仕事選びのアートとサイエンス (光文社新書)

著者 :
制作 : 山口周 
  • 光文社
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感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334044039

感想・レビュー・書評

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  • オビの煽り文句「『好き』✖️『好き』で選んではいけない」というのはややミスリーディング。「好き」と「憧れ」を混同するな、「好き」による継続は才能を凌駕するが、「憧れ」では一旦環境が変わると潰しが効かないから、なるべく「好き」なものに出くわすセレンディピティを高めるよう動け、というのが著者の主張。シンプルだが良書。息子に是非読ませたい。

  • まさに、山口ワールド。
    冒頭からグイグイ引き込まれて、気が付けば読み終えていたような一冊です。
    「転職ノウハウ本がほとんど扱っていない、自分らしい幸せな職業人生を歩むための「考え方」や「習慣」を主に扱っている」(p.30)の記述からも伝わるように、読者の血(知)となり肉となるような考え方をしっかりと学ぶことができる一冊です。
    登場するエピソードや、引用されている文献なども実に的確で理解がますます深まります。
    出会えてよかったと思える一冊でした。
    現在のところ、今年一番インパクトのあった本となりました。
    付箋は、35枚付きました。

  • 盲目的に転職を善とし煽る転職ノウハウ本とは一線を画し、幸福な職業人生を歩むための仕事選び・仕事への向き合い方を考察した本書。
    冒頭から口絵であるカラヴァッチョ「聖マタイの召命」の考察から論を展開するあたりが著者らしさ全開といった具合でとても引き込まれた。
    個人的に本書の核は、「幸福になるためには、いかに自分らしくいられる選択をするか」だと感じた。
    人生で大きな選択となる仕事選び・転職についてあくまで中立的に、多くの示唆に富む内容の数々に、非常に学びの大きい一冊となった。
    以下、気になった内容の要約。

    ■増補改訂版にむけて
     〇「仕事選び」を困難にする三つの要因
      ①人工知能の台頭
      ②寿命の伸長と事業の短命化
      ③「VUCA」という問題

     〇本書の主張
      仕事選びを予定調和させることはできない
      自分をオープンに保ち、いろんなことを試し、しっくりくるものに落ち着くしかない

     〇「計画」に価値はない
      未来がここまで不確実な現在、特にキャリアにおいて計画にははっきり価値がない

     〇コナトゥスとエイドス
      ・コナトゥス=本来の自分らしい自分であろうとする力
      ・エイドス=自分の姿形や立場などの形相
      ⇒この世のあらゆるものの良し悪しは、世間一般の判断(エイドス)ではなく、その人のコナトゥスとの組み合わせによって決まる、というスピノザの主張


    ■はじめに
     〇天職探しの旅
      天職とは本来、自己を内省的に振り返ることで見出すものではなく、人生のあるときに思いもかけぬ形で他者から与えられるものではないか(口絵「聖マタイの召命」からの考察)
      ⇒キャリア形成のきっかけは80%が「偶然」というクランボルツの調査結果もあるように、そのような偶然をより良い形で招き寄せるための努力や習慣こそ「天職への転職」に最も必要な技術


    ■第一章 転職はなすべきか?なさざるべきか? 
     〇リスクテークは競争戦略的には有効
      リスク回避性向の高い日本だからこそ、積極的にリスクをとりにいく期待効用は大きい

     〇アノミー化を防ぐには
      労働力の流動性が過剰に高まった「転職社会」が成立した場合、各個人は組織や家庭への連帯感を失い、孤独感に苛まれながら社会をさまよう(=アノミー化)
      ⇒防止策:家族の復権、SNS、宗教


    ■第二章 従来のキャリア戦略の問題
     〇「好き」×「得意」なことを選べと言われても…
      ・好き…好きと憧れの混同
      ・得意…強みや能力は実際にその仕事について試行錯誤を経てみなければ結局はわからない
      ⇒そもそもの仕事内容が「好き」という場合、長期的に継続して努力できるため、やがて「得意」にもなる
      ⇒ある程度の奥行きを持った営みもまた、一定水準以上やり込んでみて初めて面白さが「見えてくる」ようになる傾向があるため、やはり3年程度の経験は必要

