名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334043131

感想・レビュー・書評

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  • 本屋さんで表紙の「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が気になって手にした本です。
    中野京子さんはなにかと耳にしたりおすすめしていただいたりしていたのですが初めて読みました。
    解りやすく面白く、イギリス王家の歴史を絵画と共に知ることが出来ました。
    世界史専攻だったのですが、有名な王や女王のエピソードと、今の王室がドイツ系という事くらいしか知らなかったので、こんなに幽閉や処刑が多く、宗教や親子関係で揉めてた人達だったのだと驚きました。
    イギリスは女王の時代に繁栄する傾向みたいに書かれていたので、これからはどうなるのかな。
    絵画も綺麗でした。
    面白かったので、他のシリーズも読みます。

    ヨーロッパって各国の血縁関係が難しいです。
    面白いので知的好奇心がむくむくですが。

  • イギリスにまつわる絵画と歴史を知る本でした。

    非常に血生臭い血縁ですね、イギリスの王朝って。
    親子や親戚でいがみ合い斬首し合う…恐ろしいです。
    複雑すぎてよくわかんなくなる…。

  • 中野京子さん「名画で読み解く12の物語」シリーズ第四弾、
    このたび初めて表紙が名画で飾られています。
    この『レディ・ジェーン・グレイの処刑』が上野で開催されている『怖い絵展』に出品されているから、タイアップなのでしょう。

    そうすると第五弾は元に戻るか?
    それとも絵画が続くか?
    中野京子ファンとしては気になるところ揺れるハート

    この9年間で中野京子さんの本を25冊読んで、
    おかげさまで「ヨーロッパの歴史に詳しい人」と言われるようになりました。
    旅先で出会ったかたに「中野さんのような本を出されたらどうですか?」なんて言われるほど。
    (もちろんお世辞とわかっていますよ!)

    でもこの一年ほど、「もう少し他の地域も学ぶべきではないか」と思い始めました。
    アジアの本を積極的に読むようにしています。
    最近『イスラームの歴史』を読みました。

    そして今回この本を読んであらためて思ったのですが、
    「ぴかぴか(新しい)絵画と音楽がヨーロッパ史を美化しているぴかぴか(新しい)」
    その効果はとてもとても大きいのですね。

    まして肖像画は、画家が本人に似せながらもせいいっぱい美しく仕上げているのが常識。
    後世に生きる私たちがヨーロッパの歴史に思いを馳せるのも無理からぬこと。

    ところでかねてから中野京子さんとエリザベス一世が似ていると思っていた私。
    しかしこの本で「エリザベスよりアン・ブーリンだわ」。

    アン・ブーリンはエリザベスの母
    ヘンリー八世は彼女と結婚したいがためにローマ教皇と決別、
    のちの聖公会の母体であるイングランド国教会を成立。
    でもアンは最後ロンドン塔で処刑されてしまうのです。
    こんな酷い話なのに、絵が綺麗なもので…。表紙もですが。

    さて王家について言えば、あとがきにさすがの中野京子さんが絶妙な分析をくださったので、ここだけ引用させてください。

    >オーストリア・ハプスブルク家は「婚姻外交によるアメーバ的領土拡大」
    スペイン・ハプスブルク家は「陽の沈まぬ国を打ち立てながら血族結婚くり返しの果てに断絶」
    ブルボン家は「華麗なる宮廷文化とそれが招いたフランス革命」
    ロマノフ家は「徹底した秘密主義と農奴制の反動によるロシア革命」
    今回のイギリス王家ですと「歴代女王時代がもたらした繁栄と君臨すれども統治せずの成功」といったところでしょうか。

    http://nagisa20080402.blog27.fc2.com/blog-entry-379.html

  • 「リチャード三世」以来の英国ブームなのでw
    ちょうどこちらの本も、リチャード三世の次のヘンリー七世のチューダー朝から現在に至るまで、絵画と絡めてご紹介。
    同じ名前ばっかりつけるなよぉぉ、となりつつも通しで把握できて分かりやすかったです。
    ちゃんと世界史勉強してないから、舞台や小説や映画の創作物から得た断片的な知識しかないんですが、こちらも絵画という創作物がメインテーマに掲げてあるおかげもあって頭に入ってきやすかった。
    いやー、王室ってえげつないね!

  • ウイリアム一世から現代のエリザベス二世まで、ざーざっと 半世紀読んでしまいましたねぇ。王冠の為なら、兄弟の斬首も辞さない、怖ろしいです。一番のびっくりは王家がドイツ由来で有ることでしょうか・・

  • イギリス王家の時代を絵画と共に解説するという面白い試み。絵画の細かい部分まで解説されているので、今後絵画を鑑賞する時の参考になる。
    ただし、肝心の歴史の中身が薄いので、歴史書としてはさらっとした感じが拭えない。
    歴史書として読むというよりは、絵画の解説としての読み物として読むのには楽しい著書である。
    他のシリーズも読んでみたいと思う。

  • イギリス王室の三王朝、イングランド人によるテューダー家、スコットランド人によるスチュアート家、ドイツ人によるハノーヴァー家それぞれの歴史を絵画にからめてたどっている。登場する人物は、迫力あるすごいキャラクターばかり。
    イギリス王朝の歴史関係は、以前に英語の多読でジュブナイルされた英語圏の子ども向けの多読本を色々読んで、なんて面白い!と思いながらも、元々の知識の足らなさ、英語力、語彙力の足らなさでわからないところも多々。どうも世界史の知識が足らないと日ごろ思っていたので、大人の英国王室歴史絵本といった感じのこの本、面白く興味深く読めた。系図や年表が載っているところも助かった。他の「名画で読み解く」シリーズも読みたい。

  • 読みやすくて、よく分かる❗
    他のシリーズも読みたくなった

  • 東2法経図・開架 B1/10/907/K

  • 第1部 テューダー家
     第1章 ハンス・ホルバイン『大使たち』
     第2章 アントニス・モル『メアリ一世像』
     第3章 アイザック・オリヴァー『エリザベス一世の虹の肖像画』
    第2部 ステュアート家
     第4章 ジョン・ギルバート『ジェイムズ王の前のガイ・フォークス』
     第5章 ポール・ドラローシュ『チャールズ一世の遺体を見るクロムウェル』
     第6章 ジョン・マイケル・ライト『チャールズ二世』
    第3部 ハノーヴァー家
     第7章 ウィリアム・ホガース『南海泡沫事件』
     第8章 ウィリアム・ビーチー『ジョージ三世』
     第9章 ウィリアム・ターナー『奴隷船』
     第10章 フランツ・ヴィンターハルター『ヴィクトリアの家族』
     第11章 フランツ・ヴィンターハルター『エドワード王子』
     第12章 ジョン・ラヴェリ『バッキンガム宮殿のロイヤルファミリー』

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著者プロフィール

ドイツ文学者、西洋文化史家

「2018年 『美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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