洋画家の美術史 (光文社新書)

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334045173

感想・レビュー・書評

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  • 三岸好太郎美術館へ行った後、日本の画壇について知りたくなって読書。
    著書の造詣の深さは無論のこと(なんでも鑑定団にもずっと出演されてたとか)著書蔵として紹介されている作品も多く、作品を購入したい!という気持ちが各所に滲み出ており、アートを愛し、購入する人とはこういう気持ちなのだなぁと、本編と別のところでも勉強になる一冊。

    全編とても勉強になるだけでなく単純に面白く、画家の人生についてもっと知りたくなる。でもきっとこの人の文章だからこんなに興味をそそられるんだろうな〜!

  • 2023.01.27 日本の洋画家の厳選解説本。ユニークな画家が日本もたくさんいることがわかる。

  • p.2021/4/10

  • #flier

  • 【印象に残った話】
    ・日本の近代洋画は、油絵として描かれていても、モチーフは極めて日本的な、いわば「鑑賞できるオムライス」のようなものだ
    ・近代洋画は以下の4つの時代に分けられる
     ・黎明期:西洋を見よう見まねで吸収した
     ・和製洋画の時代:より成熟していった
     ・昭和モダンの時代:西洋と日本の個性がぶつかり合って爆発
     ・日本フォーヴィスムの時代:独自の進化を遂げた
    ・それぞれの画家は他の画家たちからさまざまな影響を受け、独自の作風を生み出している
    【アクションプラン】
    ・以下の影響度合の三岸節子の作品を見て、彼女の作品の他の画家たちからの影響を鑑賞する
     ・菅野圭介40%、ジョルジュ・ブラック30%、ピエール・ボナール20%、三岸好太郎10%

  • 面白い。こんくらいの温度感が良いのと、著者所蔵作品を見れるのも楽しい。

  • もうちょと、絵をふやして

  • 東2法経図・6F開架:B1/10/1109/K

  • 西洋画家にくらべ、あまり知られていなかった洋画家にスポットを当てていて興味深い。以前に見た絵はこの画家の作品だったのか!と気づくものもあり、別の画家では同じモチーフを描き続けて模索した先にあるものなど垣間見られ、面白かった。

  • <目次>
    はじめに
    第1章  憬れの「舶来洋画」がやってきた
    第2章  成熟する「和製洋画」革命
    第3章  ニッポン独自の「昭和モダン」
    第4章  進化する「日本的フォーヴィスム」

    <内容>
    アートディレクターによる近現代の日本洋画家16人の紹介書。いわゆる美術史的な紹介ではなく、著者自らの思いがたくさん詰まった本である。一人当たり10ページ前後。高橋由一から三岸節子まで。最後にその洋画家が、影響を受けたであろう人物を円グラフで表示しているのが斬新。

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著者プロフィール

1971年生まれ。荻窪「6次元」店主。テレビディレクターとして骨董の鑑定番組やNHK Woridの日本の伝統文化を紹介する番組を担当。美術や骨董、文芸、本、メディア等に精通し、様々なイベントを開催。著書に「人が集まる『つなぎ場』のつくり方」「さんぽで感じる村上春樹」「パラレルキャリア」「金継ぎ手帖 はじめての繕い」「猫思考」「世界の本屋さんめぐり」「チャートで読み解く美術史入門」他。

「2020年 『モチーフで読み解く美術史入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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