日本人の魂―あの世を観る (カッパ・ホームス)

著者 :
  • 光文社
3.25
  • (0)
  • (2)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334051914

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 死の向こうになにがあるのか?
    キリスト教では天国て地獄 仏教では極楽と地獄
    では仏教以前のあの世はどう考えられていたのか?
    アイヌの人たちは、どうであるか?
    そんなことについて、たくさんの例や取材記録も織り交ぜながら、分かりやすくかかれています。

  • 日本人の死生観について、縄文時代の葬儀や土偶にまつわる話から、神道と仏教の役割などを通して説明されている。

    日本人の死後観にはもともと天国や地獄はない。亡くなった人は、やがてまた生まれてくる。この世とさかさまになるあの世で不自由しないように、この世の最後の葬式のときに、ものごとをさかさまにしてあげるというしきたりなど、ああ、そういうことだったのかと興味深い内容が多い。

    新書サイズなので、情報がサラっと解説されているだけの印象はある。

  • 「近代哲学は死の概念を欠いている」と著者は言う。日本には中国とも韓国とも異なる死の概念があり、それを縄文の遺跡や現在もわずかに残る風習の中に見る。死んだ人の霊、というと、なぜか胡散臭く感じるが、しかしながら近代科学の底の浅さでは到底検証しきれない日本人の世界観というものは今も残っている。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

梅原 猛
哲学者。『隠された十字架』『水底の歌』で、それぞれ毎日出版文化賞、大佛次郎賞を受賞。縄文時代から近代までを視野に収め、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する〈梅原日本学〉を確立の後、能を研究。

「2016年 『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

梅原猛の作品

ツイートする