語彙力を鍛える 量と質を高めるトレーニング

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784334039240

感想・レビュー・書評

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  • 語彙力を「豊富な語彙知識」×「精度の高い語彙運用」と定義し、各々のスキルを高めるための処方箋を紹介。
    若干プレモル推しの記述が気になるが、総じて語彙力を高めるに役に立つ内容である。定期的に読み返してトレーニングを心掛けたいと思う一冊である。
    なお、問題集ではないので、この本は語彙力を高めるきっかけに過ぎない。後は読者の鍛錬あるのみ。

  • 語彙を様々な側面から見ることができる本。
    例えば上位語と下位語、文字種、方言、新語と古語、語構成...。
    語彙について、なにか包括的なビジョンが得られるというわけではないけれど。
    それはこういう本の宿命ではないか?と思う。

    適切な語を使いこなすには、という問題を扱った第三章が私には有益だ。
    11のチェックポイントがあるという。
    こういうのは、例が分かりやすく、豊富なのが嬉しい。
    この点では満足できる一冊だ。

  • 814-I
    閲覧新書

  • とにかく読みやすくスラスラと読めた。

    語彙力とは何か、また
    語彙力を鍛えるための思考法が書かれていた。

    とりあえずサッと読んだが
    本当に語彙力を鍛えるのであれば
    何度も読み返してこのトレーニングを
    くせにするといいかなと思った。

  • 最近、適切な言葉が浮かばないことが増えてきたので読んでみた。
    語彙に関する総合的な説明と、語彙を増やし文脈に合わせて適切に使いこなすためのメソッドが箇条書きで書かれていて、わかりやすい。
    一つの言葉から類義語、対義語、語種(和語、漢語、外来語)などを考えるだけで広がってゆく言葉の世界は面白い。
    しかし著者が誤用としてあげた例文の中に、個人的には違和感のないものがけっこうあったので、自分のアバウトな語彙力にちょっとへこんだ。

  • 語彙力を鍛えるとかトレーニングというよりは「語彙ってこういうものだよ」という解説という方がしっくりくる。

    終始「言語学の勉強」という印象が強く、感覚的に文章を書いてる人には向かないかもしれない。

    読んでいて言語学的な勉強にはなったけれど、これを足がかりに語彙力を高めていくイメージが自分には湧かなかった。

    筆者の娘さんの話や嗜好品についてなど、人となりが滲み出る文章が多々見受けられるので、人によってそれを好ましく思うかノイズと感じるかが分かれそう。

    納得できないことがいくつかあった。
    たとえば和語ー漢語ー和製英語の結びつきについての項目で、刃物ー包丁ーナイフが結びついているという解説があった。

    私には刃物も包丁もナイフもまったく別のものを指しているように思う。私に言語学の素養がないからかもしれないけれど。

    とはいえ、総合的には面白かった。

  • このレビューを書いていても
    語彙力がもっとあればな~と思う。
    内容がとても簡潔で分かりやすかった。

  • 語彙力=語彙の量✕語彙の質

    ◆語彙の量を増やす
    1.類義語を考える
    2.対義語を考える
    3.上位語・下位語を考える
    4.語種を考える
    5.文字種を考える
    6.書き言葉を考える
    7.専門語を考える
    8.方言を考える
    9.新語と古語を考える
    10.実物を考える
    11.語構成を考える

    ◆語彙の質を高める
    1.誤用を回避する
    2.重複と不足を解消する
    3.連語の相性に注意する
    4.語感のズレを調整する
    5.語を適切に置き換える
    6.語の社会性を考慮する
    7.多義語のあいまいさを管理する
    8.異なる立場を想定する
    9.語の感性を研ぎ澄ませる
    10.相手の気持ちに配慮する
    11.心に届く言葉を選択する

  • 子育てが始まり語彙が低下しないかと不安になって読んだ本

    類義語と対義語で頭の中の語彙の世界に奥行きを

    迷い、悩み、ためらう中から出てくる言葉こそが、真の力になるもの

    心に届く言葉にするには、文脈に合った等身大の言葉選びをすること。気をてらう必要はない

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著者プロフィール

横浜市出身。1993年一橋大学社会学部卒業。1999年早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。国立国語研究所教授。一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。著書に、『「接続詞」の技術』(実務教育出版)、『段落論』(光文社新書)、『よくわかる文章表現の技術』Ⅰ~Ⅴ(明治書院)など多数。明治書院教科書編集委員。

「2021年 『よくわかる文章表現の技術 Ⅳ 発想編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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