- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334045685
感想・レビュー・書評
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美術はその国の歴史を紐解く鍵だ。
色使い、人や動物、物の配置など、その時代の特色がそこで判然とする。
また、政治や宗教を暗示させる美術は、後世に長く語り継がれ現在まで人々に影響を与えている。
今まで風景として見ていた絵を、描かれた時代や登場人物の表情や目線を読み解けば、作者が何を伝えたかったのかが分かる。
「マタイ問題」が不思議だった。全く知らない所から読み始めたものの、意味が分かってくると面白い。目を凝らす楽しさ。真実を追い求め、全てを知りたくなる探究心。
『最後の晩餐』でもそうだ、犯人などが明示されていない、または居るかすら分からない状態から読み解く研究者達の目は、子ども時代の好奇心に満ちた目だったろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
記録
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短いエッセイのため、全体的に得るものが少ない。前著が良かったから、期待値が高過ぎたのかもしれない。
・日本人カトリック画家・長谷川路可の存在を知れたのが大きかった。
・ヨブ記をめぐるクシュナーの記述に怒る著者の気持ちをないがしろにしてはいけない。神も悲しむとは、何事か。祈りとは奇跡を求める気持ちだ、と。
・『夜と霧』『それでも人生にイエスと言う』 -
ただ軽く読もうと思って読んだが、美術作品に関することだけでなく歴史や宗教感についても深く触れられており大変考えさせられよかった。
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背ラベル:702-ミ-2
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死ぬ時に見たいと思える絵に出会いたいなとおまう
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美術館に絵が飾れることの功罪とか、
ナチスが認めていたほうの絵とか、
あいちトリエンナーレや長崎の話しとか、
色んな視点があって勉強になりました。
旅行とかで知らない土地に行ったら、
その土地の美術館に行く、というのは
マネしたいと思いました。
…事情が許すならば笑 -
東2法経図・6F開架:B1/10/1161/K