猫を助ける仕事 保護猫カフェ、猫付きシェアハウス (光文社新書)

  • 光文社
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334038908

感想・レビュー・書評

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  • 保護施設に預けられる猫のうち約2割は飼い主からの依頼という現実に驚いた!
    様々な事情で飼えなくなくってしまった猫たちは保健所に預けられ、その7割は殺処分されてしまう。
    「保護猫」というワードは、昨今のメディアの影響でだいぶ世間に知られるようになったように感じる。しかし、まだ殺処分ゼロにはほど遠い数字。
    今うちにいる猫3匹のうち2匹は、ブリーダーさんから直接買った猫、もう1匹は外にいた子が母に懇願して家の中に住み着いた。
    私を含め、もっと日本は保護猫から家族に招く猫にする選択肢を増やさないといけない。日本の現状、猫たちの置かれた環境を理解した上で、初めて猫を飼う権利が与えられないといけないと思う。

  • 前半はソーシャル、後半はビジネスよりの本。後半は個別性が高い内容なので、興味の無い人は飛ばしてもいいかも。でも猫の保護に現実的な解答を出しているのはすごいなと思った。

  • 2017.9.3読了。流石世界で初めて保護猫カフェを作ったとこだけあって、内容がしっかりしている。文章の構成とかも含めて。『猫のような人』はかっこいいなと思ってしまった。ここは法人ではあるけど、ビジネスとしてきちんと成り立っているんだな。施設としてもまさに培ってきたノウハウの賜物なのだろう。避妊去勢の意義の説明なんかもなるほどと思えるものだ。そして譲渡数が目に見える形で実績を示しているのが素晴らしい。法が改正されたのは知らなかった。私もまだまだだなぁ。猫カフェと保護猫カフェ、行政と民間の違いも知らなかった。これを機に知る事ができてよかった。トルコはキャットフードが充実していないから猫が短命で野猫による害が少ないとあったが、だとしたらトルコのフードが充実したら日本などと同様の問題が発生してしまうのではないだろうか?いくら猫好きの国といっても不安が残る。前から猫を保護するには一時的でも箱が必要だと考えていたのだが、この本では猫付きシェアハウスやマンションとして不動産に直接掛け合って箱を作り出しているのは良いアイデアだなと思う。とくに近所同士で助け合いができるのはすごく良いと思う。コミュニティが形成されることでここからは確実に不幸な猫は発生しないからだ。今の私には僅かばかりの金銭的援助しかできないけど近い将来ライフワークとしてもっと保護猫活動に直接的に参加したく思っている。次の引越し先を探す時はしっぽ不動産のホームページも見てみよう。とりあえず今度近場のキャットガーディアンに行ってみよう。

  • 「足りないのは愛情ではなくシステム」
    猫たちを支えるための確かなビジネススキル。
    すごいです。
    猫を助けになりたい人はもちろん、建築・不動産関係の方にもぜひ読んでほしい。

  • 感動するのは 勿論
    山本さんの レスキュー活動なんだけど
    活目したのは
    村松氏の猫と不動産の取り組み。

    これは かなりの潜在的ニーズは
    あると思うんだけど。
    大家さん側を口説き落として
    ブームにのれば
    「猫つき賃貸住宅」
    「猫つきシェアハウス」は
    当たり前の選択肢になれると思う

  • NPOで猫を助ける活動をしている方の著。
    殺処分になってしまう猫たちを保護して、里親に譲渡する活動や、マンション等の不動産と協働で猫付きマンション等の企画をしたりしているという。
    興味深かったのは、今後は動物保護に係る行政の事務を民間に委託するべきという点。行政活動の弊害を民間がカバーするという考えですね。
    こんなところにも、官民連携が進むのかなと思ったりしました。

  • どんなに人(この本では猫)の役に立つ事業でも、経済システムがしっかりしていないと続かない。という考えを持っていたのでとても興味があります。猫付きマンションは、すでに猫を飼っているのでお世話になったことはないけれど、大塚のシェルターにはお邪魔したことがあります。どのような考えでこの活動を始められたのかとても興味があります。

  • ソーシャルビジネスとして持続可能な動物保護をビジネスにしている立場から著された一冊。特に不動産ビジネスとの関連が大きく、保護猫を割り当てた「猫付きマンション」など新しいスタイルを提案している。動物保護の次の段階になるだろう。介護システムなど日本のソーシャルビジネスはトップダウン形態が多いが、ここではほぼ民間やボランティアからの自発的活動から立ちあがっている。「カネになる」ものにはすべて利権が絡んでどうしようもなくなることが多いが、動物保護は比較的「カネにはならない」領域なのでこうした形態が可能なのかもしれない。

  •  猫付シェアハウスや、保護猫カフェという活動は知っていた。
     それらを運営している方の本。
     なるほど、と思う反面、誰向けの本なんだろうか。
     ソーシャルビジネスとして黒字化するためのノウハウについては触れられていない。
     まぁ企業秘密なのかもしれないけど(見える化のあたりかな?)。
     ビジネスを思いついたきっかけ、というのもなく、答えありきで動いているようにも見える。正解や正しいことを知っているものの目線。それらを理解しない人、違う論理で動いている人に対する目線が厳しい。

     元々、私は地域猫や殺処分に対して悲しい目線で見ており、著者の活動に対しては肯定的にとらえている。もし、今後、猫を飼う場合は、ペットショップではなく、保護された猫を引き取りたいと思っている。

     前述したとおり、猫や犬に対する啓蒙を進めるには、活動に理解がない人、興味がない人に対するアピールが必要だ。けれども、著者の論調は上から目線というか、わからない人はバカだといわんばかりである。
     例えば、ウェルカム物件、猫付シェアハウスをしてほしいなと思った時に、不動産オーナーにこの本を渡したら、賛成より反対される可能性が高いんじゃないだろうかと心配になる。
     やらない、出来ない理由というのは、それぞれの事情があると思うのだが、門切りで言い捨ててしまうのはどうなのか。ものすごい苦労した故に出てしまった本音なのかもしれないけれども。
     誰も止めなかったのかな? 止めても書いたというほど強い調子ではないから、止めてない気がするんだけど。どうなのかな。

     ただ、これを読んで、わざわざしなくてもよい否定は書かない方がいいなぁと思った。自分はこう思う、こうしたいでいいような気がする。「○○が××だから(データではなく推論)困難だ」とあっても、書き手の主観でしかないし、読み手には届かないよなぁと。

  • 保護猫カフェ、猫付きマンション、猫付きシェアハウスの先駆者。柔軟な発想で猫たちを救う。なかなかできることでは無いなと感じた。でも楽しそう

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