     〇ありたい姿に囚われるのは危険
      明確なゴールイメージを設定して強迫的にそれに囚われながら突っ走るというのは、「幸せな人生を歩む」という目的に視点を置いた場合、現在の自分が獲得している小さな幸せも含めて全否定する危険性を孕む

     〇キャリア・アンカー=個人が自らのキャリアを選択する際に、最も大切、あるいはどうしても犠牲にしたくない価値観や欲求
      ◎個人的な優先順位
       ①自律・独立
       ②生活様式(ワークライフバランス)
       ③保障・安定
       ④専門・職能別コンピタンス
       ⑤奉仕・社会貢献
       ⑥全般管理コンピタンス
       ⑦純粋な挑戦
       ⑧起業家的創造性
     
     〇仮面と実像
      自分の本性とは異なるパーソナリティを仕事上の要請であまりに長く厳しく実践していれば、本来の自分を見失いかねない(どこまでが仮面でどこまでが顔なのか)


    ■第三章 「いい偶然」を呼び込むには?
     〇クランボルツ自身が指摘した五つのポイント
      ①好奇心=自分の専門分野だけでなく、いろいろな分野に視野を広げ、関心を持つ
      ②粘り強さ=最初はうまくいかなくても粘り強く続けることで、偶然の出来事、出会いが起こり、新たな展開の可能性が増える
      ③柔軟性=状況は常に変化するため、一度決めたことでも状況に応じて柔軟に対応する
      ④楽観性=意に染まない異動や逆境なども、自分が成長する機会になるかもしれないとポジティブに捉える 
      ⑤リスクテーク=未知なことへのチャレンジには、失敗やうまくいかないことが起きるのは当たり前なので、積極的にリスクをとる

     〇「いい偶然」の構造
      ①「いい偶然」の起こし方=人脈の広さ×信用の深さ
       ウィーク・タイズ、即ち「親友未満、知人以上の同僚」があなたの仕事ぶりや姿勢等を知っているため、信用を醸成しやすく、仕事の縁結びになりやすい
       ⇒まず目の前の仕事を誠実にこなす、いま周りにいる人に誠実に対応する、自分らしく振舞う、何でもない毎日を丁寧に生きる
       ⇒結局いい縁はいい奴に集まる
      ②「いい偶然」をキャリアに結びつける方法=プロセッシングスキル×ストックスキル
       ・プロセッシングスキル=入力された情報を何らかの形で処理して出力する能力(論理的思考力等)
        ⇒これのみでは差別化や新しい価値を生み出すことはできないため、最低限の能力を獲得しておく
       ・ストックスキル=自分の中に蓄積された付加価値の源泉となる知識やノウハウ
        ⇒読書のポイント:
         1) 本当に面白がって読まないと脳に定着しないため積読を恐れず、いまこの瞬間に脳が最大効率で吸収できる本を常に選ぶ
         2) 自分自身を知るための絶好のリトマス試験紙であり、面白いかどうかという素直な感覚を信じる
         3) 眠い時に読んでも定着しないため読まない
         4) 定着効率が高く、濃く太い理解が促進されることから、関連分野を固め打ちして読む
         5) 3割程度のちゃんと読む本以外は、新しいところや本当に面白いと思うところだけをつまみ食いして読みながら、頭の中にある別の本との結びつきに基づいて整理・構造化を進める
         6) 読書は基本的に投資だと思って時間を投入しているため、読書量が十分の一になったとしても、読後のメモ作成は欠かさず投資対効果を確保する
         7) 他人が考えたことを鵜呑みにしているばかりだと物事を本質的に考える力が衰えるため要注意   
     

