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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784334039639
みんなの感想まとめ
日本の歴史を深く理解するための一冊で、さまざまな時代の重要な出来事や人物について、明快に解説されています。豪族と貴族の違いや、伽羅の配置の変遷、鎌倉時代から戦国時代にかけての支配構造の変化など、具体的...
感想・レビュー・書評
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物事の本質を捉えろ
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●吉備真備と遣唐使
豪族と貴族の違いってなんですか?自分の土地と人民を持っていて、そこからの収入で生活をしているのが豪族。高級官僚として政府に使え、給料もらって生活しているのが貴族。
●伽羅配置。かつては入試問題で、複数の配置図を用いて、古い順に並び替えようと言う問題が結構出題されていました。かつては、仏舎利を安置する塔が伽羅の中心だったのですが、次第に本尊を祀る金堂が中心的位置を占めるようになっていきます。最後になると塔は門の外に出されてしまいました。
●鎌倉時代の守護は、軍事警察権を持つに過ぎなかったが、室町時代は国人を家臣化し、荘園・公領を侵略して領国支配権を確立した。その支配の根拠は将軍から与えられたものでした。
それに対して「戦国大名」は実力による支配を理由に検地を行い、国人たちを土地から切り離し、土地と農民への直接支配を強めてきました。自分の実力で支配。
●後醍醐天皇の目指したものとは。幕府と言う武家政権の否定に加えて、前例重視の貴族政治の慣習を改めるために、摂政関白、院政も否定して、記録所等の新しい機関を設置し、論旨に絶対的な効力を持たせるなど、天皇への権力集中を図る。
●しかし勲功重視による武士への恩賞給与や、家柄を無視した人材登用が、貴族の経済的困窮や身分秩序の混乱を招きき、天皇の権威を低下させたと批判された。
●家康が大船禁止令を出した理由。大阪城にいる豊臣秀頼に味方する恐れのある、西国大名の軍事力を削減し、秀頼を孤立させるため。これが幕末になると、大名が外国へ渡航し、貿易することで富強となることを防ぐための政策だと理解された。
●愛媛県に三輪田米山と言う書家の日記がある。「米山日記」そこに第一次長州征伐についての記載がある。出陣の支度ができているのは松山藩だけ。しかし土佐藩は、幕府が長州を攻めるのなら長州に味方しようと騒いでいた。
●石橋湛山=東洋経済新報。二十一箇条要求や、シベリア出兵に反対し、反帝国主義的主張を貫いた。朝鮮・台湾・満州と言う全ての植民地を放棄せよと言う石橋湛山の考え方は「小日本主義」と呼ばれます。 -
高校教師でいらっしゃる筆者が市民講座でされた講演を文庫本に。内容はタイトルそのまま。
大変わかりやすい。日本史に興味やまえ知識がなくても楽しめると思う。 -
石橋湛山の章が、とても良かった。
東大チャート、意外と私はあてはめにくかったです。 -
210.1-N
閲覧新書 -
東大の入試問題を読者にとかせ、日本史の理解に役立てる一冊。いきなり解くのは無理でも筆者オリジナルの「東大チャート」の穴埋めをしながら解くと自然と解答が導き出される。東大日本史は題名にある通り教科書に書かれていないものは出ない、と筆者は言う。そして限られた情報の中でいかに言葉を紡ぎ出すか、が問題のような気もする。ちなみに自分は東大チャートを見てもあまり正解しなかった。詳細→
http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou26702.html -
同種の本である「ディープな日本史」に比べると、解説が弱い。解答プロセスも、いかにも受験テクニックのような機械的な作業であって、面白くない。
筆者はどちらかというと受験産業側の人ではなさそうなのに、非常に残念だ。 -
2017/3/12
様々な年に出題された東大日本史の入試問題を独特の解法チャートを使いながら解いていく本。だと思っていたのだけど、使っているものは問題文と実際に出版されている高校日本史の教科書の本文だけである。日本史の参考書は、数多くあるけれど歴史を根本から理解していないと解けないような問題をどのように考えるのかということも教えてくれるし、実際に教科書の本文と資料だけから解答を導き出しているので本当にすごいと思う。自分自身高校時代は日本史を取っていたから、この本に書かれていたことや出てきた人物、出来事などは理解していたはずなのだが、すっかり忘れてしまっていた。問題を読んでも全然わからない。けれども、問題文を通してその時代について東大が何を問うているのか、どのように考えていくべきなのかを示してくれる。細部に語られる歴史の話は良い復習にもなったし、改めてそうだったんだと理解できた内容も多い。全部で8つの問題を時代順に考えていく内容になっているが、どの問題もそこまで考えていかないとダメなんだ、逆に自分はまだまだきょうかしゃにかかれていることの表面的な部分しか見ていなかったんだなあということを思わされた。古代の政治と仏教のつながり、藤原氏の摂関政治の本質、徳川と朝廷のつながり、守護の時代における変化、後醍醐天皇の政治戦争の時の日本についてなどまだまだ多くの考える余地があるのだという歴史の面白さを教えてくれるし本である。 -
<目次>
第0章 小学校の教科書で解くNHKドラマの主人公・
吉備真備と遣唐使
第1章 神様が仏様始めました~5世紀から10世紀へ
第2章 次男房前、参議となる~8世紀
第3章 遠くの身内より近くの他人~12世紀から16世紀
へ
第4章 建武の新政~14世紀
第5章 江戸時代初期の朝廷と幕府~17世紀
第6章 家康公はそんなつもりはなかったぞ~17世紀から
19世紀へ
第7章 長州征討と諸藩への影響~19世紀
第8章 石橋湛山の「一切を棄つるの覚悟」~激動の20世
紀前半
<内容>
県立今治東中等教育学校の日本史教師による東大の入試問題から読み解く授業の紙上版。HPで昔からこの方の授業の様子は見てきたが、ついに本を書いたか!というのが正直な感想。土曜講座で社会人を対象にこの講座を開講しておられるが、結構人気の模様。さて、古代~近現代で2問ずつ。やや偏りがある気はするが、東大の問題をチャートで教科書の文を参考に単語を入れながら、解いていく。けっこうすんなりとわかるし、東大の2次試験の問題は決して難問ではなく、教科書の文をしっかりと読んでおくことと、問題文をしっかりと読み解き、出題者の意図を読み取ることが必要。
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