炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 植物vs.ヒトの全人類史 (光文社新書)

著者 : 夏井睦
  • 光文社 (2017年10月17日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334043179

炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】 植物vs.ヒトの全人類史 (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2011年にはほとんど知られていなかった糖質制限、当初は反論もあったが2015年頃からは世の共通認識になった。人類の人口増に対して穀物が足りない時代になる。穀物からの独立を考えるべき時。

    糖質制限は知られるようになりましたが、穀物が足りない時代への危機感まではまだ、浸透していないと思います。

  • マクロビが食物連鎖を土台の論理にした食事哲学であるのにたいして、こちらは人類の進化を土台に食事哲学をまとめあげた書籍です。人間には冒険家
    DNAが2割の人に存在し(それがパレードの法則を生み出している?)その2割の人々が地球環境に応じて、生理学的に美味しいもの(甘いもの)を探していった結果、炭水化物とショ糖の文化が形成され、本来不必要なものをどんどん取り込む結果になったという考察。

    たしかに炭水化物を抜くと、次の日は調子がいいし、花粉症もましになる気がするのはなぜだろうw ボディラインと健康診断の値がよくなるように自分なりにアレンジしながらやっていきますw(2018.03.16読了)

  • 2017年10月中旬から2か月で7kg減量に成功した。
    その際に参考にした書籍であり、何を食べていいか、何を食べてはいけないか、が明記されている。

  • この本はタイトルにある通り「最終解答編」となっている通り、前作は私の読書記録によれば、2013年10月頃に読んだことになっています。今から四年程前、脂肪やカロリー過多が肥満の原因になると思っていた私は大いに衝撃を受けたことを記憶しています。特に私の大好きな、麺類・パン・果物に糖質が含まれていて、摂取制限リストに入っていたのは、その情報が正しいと頭では理解できたにも拘わらず大いにショックを受けました。

    それ以来、それらをキッパリと止めていれば、今頃スリムな体型に変身できたのかもしれませんが、相変わらず、パスタ・近所の美味しいパン屋さんのパン・月一で楽しみにしているフルーツは続けています。これらを続けるために私に課したことは、1)パスタ・蕎麦は食べるが、ラーメン・うどんや止める、特に習慣になっていた「締めラーメン」はやめました、2)ハイボール、ワイン、焼酎は続けるが、ビールは乾杯のみ、日本酒は特別な日本食を食べるときのみ、3)煎餅屋さんでの「煎餅」は食べるが、それ以外のスナック類は全てやめる、です。

    体重は週末、整骨院に通いながらテニスを続けているおかげで、増量を抑えています。こんな私が、先週本屋さんで、この本を見つけました。最終解答編、というタイトルに惹かれました。この本の特徴は、大きく二部構成になっていることです。

    前半では、前作の要点のおさらいと、前作での未解決問題、と筆者と定義している内容、後半が、私が最も興味を持って読みましたが、原始時代からの人類史を俯瞰して、なぜ人類が穀物を摂取するようになったのか、また、なぜ私たちの種が人類として繁殖することができたのか、とても興味ある内容でした。ただ、表現等、それをそのまま公開するのは個人的に躊躇する部分がありますので、その部分については、いつも行っている「気になったポイント」に書き出すのを省略しました。

    以下は気になったポイントです。

    ・糖質とは、炭水化物の一部であり、炭水化物のうちの食物繊維以外のものと定義されている、糖質としては、単糖(ブドウ糖、果糖、ガラクトース等)、オリゴ糖(二糖類:ショ糖=ブドウ糖+果糖、乳糖=ブドウ糖+ガラクトース、麦芽糖=ブドウ糖+ブドウ糖等および、三糖類)、多糖(デンプンなど)、糖アルコールがある。単糖および二糖類を、糖類と呼ぶ(p19)

    ・血糖値とは、血液中に溶け込んでいるブドウ糖の濃度のこと、問題なのは、どの炭水化物が血糖を上げるかである、高血糖状態が続くと、全身の血管内皮を傷つけて様々な障害を引き起こす(p21、22)

    ・制限すべきターゲットは、炭水化物全般ではなく、糖類(単糖:ブドウ糖、果糖、ガラクトース、および、二糖類:ショ糖=ブドウ糖+果糖、乳糖=ブドウ糖+ガラクトース、麦芽糖=ブドウ糖+ブドウ糖)と加熱デンプンのみ、食物繊維は大いに摂取すべき(p23)