    ■第四章 「攻め」の転職と「逃げ」の転職
     〇攻めの転職=自分のやりたいこと、よりなりたい自分へ近づくための転職
      ①「得るものより失うもの」にフォーカス
       ⇒「失うもの」が当たり前の空気のような存在になっていて意識されにくく、費用対効果の費用面の検討が疎かになりがちなので、よくよく考えておく
      ②仕事のネイチャー
       1) 課題先行型=課題が先に与えられ、これを全力で解く
       2) 好奇心駆動=課題は自分で作り、内発的な動機に基づき駆動
       ⇒業務の質が大きく異なるため、両者間をまたぐ転職は要注意
      ③報酬は高ければいいか?
       ⇒高額な報酬という外発的な要因に駆動されることに慣れると、その後なかなか内発的な駆動力を維持できず沈没する可能性
       ⇒大事なのは、自己を駆動するための内発的動機付けを維持することなので、報酬と成果のバランスには要注意

     〇逃げの転職=自分にとって望ましくない、耐え難い状況から脱するための転職
      ①あと半年待てないか?
       ⇒逃げたくなるような辛い状況は時間を経ると「平均への回帰」によって自然に改善する可能性があるため、状況の振り子が今後改善側に振れる可能性が多少でもあるのなら、今の状況が悪いというだけで転職してはもったいない
       ⇒状況が悪いときは精神的にも肉体的にもエネルギーレベルが落ちているので、人生の舵を大きく切るようなことをするのはリスクが大きい
       ⇒もし半年待ち、現在の状況が改善して逃げを打つ必要がなくなる可能性があるなら、あまり頑張らずにやり過ごしてみる、つまり「何もしないでじっと待つ」というのも有効な戦略の一つ
      ②宙ぶらりんの状態に耐える
       ⇒非常に辛い、進退窮まった状態に陥ると、「窮鼠猫を噛む」ようなリスクの高い決断をしがちで、これが破滅を招くため、拙速な行動は避け、正確な情報を集めながらじっと機会を待て
      ③自由であるために不自由を受け入れる
       ⇒会社に依存しないで生きていけるような「自由さ」を獲得するためには、人生の一時期に逆に隷属的に仕事に支配されることで「自由に生きるための力」を獲得しておく必要がある
       ⇒一方、自由であることは耐え難い孤独と痛烈な責任を伴うため、この劇薬の扱いには相当の心の強靭さが必要

     〇三大幸福論の共通点:「世の中に確固とした価値を提供している、誰かの役に立っている、必要とされているという実感」が、精神の健康を保つためには必要


    ■第五章 転職後の心の変化への対処
     〇リアリティ・ショック=当初の期待や想定が打ち砕かれて戸惑うこと…対仕事と対組織
      ⇒雑用や小さな仕事の中に、先輩たちが活躍している仕事のエッセンスが隠されているため、一種の通過儀礼と考えるべき
      ⇒転職時にはリアリティ・ショックは必ず発生し、下降局面は長く続かない
      ⇒下降局面をできるだけ早く抜けるためのポイント
       ①自分を失わない範囲でオープンに!=まずは受け入れてみる
       ②「過去の美しい思い出」を忘れる=終わらせる、ケリをつける

