コミュ力は「副詞」で決まる (光文社新書)

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  • 光文社 (2023年4月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784334046606

みんなの感想まとめ

言葉の使い方が人間関係に与える影響を深く探求する一冊で、副詞の重要性に気づかされる内容が魅力です。多様な副詞の効果や分類について、特に「心に響く副詞」や「混乱を起こしやすい副詞」など、普段無意識に使っ...

感想・レビュー・書評

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  • 「副詞」の分類種類とオノマトべ含めたその効果など「そんな意味・効果もあるのか」と驚く。中でも興味深かったのは「心に響く副詞」「混乱を起こしやすい副詞」「よく考えるとおかしい副詞」など気が付かないで利用していた事を知らしめた。政治家が使う頻繁に使う副詞も面白い。(一部抜粋)また、日本語の学習が難しいのは多くのオノマトべが多いことだ、ということも。(日本語、韓国語、ベトナム語には多いが、中国語は少ない)
    「心に響く副詞」:うるっとした、とにかく
    「混乱を起こしやすい副詞」:ぜんぜん、いわば、つつがなく、安易に
    「よく考えるとおかしい副詞」:一律に、身軽に、容赦無く、躊躇なく
    「政治家が用いる副詞」:速やかに、早急に、大胆に、慎重に、段階的に、厳重に、着実に

  • ●なぜ気になったか
    副詞、確かにコミュニケーションをする上で結構使うし、使われることで理解が進む。どのような種類の副詞があり、相手にどのような影響を与えるのか学び直したい

    ●読了感想
    副詞の分類、使い分け、具体例などについてボリュームたっぷりに書かれていて、副詞についてじっくり学ぶには最適な1冊。逆に、わかりやすい懇切丁寧な説明がくどくも感じられる面もある

    #コミュ力は「副詞」で決まる
    #石黒圭
    23/4/19出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き

    https://amzn.to/3otFfBy

  • 石黒圭著『コミュ力は「副詞」で決まる(光文社新書 ; 1253)』(光文社)
    2023.4発行

    2025.8.26読了
     日本語の副詞は、必ずしも英語のように動詞を修飾しているわけではなく、形容詞を修飾したり、何を修飾しているのか明らかでなかったりする。そのため、副詞は「品詞のゴミ箱」などと言われ、低く見られがちだが、実は副詞には話し手の気持ちを伝えるという重要な役割がある。
     副詞には話し手の先入観が反映されるので、適切に使えば気持ちを効果的に伝えられる反面、失敗すると取り返しのつかない事態を招いてしまう。どの副詞を選ぶかによって、話し手の背後にある人間性や話し手が隠していたかったはずの本音まで聞き手に伝わってしまうことがあるからだ。副詞の適切な使い方を学べば、気持ちを効果的に伝えられるようになり、共感が生まれ、相互理解が進むことが期待できる。
     そんな副詞には、
    1.描写性:出来事をリアルに写し取る
    2.程度性:物事の捉え方に物差しを当てる
    3.予告性:内容を先回りして表現する
    4.評価性:事態に話し手の評価を込める
    5.期待性:自らの基準とのズレを語る
    という5つの性質がある。
     また、副詞を整理すると、
    1.様態の副詞「ゆっくり」「まっすぐ」
    2.結果の副詞「おいしく」「きれいに」
    3.程度の副詞「かなり」「やや」「多少」
    4.数量の副詞「すべて」「たくさん」「半分」
    5.頻度の副詞「よく」「ときどき」「たまに」
    6.時間の副詞「かつて」「もう」「しばらく」
    7.呼応の副詞「ぜんぜん」「いったい」「まるで」
    8.評価の副詞「幸運にも」「残念ながら」
    9.認定の副詞「たしかに」「やっぱり」
    10.限定の副詞「とくに」「おもに」
    11.発話の副詞「正直」「ぶっちゃけ」
    という11種類に分類することができる。
     副詞に注目することで、自分の感情のニュアンスをより正確に伝えられたり、相手の感情により正確にコミットしたりすることができるのだ。

    https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I032743907

  • タイトル通りの話を結論だけ知りたい場合は、ウェブ上に筆者のインタビュー記事があるのでそれを読めば済む(「ちゃんと」「しっかり」をビジネスで使っちゃダメですか? 副詞の使いこなし方を専門家に聞いた - ミーツキャリアbyマイナビ転職)。

    では本書を読み通して得られる魅力は何かと言うと、「副詞」という門外漢には曖昧模糊に感じる品詞を定義付けし、印象が言語化されていくその過程の気持ち良さにある。特に序中盤は教科書的で、副詞にまつわる入門として読みやすい。続く章では、副詞を使って誤解なく他者とコミュニケーションする上での留意点についてさまざまな観点から述べられる。日本語の語順(SOV)では最後まで聞かなければ話の中身が伝わらないことが多いが、副詞を的確に使うことでその弱点を補うことができるのは面白い。

  • 「コミュ力は「副詞」で決まる」とのタイトルだったので、コミュニケーションにおける副詞の使い分けなどが学べるかと思い本書を手に取った。もちろん副詞の使い分けについては詳述されていたのだが、内容としては「現代副詞使用法大別」とでも言うような、文法的な類型に基づいた解説が主たる内容。2023年の著作であり、筆者もそれほどのご年齢ではなく身近な事例も取り上げてくれているのだが、どうにもアカデミック過ぎて自分には難解だった。