    ・糖質制限の考え方として、三大栄養素のうち、たんぱく質と脂肪は、基本的に好きなだけ食べてよい。具体的には、肉類・魚類・脂質類(バター、ラード、オリーブオイルは摂取すべき、マーガリン・サラダ油・マヨネーズ等はダメ)(p25)

    ・野菜類(葉物野菜、ブロッコリー、大豆、もやし、キノコ全般、海藻類全般)は制限なし、果物類はアボガド、ナッツ(アーモンド、クルミ、ビスタチオ、ピーナッツ)は問題なし、蒸留酒(ウィスキー、ブランデー、ウオッカ、ラム、芋・米焼酎、白酒)フルボディの赤ワイン、辛口白ワインは制限なし(p28)

    ・穀物(コメ:白米、玄米、餅、あられ・お煎餅、小麦:パン、麺類、ピザ、餃子、お菓子、お好み焼き、たこ焼き、トウモロコシ、ソバ、野菜類:根菜類、玉ねぎ、トマト、芋は摂取を抑える、砂糖は絶対に避けるべき、お菓子全部・清涼飲料水、スポーツドリンク、栄養ドリンク全て)(p31)

    ・お酒で避けるべきなのは、ビール・日本酒・紹興酒・甘いカクテル、甘い白ワイン、フルボディ以外の赤ワイン、コメや芋から作った醸造酒は、100℃以下で沸騰させることでエチルアルコールのみを分離でき(糖質入りの水の沸点は100℃以上)糖質は含まれなくなるから、糖質が含まれない(p35)

    ・奈良時代の農民の食事は、非常に豊か、さまざまな種類の穀類、野菜・野草、多種類の獣肉(牛、馬、鹿、イノシシ)を食べていたので、一日一食でも十分であったが、仏教思想の普及、肉食禁止令のため、コメ・雑穀の比率が高まったので、江戸時代には一汁一菜(コメ、汁物、おかず1品と漬物)や、一汁二采となった(p53)

    ・人間が集団やグループを構成した場合、自然発生的に、2:6:2(上位二割:積極性、中位6割:平均的、下位二割:消極的)に分かれる。これはパレートの法則(8020の法則)から派生したものと言われている、中位6割はその時々の状況によって、上位グループ、下位グループの優勢な側につく(p58)

    ・血糖調節(降下)に関連するホルモンだけが、この原則から外れていて、バックアップシステムが存在ししない(p65)

    ・インスリンは確かに血糖を下げることはできるが、それは本来の機能ではない。その機能(中性脂肪に転換できる物質=ブドウ糖があれば、中性脂肪に転換して脂肪細胞に取り込ませる、を果たした結果、それに付随して血糖が低下する(=ブドウ糖が中性脂肪に変化する)ので、分泌から血糖が下がるまでに2時間のタイムラグがある、先史時代の人は、動物や植物を食べて血糖が上がることはなく、他の動物もそうであったため、血糖を下げるための専用ホルモンが不要であった(p67、70、72)

    ・ヒトは20世紀後半から多量の果糖を摂取している、それが果糖ブドウ糖液糖、トウモロコシ・芋のデンプンを酵素でブドウ糖に分解し、それに別の酵素を作用させるとブドウ糖と果糖の混合液ができる、果糖の割合が50-90%未満のものを、そう呼ぶ。50%未満を、ブドウ糖果糖液糖とよぶ(p83)

    ・一汁三菜はコメを食べるために工夫された食べ方である、食材には芋類や根菜類など、糖質を多く含むものが多用される上に、味付けの基本は、さしすせそ(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)である(p87)

    ・第二次世界大戦後、日本人男性の平均寿命は、1948年:55歳、1951年:60歳、1959年:65歳、1971年:70歳、1986年:75歳、2011年:80歳と延びてきている(p89)

    ・日本は和食を食べているから長寿国というのは、単なる疑似相関にすぎない、無関係なもの同士にあたかも関連があるように見せかけるトリック、日本には新幹線が走っているから長寿国、日本人は大人が電車でマンガを読んでいるから長寿国という結論も同じ(p91)

    ・1925年から36年間、990か所の町村を自らの足で歩いて訪れて調査した結果によると、1)食材はその土地でとれるものに限定、バラエティ乏しい、2)毎日同じ物をたべていて、料理法も乏しい、3)隣り合った村でも食事が異なっていることが多い、4)コメを食べる地域も食べない地域もある、5)コメを多食する村は短命村、野菜・海藻を多食する村は全て長寿村、6)食べる食べないは風習による(p92)