  • ■ひとことで言うと?
     転職時には転職動機と失うものを十分意識せよ

    ■キーポイント
     ・コナトゥスとエイドス
      →コナトゥス:本来の自分らしい自分であろうとする力
      →エイドス:自分の姿形や立場などの形相
     ・人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない。 by アン・モロー・リンドバーグ
      →何が好きかはやってみないとわからない
     ・「好き」と「憧れ」
      →好き≠憧れ
      →自分は何になりたいのか? < 自分は何がやりたいのか?
     ・内発的動機と外発的動機
      →内発的動機:自分起因による動機(好奇心、使命感など)
      →外発的動機:外部起因による動機(報酬、ステータスなど)
       →その決定は本当に内発的動機によるものか?
     ・キャリア・アンカー
      →安定・バランス型、自律・挑戦型、管理型、奉仕型
     ・平均への回帰
      →状況は上昇と下降を繰り返す傾向にある
       →「耐える」も一つの戦略(あと半年待てないか?)
     ・自由とは?
      →自由には孤独と責任が伴う(自由のコスト)
      →自由のために一度不自由を受け入れる
     ・得るものと失うもの?
      →暗黙的に失うもの(社会的信用、保障、安心感など)も意識せよ
     ・課題先行型と好奇心駆動型
      →課題先行型:与えられた課題を解決する
      →好奇心駆動型:自ら課題を設定し行動する
       →求められるスキルがまったく異なることに注意
     ・エモーショナル・サイクル・カーブ
      →転職後の心は上昇局面と下降局面を経験する
       →「仕事に対するリアリティ・ショック」と「組織に対するリアリティ・ショック」
       →過去の成功体験と決別し、今を受け入れる

  • 種本は高橋俊介氏の著作だと思う。この本から入った方は高橋俊介氏の著作も読んでみてほしい。

  • 転職についての本であるけれど、転職以外にも応用できるような深い内容が多くがとても勉強になった。
    冒頭に書いてある言葉「重要なのは著書が『何を言っているか』よりも『どのように考えたか』という点です」 が示すように、内容を鵜呑みにして暗記するのではなく、なぜそのように考えるか深く考察することが重要で、この本からはさまざまな学びがあった。

    その中で一つ心に残ったことをここに記録しておく。
    「ロジカルシンキングは大事だけれど、適切な状況下でロジカルシンキングを捨てることがコアに求められる」
    全て言語化してロジカルに考えがちであるが、それにこだわりすぎるとうまくいかないこも多い。
    職業柄職場での悩み相談を聞くことが多く、職員同士のいざこざの仲裁をすることがあるが、大抵の場合はコミュニケーションエラー、特に言語化にこだわる人が言語化しきれない内容または人に対してイライラしているケースが多い。
    ある程度相手の意図を汲んで溜飲を下げることも必要。かといって、何でもかんでも我慢すれば言い訳ではなく、絶妙なバランスでロジカルシンキングとそうでない場合とを切り替えることが大事なのだろう。

  •  楠木建先生との対談「仕事ができるとはどういうことか」が面白かったので、借りてみた。予想通り面白かったし、共感できた。


     仕事選びを予定調和させることはできない。
     自分をオープンに保ち、いろんなことを試し、しっくりくるものに落ち着くしかない。

     スタンフォード大学の教育学・心理学の教授であるジョン・クランボルツは米国のビジネスマン数百人を対象に調査を行い、キャリア形成のきっかけは、80%が「偶然」であるということを明らかにしました。

     リスクをとらずにぶどうの房がもがれるのをただ眺めていた人たちは、後になって、「あのぶどうはきっと酸っぱいに違いない」と話し合って自分を慰めたりします。
     こういった人たちが囚われる羨望と嫉妬と劣等感が複雑に入り混じった感情を、デンマークの思想家セーレン・キルケゴールはルサンチマンと名付けました。
     ニーチェは著書の中で、ルサンチマンを持つ人々は非常に受身で自ら変化を主導しない(できない)ため、「他人と同じである」ことに最大の価値を見出す、つまり他人と同じであることを「道徳的」と見なすようになると述べています。

     例えば、筆者の生業であるマネジメント・コンサルティングという仕事について考察してみると、世間一般的にはロジカル・シンキングの能力が大変重要と見なされています。
     確かにロジカル・シンキングの能力はもちろん必要なのですが、それは必要条件のごく一部に過ぎず、コアに求められるのは、適切な状況下でロジカル・シンキングを捨てられるということなのです。コンサルティング業界で活躍している人は、このバランス感覚が絶妙なんですね。

     さらに重ねて指摘すれば、職種のタイトルではなく、そもそもの仕事内容が「好き」という場合、長い期間にわたって継続的に努力できる、という強みがあります。これがなぜ強みになるかというと、長期的な努力は才能を帳消しにするからです。

