど、何より気になったのは、こんな最新の本に書かれていることでさえもちょっと昔のことのように思えるところ。たぶん、もうそういうところに興味を持ってないよ、と感じてしまうというか。情報とか流行がアップデートされるはやさに、ただただ驚くばかりでした。

  • 私は日本の歴史が好きで、日本史に関してならある程度の予備知識もあるし、それなりに本も読んでいる。しかし世界史は学んだ記憶もなく、宗教に関して興味はあったが聖書についての本を読んだことはなかった。したがってこの本を読んでいて地名や固有名詞などが出てくると予備知識がない分、頭で整理しきれず、「これなんだっけ」「誰だっけ、関係性わからん」とか思う部分が多くあった。そのつど読み返したりもしていた。しかしあまり深くはわからないけれど面白く読めた。キリスト教やユダヤ教の聖典となっている聖書を知ることで宗教についても、特に一神教に関わる考え方を知れたことはとても重要で、これからも詳しく知りたいなと感じた。

    日本では宗教に関して無関心の人も多いが、世界的には宗教とはもっとも関心を持つべきもといっても良いくらい生活に密着している部分もある。国際交流が盛んな今、それぞれの宗教に関して大概を掴んでいることはコミュニケーションをとる上でも重要であると考える。その中でこの本を読めたことはなんとなくではあるが理解できた分で意味があったと思う。そして日本の、自分たちの宗教について考える機会をあたえられた気がする。

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