    ・日本人が和食の基本と思っている「一汁三菜」が全国に普及するのは、昭和50年以降である、本来は懐石料理の形式の一つで、多種類を並べる古い懐石料理を千利休がシンプル化したことに始まる(p93)

    ・テレビで見た料理を作ることはできなかったが、この状況を変えたのが、スーパーマーケットである、日本最初の本格的スーパーマーケットであるダイエー1号店が神戸市三宮にできたのが、1958年である(p99)

    ・脂肪を摂取しても太らない理由、食品中の脂肪は皮下脂肪にも内蔵脂肪にもならない、脂身たっぷりの豚バラ肉を食べても、オリーブ油を飲んでも、皮下脂肪にはならない。肥満とは、脂肪細胞の中に中性脂肪が増え、脂肪細胞が肥大することにより起こる現象、その蓄積を促すホルモンが「インスリン」である。これを促す糖質が肥満の唯一の原因である(p101)

    ・脂質と糖質の同時摂取をすると、糖質によるインスリン分泌、血中遊離脂肪酸濃度低下、腸管からの脂肪吸収が再開、インスリン作用で脂肪細胞に中性脂肪蓄積となり、肥満の原因となる(p102)

    ・私たちが食べた食物は、一部は活動のためのエネルギー源となるが、残りは、体を作るための材料となっていた。つまり機関車を走らせる石炭であるとともに、機関車補修材料でもあった、エネルギー源でもあるが、体を作る部品の供給源である(p106、107)

    ・2014年の自給率をカロリーベースで計算すると39%だが、生産額ベースでは64%、カロリーの低い穀物、野菜の生産量が多いほど自給率が小さくなる計算法である(p112)

    ・人口が増え始めるのは、狩猟採集・定住生活、に入ったことがきっかけであり、農耕生活になっていきなり人口が増えたわけではない(p115)

    ・最終氷期で予期せぬ出来事(トバ山大噴火、過去100万年で最大規模の巨大噴火)がおき、地球全体の平均気温を一気に3-6度低下させて、これば数年間以上続いた。その結果、生物相は驚くほど短期間に変化した。人は7年前に衣服を発明し、寒冷な気候に次第に順応していったが、それまでの主たる食料(昆虫、小動物:軟体動物、両生類、爬虫類)の激減に困った、そこで昆虫主体の採集生活から、哺乳類相手の狩猟生活へライフスタイルを変えざるを得なかった、なので、遊動から定住となった(p117)

    ・ヒトの新生児は体重3キロとほかの霊長類の新生児より格段に重く、新生児は先史時代のヒトが移動の際に持ち運ぶものとしては突出して重いものであった、また首は細くて筋力がないため頭を支えることができない。毛(獣毛)のないサルなので、体温が低下しやすく、特に新生児は体積に対する表面積の割合が大きく体温を失いやすく、母親が抱き続けて温める必要がある(p121)

    ・赤ん坊を腕に抱いて運ぶには、二足歩行が大前提となる、三キロの物体を上肢に抱いて、二足歩行で10キロ歩く能力のある母親がいたから、巨大な脳を持つヒトが絶滅しなかった、遊動生活と定住生活では、子供の育てやすさと安全さが全く異なる、移動生活に特有の新生児~乳児の死亡率の高さが定住生活によって解消されたので人口が増えた(p123)

    ・人口が増えた要因は、1)農耕開始により子供は育てる価値のある存在になった、2)ヤギの家畜化で、ヤギの乳で子育てできるようになり、複数の子供を同時に育てられるようになった、この過程で一夫一妻制が誕生した、農耕開始により、これは自分の子供及び育てている女で私が所有していると宣言する必要が生じた(p124)

    ・27億年前に、地球の中心核が内核と外核に分離して、地球全体が巨大な磁石として機能するようになると、磁力が太陽風を遮るバリアとなった、そのため、シアノバクテリアは海表面でも生存できるようになり、太陽光によりえたエネルギーにより分裂をはじめ、大量の酸素を排泄し始めた(p130)