     それでは、キャリア形成につながるような「いい偶然」を引き起こすためにはどのような要件が求められるでしょうか?
     …五つのポイントを挙げてみましょう。
    ・好奇心=自分の専門分野だけでなく、いろいろな分野に視野を広げ、関心を持つことでキャリアの機会が増える
    ・粘り強さ=最初はうまくいかなくても粘り強く続けることで、偶然の出来事、出会いが起こり、新たな展開の可能性が増える
    ・柔軟性=状況は常に変化する。一度決めたことでも状況に応じて柔軟に対応することでチャンスを掴むことができる
    ・楽観性=意に染まない異動や逆境なども、自分が成長する機会になるかもしれないとポジティブに捉えることでキャリアを広げられる
    ・リスクテーク=未知なことへのチャレンジには、失敗やうまくいかないことが起きるのは当たり前。積極的にリスクをとることでチャンスを得られる

     私は、この基礎的な戦闘力を「プロセッシング」と「ストック」の二つに分けて考える必要があると思っています。
     プロセッシングとは「入力された情報を何らかの形で処理して出力する能力」を、ストックとは「自分の中に蓄積された付加価値の源泉となる知識やノウハウ」を意味しています。例えば、典型的にはロジカル・シンキングが前者に当たり、経営のケース・スタディに関する知識は後者に当たります。

     訓練を積まなければ楽器を自由に操ることはできない。一方で、訓練を積めば積むほど不自由性をも同時に獲得せざるを得ない、というパラドックスが存在するのです。
     これと同じことがビジネスの領域にも言えます。会社に依存しないで生きていけるような「自由さ」を獲得するためには、人生の一時期に逆に隷属的に仕事に支配されることで、「自由に生きるための力」を獲得しておく必要があります。
     私の経験で言えば、それは間違いなく20~30代の前半の時期です。この時期にどれほど密度の濃い職業人生を送れるかで、それ以後、どれくらいの自由度を持ちうるかが変わってくると思います。

  • 仕事選び、ということで転職に絡んだ話が中心となっているが、読んでいて分かるな、と思うことが多かった。特にいい人であることを否定しなかったり、逃げの転職もある程度認めている点は理由も含めて同意できた。
    転職を現時点で考えていなくても、これからの時代を見据えてどのように動けば良いか、そのヒントを知るのに良いのではないかと、感じた。

  • クランボルツ教授「キャリア形成の「80%は偶然」というのはとてもしっくりくるし、そのセレンディピティに出会うために、努力を重ねていきたい
    巷のキャリア本のように、「専門性を身につけろ」と安易に示すのではなくて、自分が何をしたいのか、何をするのが幸せなのかを問いかけてくる良著

  • 仕事選び、転職に新たな視点をもらえる本。
    著者のようなハイキャリアでは1mmもないのだけれど、考え方の面で参考になるところがたくさんあり、たくさんメモしました。
    ところどころに挟まれている偉人たちの名言がいい。

    特に、広告とかによって転職というとキャリアアップ、収入アップというイメージが多いが、何を失うかを考える、というのはなるほどな、と思いました。
    転職したからって絶対いい環境、いい収入につながるとは限らない。慣れた業務や築いた関係性を失うことでもある。

    プラスだけでなく、マイナスも考慮した上でどうしたらいいのか、自分がどうしたいのか、考えて行く必要がある。

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著者プロフィール

1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻、同大学院文学研究科美学美術史学修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、コーン・フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発等に従事した後に独立。現在は「人文科学と経営科学の交差点で知的成果を生み出す」をテーマに、独立研究者、著作家、パブリックスピーカーとして活動。現在、株式会社ライプニッツ代表、世界経済フォーラムGlobal Future Councilメンバーなどの他、複数企業の社外取締役、戦略・組織アドバイザーを務める。

「2023年 『新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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