小説の言葉尻をとらえてみた (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334043162

感想・レビュー・書評

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  • 言葉は生き物で、小説は時代を写す鏡。

    国語辞典編纂者の著書が小説、しかも最近の本の中から、移りゆく言葉の用例採集をいていく。後書きに曰く、『物語を楽しむための小説の中で「ことばを発見する」という楽しみ』が伝わってくる。

    よく「誤用」とされる語句があるが、著書は単に誤用と決めつけることなく、これは言葉の変化であると、古い小説や新聞などと併用して調べ、解説していく。作家の愛用句や斬新な表現が今後辞書に載っていく可能性など、考察の方向も様々。

    言葉好き、辞書好きならワクワクできると思う。

  • 著者が物語の世界に入っている設定が受け付けなかった。

  • 辞書の用例を採集しながら、小説の気になった言葉を掘り下げていく。小説の読み方としても、日本語解説としても、異色。面白かった。
    安易に「誤用」と言わないスタンスがいい。聞きなれない言葉が、実は昔よく使われていたり。何気ない言葉が、実は新しいものだったり。奥が深い。
    比較的新しい小説で、既読の作品が多いのもうれしかった。

  • 「小説の言葉尻をとらえてみた」は現代の小説十数作品から、現代的な使い方の単語を抜き出し、単語の成り立ちや歴史を紹介する本です。

  • ことばを観察することのおもしろさ 辞典編纂者の著書ならではの視点が良い 小説の物語世界の中に著者が入り込む、という形式が残念ながら合わなかった

  • 辞書編纂者による、「言葉探し」という視点からの、新しくて面白い「小説」の読み方。
    言語感覚を磨きたい人に、うってつけの方法。

  • 辞書編集者が小説の中から気になる言葉を拾う。この言葉は他でも使われているのか、いつの時代から使われているのか、この地方でこの言い方をするのかなど、言われなければ気にも止めずに流していることを深堀りしている本。面白かった!

  • 「ご苦労様でございました」は正しい使い方だったというのが一番の驚き。

    いや、確かに上司に向かって「お疲れ様です」の上位語法がないなぁと思ったけど、よくよく考えたら間違ってないよねぇ…と感心した。

    日本語もまだまだ知らないことだらけだ。

  • 小説を、小説の中で使われる言葉について、辞書的に、過去の用例的に、方言的に、色々な方面から考えながら読んでみた本。

    その視点は確かになかったなぁとふんふんと読んだ。


    余談だけど、本を読む時に手近に辞書を置いておきたい派なんだけど、出先では流石に出来ない悩みを抱えていたのだが、さくさくと辞書アプリを引いている著者を見て、そんな手が……となった。

  • 小説の中には辞書の専門家が気にする言葉がたくさんある。

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著者プロフィール

飯間浩明(いいま ひろあき)
1967年、香川県出身の日本語学者、辞書編纂者。『三省堂国語辞典』編集委員。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。代表作に『辞書を編む』があり、その他著作も国語辞典や日本語にまつわるものが多い。

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