    ・定住生活への移行は、遊動生活というリミッターを外し、農耕は、ヒト本来の食料で生きる、というリミッターを外した。産業革命は、自然界の生物から得られるエネルギーだけで生活する、リミッターを外し、近代・現代医学は、細菌・ウィルス、癌というリミッターの無効化に手を伸ばし、寿命というリミッターまで外そうとしている(p133)

    ・脳の進化計画書にある奇妙な指令は、1)古い部品・機能は絶対に取り外さない、2)新しい部品・機能を付け加える際、その部品や機能は常に「オン」の状態を保ち、「オフ」のスイッチはつけない(p140)

    ・海の誕生(熱放出の過程で、中心核とマントル・地殻に分かれ、熱放出が続いたことで水が分離)、海王星の移動(隕石群により多くの有機物が合成し海底に蓄積)、プレートテクトニクスの開始(アミノ酸等の有機物の生成、代謝系の誕生)がタイミングを合わせたかのように連続して起きたので、生命は誕生した(p144)

    ・10億年間、全く変化のなかった細菌は、メタン生成菌とαプロテオバクテリアの共生により、真核細胞という全く新しい生物に変身した、これは地球全歴史の中でただ一度しか起きなかった奇跡と考えられている、真核生物が誕生しなければ、そのあとの多細胞化もなかったことになる(p146、149)

    ・20億年前まで、酸素濃度は現在の100分の1程度であったので、この時点では多細胞化は不可能であった。27億年前にシアノバクテリアが暴走的に繁殖して光合成をして、大量の酸素を排泄して地球環境を激変させた。(p151)

    ・マルハナバチでは、受精卵からはメス、未受精卵からはオスが生まれる、ミツバチの受精卵からは、ほぼ同数のオスとメスが生まれるが、世話をするワーカーメスは、オスの幼虫だけ食べて、メスしか育たないように調節する(p167)

    ・ネアンデルタール人は、ホモ・ハビリス(ハンドアックスの発明者)の2倍以上の脳を持ちながら、ホモ・ハビリス以上の石器は作り出せなかった(p173)

    ・寒冷化によって動物が大型化したため、ヒトはそれまでの「採集」生活から、大型動物をターゲットとする、「狩猟」生活にライフスタイルを変えざるを得なかった、大型動物を倒すには多くの人手が必要となり、生活集団も大きくなっていった、そして4万五千年前、石器の3度目のフルモデルチェンジが行われる、15万年間同じ形を使い続けてきたホモサピエンスは、突如として新型石器(ナイフ、スクレイパー、ノミ、キリ、縫い針)を作り出した(p178)

    ・神経細胞は妊娠初期から活発に分裂して数を増やし、出生直前に140億個、脳重量は350グラムとなる、シナプスを増やして、ニューロンとシナプスをサポートする、グリア細胞が1000億個(神経細胞の10倍)、シナプスの数は500兆個となり、成人の脳は新生児の4倍(1.3キロ)となる、他の動物の脳と一線を画しているのは、1つ1つの神経細胞が1万個の神経細胞とシナプスをつくり、相互に情報のやり取りをする並列的演算処理が可能になったから(p181)

    ・恒温動物は内蔵や筋肉で熱を過剰に産出し、余分な熱を外部に放出することで体温を一定に保っている、この過剰な熱産生システムを維持するために基礎代謝の7割が失われている、そのためには大量の熱源を食料という形で常に取り込む必要が生じ、恒温動物は、同体重の変温動物の平均15倍近くの食料を摂取する(p196)

    ・自分たちの延長線上で先史時代人の行動を類推しがちだが、それが通用するのは5万年以降のみ、それ以前は全く異なる行動原理で日々を過ごしていた(p200)

    ・農耕民が収穫物を貯蔵するようになったのは、作物が過剰に採れたからではなく、いつ不作になるかわからないという不安から不作に備えて貯蔵せざるを得なかった(p208)

    ・ヒトの500万年史は食物の入手法で、3期に分けられる、1)500-5万年前の採集中心の生活、2)5-1万年前の狩猟中心生活、3)それ以降の農耕中心の生活(p211)

    ・アメリカでは、運動して低脂肪食を摂取するようになってから肥満者が増えた、運動で食欲が増して、高糖質・低脂肪食をより多く食べるようになったから(p214)

    ・糖質摂取をやめると汗をかかなくなる、生後6か月未満の乳児はほとんど寝汗をかかないが、離乳食(糖質メイン)が始まった途端に大量の寝汗をかくようになる。(p225)

