駅伝日本一、世羅高校に学ぶ 「脱管理」のチームづくり (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334039578

感想・レビュー・書評

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  • 「管理しないマネジメント」として、暫く流行りそうな感じがします。
    道具も理論も進化しているのに、記録が伸びていない結果は、停滞を如実に示しています。それが、旧態依然とした「体育会気質」であれば、改めるべきはその気質から、ということになります。

    ところが、誰しも自分が教えられたことに縛られ、手本にする人の経験に縛られ、結局は「過去の栄光」に逆らいきれずに古さの片棒を担ぐことになります。

    黙って放っておくことは、問題が起きても自分のせいではない、と保身に走る行為に、とてもよく似ていると思います。

    関わり、責任をとり、でもやり方はまかせて、成長という結果は自分自身のものとしてもらう。

    とてもむずかしいですが、古い管理の体質に同意できないならば、それしか道は残っていないと感じます。
    手本にしたい覚悟のある方には、同志を見つけたような心強さが感じられると思います。

  •  全国高校駅伝の男女アベック優勝はあまりにも劇的だったが,子供たちに平素どのように接しておられるかや,指導方針がどのように変わってきたかなどが記されており,大変興味深かった。
     教え子たちのコメントや原晋氏との対談部分もおもしろい。

    ■すべては初代監督,内海冨貴郎氏から始まった。
    ・駅伝を通じて生徒に「"生きる力"を超えた"生き抜く力"」を伝えようとされた
    ・奇跡の生還を果たした日本兵の3つの特徴
    ①持久力に優れていること。走る能力は兵士の生き死にに直結する能力。
    ②思慮深く,洞察力に秀でていること。他人の話を聞く耳を持っているということで饒舌な性格よりも静寂を愛し,気配りのできる人間を評価。
    ③信じる者を持っているということ。最後まで生き残ることができたのは心から信じられる対象を持っていた者。

  • 2017/01/02

  • 【No.2】「計画通りに進んでいるからこそ、のんびりできる。本番だからといって慌てるのは、これまでの準備に問題があることの証明にしかならない」「生活態度が悪くても結果を残す生徒がいたとして、彼らは短期的にはうまくいくかもしれないが、長いスパンで見た場合、必ずどこかで崩れていくと思う。生活という土壌ができていない上に、いくら高い技術を植え付けたとしても、そんな技術はいつかほころび、ボロボロと枯れ落ちてしまう」「手に入れるものが難しいものは、なかなか手に入らない代わりに、一度手にしたらずっと失われない」「自分の経験したことだけで物事を捉えるようになると、途端にマンネリ化が始まる。だから常に何かを変えていかなければならない。うまくいっているときはいいように思えるかもしれないが、それは少しずつ凝り固まっていき、近い将来必ず停滞を引き起こす」

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