  • タイトルに惹かれて読んでみました。

    思ったより学術的な話が多かったけれども、言い換えの例文はおもしろかったし、ためになりそうかな。
    あと、邦楽の歌詞でよくでてくるオノマトペランキングが面白かった。1位は意外だったけど納得。
    数ある副詞の中から、しっくりくる言葉を選択するセンスが欲しい。

  • ちょっとタイトルに騙された感があるけど、まぁいっか。

    副詞は生の自分をそこはかとなく表してしまうある意味コワイものだと言うことがわかった。言葉を磨こうと思ったら、どんな副詞を使えば自分の気持ちのニュアンスを伝えられるか、そのところを面倒くさがらず日々考えていくことが大事。

  • 【配架場所】 図・2F総合教育院おすすめ文庫 
    【請求記号】 815.6||IS
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/472295

  • 日本語の副詞は英語のように「動詞を修飾する」
    というような定義はないらしいです。

    「わざわざすいません」の「わざわざ」なども
    「すみません」を修飾しているわけではないで
    すが、話しての配慮を表している副詞である、
    とこの本では位置付けています。

    このような「一言添える」ことによって、聞き
    手の印象がガラリと変わる副詞は沢山あります。

    まさに人間関係の潤滑油的な働きも持つし、逆
    に不快にさせてしまう用法もあります。

    大事な副詞を学ことができる一冊です。

  • 2024/10/14 読了
    #読書記録 #rv読書記録

    言葉遣いや表現の向上のの為に読んでみた。副詞について冒頭はよくよく整理されていて面白かったけど、後半あまり盛り上がらなかった印象。個人的にもう少し深堀した話を期待してた分、尻すぼみに感じてしまった。とはいえいずれまた読み返してもいいかなと思える一冊

  • 配慮表現の「ひとえに」「さぞ」などは、自分で思いつかない場合がある。
    社会人として必要不可欠な配慮の副詞表現がまとまっている本書は便利。
    この他に、政治家がよく使う副詞表現と真意の解説も興味深いし、こうした表現を使う立場の人には有効である(大胆に、毅然と、丁寧に、謙虚に耳を傾ける、など)。

  • 藤井聡太「せっかく神様がいるのなら一局、お手合わせを願いたいなと思います」(p.295)
    https://youtu.be/HTrayReXuJU?si=o0qD4UDTdCdEsAF5

    ◆「スタンスの副詞」(p.296)・・・姿勢だけ見せて、やるかどうかについてはぼかす副詞:「速やかに」「早急に」「大胆に」「慎重に」「段階的に」「毅然と」「極めて」「厳重に」「着実に」

    ◆「ポーズの副詞」(p.299-300)・・・政治家が自らの失言や失策を取り繕うために使う副詞。自分に瑕疵があったにもかかわらず、何も変わろうとしないという態度:「丁寧に」「重く」「しっかりと」「謙虚に」「真摯に」

  • 何か期待してたのと違った。よくわからんかった。

  • 話し手の気持ちを伝える方法。
    副詞を分類しながら使い方を解説。
    状態副詞の意味の三角形は納得するし、意識したい使い方。
    どのようにをオノマトペで表すこともあるなと。
    専ら徒に徐に予め奇しくも忽ち俄かに漸く。
    漢字で聞くとなかなか使われない発見があった。

  • そこかしこにぶっ込んでくる例文やエピソードにくすりとさせられる

  • 副詞???正直、そんなに意識せずに使っていたし、
    大事だとも思ってなかった。
    だからこそ、面白かった。
    時代とともに使い方もかわっていたり、文例によって
    こんなに伝わり方が変わるんだ!と驚いたり。
    まだまだ勉強不足だなと思った。

    歌詞に多く使われる副詞・・・
    歌詞に多いということは、詩にも小説にも、漫画にも映画にも、
    アニメにもドラマにも多い。副詞は一人ひとりの気持ちを繊細に
    伝える働きを持つ品詞であり、おおげさではなく、日本の大衆文化を支える
    品詞なのです。
    との一文に非常に納得し、ぜひとも使い分けの名手になりたいものだと
    想いながら、読み進めた。

    特に読み手に配慮を示す副詞の20、
    わざわざ、せっかく、さすが、あいにく、本当に、たいへん
    誠に、深く、厚く、謹んで、心から、重ねて、あらためて
    どうぞ、どうか、くれぐれも、なにとぞ、ひとえに、おかげで、さぞ
    この副詞はぜひともつかいこなしたい。

    手紙を書くことの多い私の仕事、
    きっと役立つことと思う。
    今後も美しい日本語が使えるようになりたい。

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著者プロフィール

石黒 圭(いしぐろ・けい):国立国語研究所・総合研究大学院大学教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。 1969年大阪府生まれ。神奈川県出身。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。主な著書に『文章は接続詞で決まる』(光文社新書)、『この1冊できちんと書ける!【新版】論文・レポートの基本』(日本実業出版社)、『よくわかる文章表現の技術Ⅰ~Ⅴ』(明治書院)、『ていねいな文章大全――日本語の「伝わらない」を解決する108のヒント』(ダイヤモンド社)、『言語学者も知らない謎な日本語――研究者の父、大学生の娘に若者言葉を学ぶ』(教育評論社、石黒愛との共著)などがある。

「2025年 『読み手に届く 文章技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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