なぜ中学受験するのか? (光文社新書)

  • 光文社
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感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334045739

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:B1/10/1166/K

  •  中学受験に向き合った子どもを持つひとりとして、時にそれは目先のことへ目先のことへと視線が集まり視点が集中してしまうものである。あらためてその目的は何なのか、もう少し早いところで本書を読んでおきたかった、そのような一冊である。
     いろいろなことがある。けれども最後、入学試験の会場に入っていくのは受験する本人だけではないか。誰の力も頼れない、自分自身だけが頼りというその瞬間を迎える。そこへ至る時間をどのようなものに作りだしていくのか、あらためてそのことを考えたのである。

  • 中学受験に臨む親の心がけを考えさせる一冊

  • スポーツを頑張れば褒められるけど、受験では褒められない。
    同じ頑張りなのだから、褒める量は一緒。
    親も3年間頑張ったのなら褒められるべき。

  • ・有用性     ★★★★★
    ・具体性     ★★★★★
    ・分かりやすさ  ★★★★★
    ・オリジナリティ ★★★★
    ・テンポ/構成  ★★★★★

  • ますます少子化が進む社会で受験文化はなくならないのだろうか?多くの人間が働かなくても生きていける時代になるとして、受験産業は継続するのだろうか?今後の社会を支える人間を育成するのであれば、受験よりも課外活動の方が大事ではないか?中学受験ブームに一石を投じる論者はいないのだろうか?そんなことしても意味ないんじゃないですか?と言える人はいないのだろうか?かといって、現代の親として、ブームを横目に中学受験を回避する勇気は持てない。

    子どものときにクリアしなければならない関門みたいなものがあり、中学受験はその1つだと思っていた。その関門を通過しなかった人、あるいは、中学受験して大学付属に入学し、そのまま大学に進学したので大学受験をスキップした人、つまり、どこかで「さぼった」人は、結局、社会人になってから苦労しているという印象がある。本来であれば超えられたはずの壁を越えられず、得られたであろうチャンスを逃し、する必要のない苦労をしているように私からは見える。それは不幸というほどひどいものでもないし、何気なく通り過ぎてしまうことであり、人生に多大な影響を与えるものないかもしれないが、そういう人をそばで見ていると我が子には同じ想いはさせたくないと思ってしまう。
    一方で、中学受験で御三家に入学し、大学受験を経て難関大学を卒業している人は、良い悪いの議論は別としても独特の魅力を携えているように見える。それが本書でいう「ハビトゥス」なのかもしれない。

    私が子どもに中学受験させたいのは、ブームに乗っているだけなのかもしれない。けれど、少なくとも3年間はある大事な中学受験期を無為にゲーム漬け、動画漬け、漫画漬け、遊びほうけさせるのではなく、私がそうであったようにそろばん・習字・水泳・ピアノの方針なき習い事漬けにするのではなく、目標に向かって真剣に取り組み、挫折や失敗や苦難を乗り越える経験をさせたい。
    ブームに乗っているということを自覚しつつ、ハビトゥスを意識した志望校を探し、子どもにはその学校をそれとなく目指すように洗脳し、中学受験を駆け抜けていきたいと気持ちを新たにした1冊。
    どうやって洗脳するのか?それが問題だ・・・

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著者プロフィール

教育ジャーナリスト。1973年、東京都生まれ。麻布中学・高校出身で、東京外国語大学中退、上智大学英語学科卒。中高の教員免許をもち、小学校での教員経験もある。リクルートで雑誌編集に携わり独立後、独自の取材による教育関連の記事を、全国紙から女性誌にいたるまで幅広い媒体に寄稿。テレビやラジオにもレギュラー出演中で、講演も多数。著書は『新・男子校という選択』『新・女子校という選択』『中学受験という選択』(いずれも日経プレミアシリーズ)、『名門校とは何か?』(朝日新書)、『ルポ塾歴社会』(幻冬舎新書)など60冊以上。

「2021年 『超進学校トップ10名物対決』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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