人生余熱あり (カッパ・ホームス)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334051679

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  • 20年ぶりの再読。

    完全燃焼を求めて、生きた男たちのルポルタージュ。

    「こたつで居眠りしていた猫がサバンナを疾走する獅子に変わった」かのように、海外で、あるいは僻地で活躍する男たちに城山三郎が密着。

    現在、超高齢社会といわれているが、城山氏はすでに、1989年刊行の本書で、「老いをもてあまし、老いにもてあそばれるのではなく、老いを手玉に取る生き方はないか」と、問いかける。

    そして、老後の生き方について、提言する。
     1.世の中から引っ込まず、つとめて世の中との接点を多く持つ
     2.つとめて人間に対する興味や好奇心を持つこと
     3.老いの意識を持たぬこと
     4.惰性で生きず、常に自分を新しくする生き方をすること
    参考にしたい。

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著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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