名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
4.05
  • (20)
  • (21)
  • (13)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 252
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334043131

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 英国歴代王・女王の治世と家系を肖像画を多用して説明しておりとても読みやすかったです。
    王家に血腥さはつきものと思っていましたがイギリス王家は想像以上にすさまじかったです。

  • イギリス王家について絵を見ながら学べる。
    ロンドン塔に行く前に読んでいたらなお良かっただろうな、と思うものの、まだ興味がある時期。イギリスについて知りたい、そういうタイミングだからということもあるが、購入後ほぼ一気読み。同シリーズの他三作も読みたい。

  • 本屋さんで表紙の「レディ・ジェーン・グレイの処刑」が気になって手にした本です。
    中野京子さんはなにかと耳にしたりおすすめしていただいたりしていたのですが初めて読みました。
    解りやすく面白く、イギリス王家の歴史を絵画と共に知ることが出来ました。
    世界史専攻だったのですが、有名な王や女王のエピソードと、今の王室がドイツ系という事くらいしか知らなかったので、こんなに幽閉や処刑が多く、宗教や親子関係で揉めてた人達だったのだと驚きました。
    イギリスは女王の時代に繁栄する傾向みたいに書かれていたので、これからはどうなるのかな。
    絵画も綺麗でした。
    面白かったので、他のシリーズも読みます。

    ヨーロッパって各国の血縁関係が難しいです。
    面白いので知的好奇心がむくむくですが。

  • 中野京子さん「名画で読み解く12の物語」シリーズ第四弾、
    このたび初めて表紙が名画で飾られています。
    この『レディ・ジェーン・グレイの処刑』が上野で開催されている『怖い絵展』に出品されているから、タイアップなのでしょう。

    そうすると第五弾は元に戻るか?
    それとも絵画が続くか?
    中野京子ファンとしては気になるところ揺れるハート

    この9年間で中野京子さんの本を25冊読んで、
    おかげさまで「ヨーロッパの歴史に詳しい人」と言われるようになりました。
    旅先で出会ったかたに「中野さんのような本を出されたらどうですか?」なんて言われるほど。
    (もちろんお世辞とわかっていますよ!)

    でもこの一年ほど、「もう少し他の地域も学ぶべきではないか」と思い始めました。
    アジアの本を積極的に読むようにしています。
    最近『イスラームの歴史』を読みました。

    そして今回この本を読んであらためて思ったのですが、
    「ぴかぴか(新しい)絵画と音楽がヨーロッパ史を美化しているぴかぴか(新しい)」
    その効果はとてもとても大きいのですね。

    まして肖像画は、画家が本人に似せながらもせいいっぱい美しく仕上げているのが常識。
    後世に生きる私たちがヨーロッパの歴史に思いを馳せるのも無理からぬこと。

    ところでかねてから中野京子さんとエリザベス一世が似ていると思っていた私。
    しかしこの本で「エリザベスよりアン・ブーリンだわ」。

    アン・ブーリンはエリザベスの母
    ヘンリー八世は彼女と結婚したいがためにローマ教皇と決別、
    のちの聖公会の母体であるイングランド国教会を成立。
    でもアンは最後ロンドン塔で処刑されてしまうのです。
    こんな酷い話なのに、絵が綺麗なもので…。表紙もですが。

    さて王家について言えば、あとがきにさすがの中野京子さんが絶妙な分析をくださったので、ここだけ引用させてください。

    >オーストリア・ハプスブルク家は「婚姻外交によるアメーバ的領土拡大」
    スペイン・ハプスブルク家は「陽の沈まぬ国を打ち立てながら血族結婚くり返しの果てに断絶」
    ブルボン家は「華麗なる宮廷文化とそれが招いたフランス革命」
    ロマノフ家は「徹底した秘密主義と農奴制の反動によるロシア革命」
    今回のイギリス王家ですと「歴代女王時代がもたらした繁栄と君臨すれども統治せずの成功」といったところでしょうか。

    http://nagisa20080402.blog27.fc2.com/blog-entry-379.html

  • 「リチャード三世」以来の英国ブームなのでw
    ちょうどこちらの本も、リチャード三世の次のヘンリー七世のチューダー朝から現在に至るまで、絵画と絡めてご紹介。
    同じ名前ばっかりつけるなよぉぉ、となりつつも通しで把握できて分かりやすかったです。
    ちゃんと世界史勉強してないから、舞台や小説や映画の創作物から得た断片的な知識しかないんですが、こちらも絵画という創作物がメインテーマに掲げてあるおかげもあって頭に入ってきやすかった。
    いやー、王室ってえげつないね!

  • イギリス王家の時代を絵画と共に解説するという面白い試み。絵画の細かい部分まで解説されているので、今後絵画を鑑賞する時の参考になる。
    ただし、肝心の歴史の中身が薄いので、歴史書としてはさらっとした感じが拭えない。
    歴史書として読むというよりは、絵画の解説としての読み物として読むのには楽しい著書である。
    他のシリーズも読んでみたいと思う。

  • イギリス王室の三王朝、イングランド人によるテューダー家、スコットランド人によるスチュアート家、ドイツ人によるハノーヴァー家それぞれの歴史を絵画にからめてたどっている。登場する人物は、迫力あるすごいキャラクターばかり。
    イギリス王朝の歴史関係は、以前に英語の多読でジュブナイルされた英語圏の子ども向けの多読本を色々読んで、なんて面白い!と思いながらも、元々の知識の足らなさ、英語力、語彙力の足らなさでわからないところも多々。どうも世界史の知識が足らないと日ごろ思っていたので、大人の英国王室歴史絵本といった感じのこの本、面白く興味深く読めた。系図や年表が載っているところも助かった。他の「名画で読み解く」シリーズも読みたい。

  • ハプスブルグ家、ブルボン王朝に引き続き、血なまぐさい英国王家の歴史物語。イングランド人によるチューダー家、スコットランド人によるスチュアート家、ドイツ人によるハノーヴァー家。現在のウインザー家はハノーヴァー家の直系であり、名前を変えながら英国の王朝は続いている。

    個性豊かな君主たちを、中野節で描く。

  • 以前美術館で見た表紙絵に惹かれて手に取る。純粋に読み物としても面白い。イギリスの王室の血に塗れ、権力と性欲の血筋の申し子たち。ヘンリー、ジョージ、ヴィクトリア、エリザベス、メアリ…ヨーロッパ全土の近親婚の結果が遺伝病だったりもする。
    日本の飛鳥白鳳時代を彷彿とさせるな…近親婚、異母兄弟との権力争い、権謀術数、陰謀死。
    でも拷問はイギリスの方が凄いんじゃない?考えつきもしないくらいの酷いものがメニューとしてある。日本人で良かった(笑)

  • 絵画からみる英国史

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家・ドイツ文学者。北海道生まれ。2017年「怖い絵」展特別監修者。「怖い絵」シリーズ、「危険な世界史」シリーズ(すべて角川文庫)、『新怖い絵』『怖い絵のひみつ。「怖い絵」スペシャルブック』(ともにKADOKAWA)、『印象派で「近代」を読む』(NHK出版新書)、『中野京子と読み解く運命の絵』(文藝春秋)、 『欲望の名画』(文春新書)、「名画で読み解く12の物語」シリーズ(光文社新書)、『美貌のひと』(PHP新書)、『ARTGALLERY第5巻「ヌード」』(責任編集、集英社)など、著書多数。

「2019年 『もっと知りたい「怖い絵」展』 で使われていた紹介文から引用しています。」

名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)のその他の作品

中野京子の作品

名画で読み解く イギリス王家12の物語 (光文社新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする