医療探偵「総合診療医」 原因不明の症状を読み解く (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334039332

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!読むドクターG。横道に逸れるような解説とか付け足しがまた面白くて勉強になった!

  • 山中先生が名古屋大学で珠玖先生のところで勉強したとは知らなかった。総合診療科になって大成功でしたね。

  • ドクターGにも出演している先生の本(三重県出身だった!)。
    個人的には総合診療医にはとても興味がある。
    オールラウンドに診れるっていうのに憧れるからだ。

    中にたくさんの症例が載っている訳ではないが、1日に30回も下痢をする若者、アジア旅行中に発熱と咳、筋肉痛を来した男性など、いかにも総合診療科の先生が得意とする症例が丁寧に解説されている。驚いたのは、私たち神経内科医がみるような神経系の病気もたくさん、そして結構詳しく解説されていたこと。

    実は、一番勉強になったのは、JAMAに掲載されていた欧米の家庭医などを対象にした調査で、患者さんが自分の症状を話し始めてから、医師がそれを遮るまでの時間は、平均23秒だったとのこと。またスイスの大学の研究で、患者さんの話を無制限に聞いた場合、患者さんが自発的に話し続けたのは平均92秒で、78%の患者は2分以内に話を終えたとのことであった。
    そのために、著者は、1分で患者さんの心をつかみ、3分間聞き、その後「攻める問診」で謎を解く、と言う。

    著者が大学を卒業したころにはなかった総合診療医を、なぜ目指したのか、そして失敗談まで書かれており、少しでも総合診療医に興味のある学生~初期研修医には読んでもらいたい一冊。

  • スペシャリストのウルトラテクももちろん素敵だけど、こういう何でも屋さんの思考回路もまた、十分に刺激的です。スペシャルな治療を受けようと思ったら、その前に確実な診断が必要な訳で、両者の上手な共存・配合が、ひいては患者側に利益をもたらすということですね。いかに探偵しているかの頭の回転が見えてくるようで、読み物として楽しめると思います。ジェネラリストによるジェネラリストガイドも付いていて、読み応えは結構なもの。

  • 検察と同じで,大抵の医者ははじめに結論ありきで自分に都合の良い筋書を追っていく.でも,生物とはそんなに単純ではない.帰納的ではなく,謎解きと同じように演繹的に生命と向き合いたい.私もそして全ての医師もそうして欲しい.

  • 臨床推論における動的思考過程について分かりやすく書かれた内容だと思います。著者の問診へのこだわりと愛情が感じられました。

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著者プロフィール

諏訪中央病院総合内科・院長補佐

「2018年 『かんかんかん TO 鑑別診断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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