子育てに効くマインドフルネス 親が変わり、子どもも変わる (光文社新書)
- 光文社 (2017年4月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334039851
感想・レビュー・書評
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子育てに効くマインドフルネス~親が変わり、子どもも変わる~
著:山口 創
親だけでなく、子どもたちにもマインドフルネスの実践をすることで、子どもたち自身の日々の生活態度や勉強への姿勢がどんどん変わってくる。小学生のうちからマインドフルネスの練習をすることを、少しずつでも気にかけていれば、次第に注意の集中ができるようになる。すると、勉強ができるようになるばかりか、自分自身の感情に気づきやすくなり、ストレスに負けない心を作ることにつながっていく。
本書の構成は以下の4章から成る。
①マインドフルネスとは何か
②マインドフルネス子育て
③子どももできるマインドフルネス
④マインドフル・タッチング
どちらかというと、大人向けに紹介されることが多いマインドフルネス。自身のメリットだけではなく、それを子育てに応用するという魅力的なメソッドが展開されている。子ども自身の心の安定にもつながり何よりも親の心の安定と関係の良化から、何倍もの効果が得られることになる。
高度なマインドフルネスの方法が紹介されているのではなく、誰でも始めることができる初歩的な方法から網羅されており、とっつきやすい。楽しみながらできることで続けることにもつながる。
気付けば心も落ち着き今に集中できる素敵な時間を子どもと過ごすことができる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
目の前で起こっている出来事を、評価をせずに、ただ客観的に見つめること。ありのままに受け入れてあげることでは、子供との愛着は生まれる。子供は、常にマインドフルネスの状態。むしろ親が子供から学ばされる。
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今ここで起きていることに気づいて、それを受け入れること。
メタ認知
自分の考えていること感じたことに評価しない。
慈悲の瞑想 -
ついついイライラしてしまう子育てにマインドフルネスが効果があるというのは分かりました。
しかし、それであればマインドフルネスや禅についての本を読んだ方がいいのような気がしました。本著では触り程度の紹介です。
・思考を巡らせることを辞め、今自分が感じていることに感覚(感情や五感)を研ぎ澄ませ俯瞰的に自分を見つめる
・良い悪いではなく、今の気持ちや感覚をありのままに理解する
・カッとなり感情を爆発させる前に一呼吸置く
・赤ちゃんの頃から抱っこなどスキンシップで安心感を与えることで自己肯定感に繋がっていく
・子どもにも出来るマインドフルネスがあるが強制しても効果はない。遊び感覚で楽しんでやることが前提
以上が自分にとって学びでした。
個人的には怒りを衝動的にぶつけることを抑えても、それを飲み込み消化するまでにまたストレスがかかってしまうと思うのですがそれへの対処は言及されていませんでした。
それの感情も客観的に見つめ、収まるまで見つめ続けるというが正解なのかも知れませんが、長期に渡ってトレーニングが必要ですね。イラッとくる場面があったら練習のチャンスです笑。
次はマインドフルネスと禅について調べてみようと思います。
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やり方は難しい(特に子供にマインドフルネスを実践させるのは、簡単そうに書かれているけど難しい…)けれど、とりあえず寝る前に呼吸に集中することであっという間に眠れることの早さよ!自分がいかに雑念に囚われているか気づいた気がする。
あとはタッチングの重要さ。子供がまとわりついてくるのはなんでだろうと考えるとき、大体が不安な場面や少し寂しかった場面な気がする。そうかオキシトシンの分泌のためならしっかり抱きしめてあげようと、向き合ってあげるきっかけになる。 -
どうしても子育てをしていると、感情に流されて怒ってしまうことが多い。マインドフルネスに子育てできれば、どれだけ楽か…内容はそれ以上でもそれ以下でもない。あまり具体的なことが書かれていないからかな。でも、考え方は共感できます。
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マインドフルネスで生きましょう
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この著者の皮膚に関する本は面白くて色々読んでいるので今回も期待して読んだら皮膚は殆ど関係ない内容でちょっとがっかり。
タイトル通りマインドフルネスに関する本で、皮膚に関する話は最後の章で触れているだけでした。