    ・糖質、コカイン、ニコチン、アヘン、カフェイン、ヘロイン、モルヒネ(アヘンの成分)、覚せい剤(=エフェドリンは麻黄から抽出)は、依存症を起こす物質は全て直物由来の物質である、お酒も元来は穀物やブドウの糖質を発行させて作ったもので植物由来といえる、コカイン、ニコチン、アヘン、カフェイン、はアルカイド(窒素原子を含む塩基性有機物)を含み、動物に毒として作用する、理由は昆虫という捕食者が出現したから((p229)

    ・被子植物は、昆虫や鳥類による受粉の助けにより生息域を広げていった、これに対して大型草食恐竜は、裸子植物をターゲットに進化を遂げたので、裸子植物の分布域が狭まるにつれて次第に姿を消していった(p235)

    ・ピラミッド制作において、実際に働いていたのは奴隷ではなく一般庶民であった、労働報酬がビールであり、ビール飲みたさに毎日進んでピラミッド作りに参加した(p234)

    ・加熱デンプンとエチルアルコールだけが、早期から依存症患者を生み出せるのは、この2つは摂取が格段に容易であったから(p234)

    ・人が栽培しているもので摂取して身体にいいものは、わずか(豆類、葉物野菜、堅果類、キノコ類、海藻類)で、それ以外の圧倒的多数の栽培食物は、健康を損なうものである(p241)

    ・日本人男性の平均身長が、弥生時代に追いつくのは、じつに昭和30年代になってから。農耕開始により、人の身体状況は、低身長化・短命化・不健康化、である(p244)

    ・メソポタミア文明は、高度な文明を築いたが、地中海の偏西風が弱まったことで、水源地であるアナトリア高原に雨が降らなくなり凶作続き、レバノン杉の伐採により崩壊、エジプト文明は、ナイル川の水源地であるエチオピア高原がモンスーン降雨域からはずれて降雨不足により瓦解した(p250)

    ・糖質制限が普及すれば、歯周病と歯抜け病はこの世から消えて、歯科医のほとんどは失業する、ミュータンス菌は「虫歯菌」として忌み嫌われているが、彼らが歯周病等を発生させるのは、糖質摂取している場合のみ(p261)

    ・苦味(直物アルカロイドなどの毒の味)、酸味(腐敗した肉の味)は、避けるべき味と判断している、甘いものは食べていいものと判断している(p265)

    ・生物の生息環境としての地球の特徴は、「液体の水、気体の酸素」に要約できる、液体の水は、大気温が0-100℃の範囲にあればいいので、宇宙には液体の水を持つ惑星は少なくないと思われるが、気体の酸素は難しい、酸素を発生するシステムが休むことなく連続稼働している必要がある。初期の地球では、シアノバクテリアがその役割をしたが、数段階の変異を経て誕生したと考えられる、これがほかの惑星でも起こるとは考えにくい(p286)

    2018年2月25日作成

  • 自然界で血糖値が上がることは絶対にない。
    インスリンが血糖値を下げる効果を持つが主の目的ではなかった。
    糖質制限より生物学にページを割かれています。

  • 2013年に刊行された『炭水化物が人類を滅ぼす』の続編。前著を読んでおいたほうがオススメ。今作はサブタイトルが「植物vsヒト」となっているが、内容はそれだけに留まらず前著同様に幅広い。

  • 【真麻薬】
    少し著者の言い方が断定的ですが、いい感じです。

    わたし自身、チャーハン、ラーメン、パンなどが好物で、炭水化物を大量に摂取しているので恐ろしくなってきました。だんだん、ごはんやパンを食べていて問題ないのかと思えてきました。
    最近ではご飯やパンがあまりおいしく感じないような。。。

    しかし、ラーメンだけはやめられません。。。ラーメンは「うまい!」

  • あまり新しさはない

  • 炭水化物、つまり糖質についての意見は今までの本と言っていることは大体同じ。

    この本では人類史についてかなりのページを割いています。

    糖質についての考え方もこの5年位でずいぶん世の中に定着してきましたね。

    ただグルテンフリーと糖質制限の区別がついてない人が結構いる気がします。

  • 御自身の実践による結果のみならず,それらの結果がなぜもたらされるのかを科学的に説明するとともに,なぜそのように進化したのかを人類史を繙くことで論破する.納得の一冊.方法論は示されたので,後は,自分がどうしたいのかを自分で選択するだけである.

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