闇経済の怪物たち グレービジネスでボロ儲けする人々 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334039189

感想・レビュー・書評

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  • すっきりせんな。
    グレージビネスもはわかるが、やっぱり「被害者」は存在するわけで。
    確かに、心意気とかビジネスマンとしての目は堅気にも役に立つ部分はあるのだろうが、やっぱり、すっきりせん。
    最後の、モロヤクザ、脚色も勿論入っているだろうが、こう言う、あるのかないのか分からない「任侠」ってのが一番すっきりするって言うのは。

  • グレーも含まれるブラックなサイドの考え方を含めた証言集

  • グレーゾーンの第一人者の取材をまとめたもの。
    僕にはできない生き方ばかり。でも、収益はすごい!

  • カネ儲けというのは、スポーツや芸術同様に、ある程度もって生まれた才能なのだと痛感する。いわゆるエリートビジネスマンのなかにも、もちろんカネ儲けの才能がある人はいるだろうが、大方は努力の結果身についたビジネスセンスであって、カネ儲けの才覚ではない。そういう意味で、自分にはカネ儲けは難しいなあと自覚させてくれる良書。もちろん、普通では触れることができないウラ社会のことがわかるのもうれしいところ。

  • グレービジネス、といいつつ、どれもブラックに近いものばかり。頭がよくなければ難しい。

  • 2016.07.25 ニューズウィークより

  • 社会は綺麗事では回らない。

  • ある意味人生訓。

  • 貧困の本最近読んでるから、反対にはこんなこともあるんだなーーという感じ。

    仮想通貨に目を付けている人が2人いて、カネの匂いがするんだなーと思った。

    危険ドラッグを駆逐できたのは、日本としては良かったんだろうな。

  • 魑魅魍魎が跋扈するグレーゾーンの生き様。とまぁそういう感じ。いろんなカラクリがあるもんだなと思った。

  • 裏情報サイトの先駆者、出会い系サイト運営者、デリヘル運営者、危険ドラッグの製造、販売者、イカサマ・カジノディーラー、等々、完全ブラックとまではいかないがホワイトでもない「グレー」ビジネスで成功した人たちへのインタビュー集。中には完全ブラックビジネスと思われる事例もあるが、世の中らの裏事情が覗けて非常に面白かった。
    個人的には「運が良くなる財布」の話が「あ~、やっぱりね~」という感じで妙に納得した。

  • すぐ読める。書きぶりも内容もまさに週刊誌の記事。『暴力団』の方がおもしろかったかなと思う。

  • 金額やビジネス内容は食いつきの良さそうなものであるが、あくまでも雑な雑誌に寄稿されてそうなものばかりだった。美味しそうな匂いはしたが、食べてみたら味のしないガムのようでした。

  • 「このままお前を多摩川に連れて行って埋めてやるからな」と言い出す朝青龍が誰よりもヤバい

  • まあまあ‥

  • 私も、私の周りの人も(知ってる限りでは)グレービジネスの人はいないので、すごい興味深い内容!溝口さんの文章の力もあってか、さくさく読み進めてあっというまに読了。
    グレービジネスといえども、本人たちの仕事のしかたや工夫はホワイトの人たちと変わらない部分もとても多い。朝早くおきたら、やりたくない仕事からやるというのはとても納得した。笑。ヤング・ヤクザみるべきか…

  •  ほとんど黒に近いグレーなビジネスをやって儲けている人たちに取材し、どのようにそのビジネスにたどり着いて運営しているかを聞いてまとめたものである。したがって裏が取れてるものではないので、これでも都合の悪いことは省略され、おもしろく脚色されているおそれは十分にある。
     それでも、こんなに儲かっているのか、と驚いてしまう。いずれにも共通していると思ったのは、素早い行動力と決断力というか思い切りの良さ、そして集中して(徹底的に)取り組み、状況が悪化したら思い切って撤退する、ことである。
     真っ白なビジネスでも勝ち組になれる人たちばかりである。新書で9人も紹介しているから、一人ひとりの内容が薄いように感じるが、それでもいろいろと知恵を絞っているこんな人たちもこの社会にいることを改めて知れたのは良かったと思う。

  • グレービジネスで「成功」している人のノウハウは表の世界でも役立つかもしれない。

  • 出会い系サイト用のシステム さくらでなく自動応答 女は夢を見ている間はいくらでも突っ込む

    株の世界で知られる歌
     人の行く 裏に道あり 花の山 いづれを行くも 散らぬ間にいけ

    仮想コイン ビットコイン 2番手はリップル
     価格固定コイン、価格変動コイン

    金は非課税が主流 日本、韓国、インドだけ消費税
    金の価格は世界一定 香港で買って日本で売ると消費税分儲かる

    金の持ち出しに問題のない国 香港、ドバイ、シンガポール

    シンガポール 大華銀行 UOB 地下が金の売買

    200万以上の取引には身分証明

    犯罪性資金 土地も株も債権も買えず、預金できず、
    遊興三昧とタンス預金
    一億円 みかん箱一つ
    金置き用 専用マンション

  • 犯罪ではないが、スレスレでビジネスを展開している人たちのノンフィクション。

    色んなビジネスがあるが、ここに登場する人たちは地頭がいいという特徴をもつ。そして、行動力がある。
    ファーストペンギンであるため、儲かる。手口を公開しているということは、すでに別のシノギを見つけているのだろう。

    ここまでいくとアートの世界だ。どんどん洗練されていく。すごい世界もあるものだ。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。ジャーナリスト。1942年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。出版社勤務を経て、フリーに。著書には『暴力団』(新潮新書)、『血と抗争 山口組三代目』『山口組四代目 荒らぶる獅子』『武闘派 三代目山口組若頭』『ドキュメント 五代目山口組』『山口組動乱!! 日本最大の暴力団ドキュメント2008~2015』などの山口組ドキュメントシリーズ、『食肉の帝王』(以上、講談社+α文庫)、『詐欺の帝王』(文春新書)、『パチンコ「30兆円の闇」』(小学館文庫)などがある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞を受賞した。

「2023年 『喰うか喰われるか 私の山口組体験』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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