- Amazon.co.jp ・本 (755ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334073169
感想・レビュー・書評
-
内容(「MARC」データベースより)
あなたは愛を全うできるか。そして、あなたは撃てるか。人の心が抱える深い闇を重厚に、そして狂おしいまでに切なく描き、新たな倫理を世に問う、花村万月の芥川賞受賞後第一作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み応えがあった。それぞれの場面で色濃い描写があり、内容に引き込まれた。博奕の場面は凄かった。想像できない展開が多く、人それぞれにも愛嬌があり、あっという間に読んでしまった。これはもう一度読んでみたい。
-
青年誌のヤクザ漫画に文学性足したような感じ。
執拗な性描写とかミスリードは不要としか思えず、人物の行動があまりに私の範疇から外れていて、イマイチ乗り切れなかった。 -
ずっと主人公を嫌な奴だなと思って読んでた。しかし最後のシーンでホッとしたと言うか、印象がガラッと変わった。成長なんだろな……。所々出てくる長いうんちく話に少しうんざりするが、面白くて夢中になれた。
-
僕の一番好きなほんです。読んで二回泣きました。悲しいからではなく、主人公とおなじような意気地なさ、歯痒さを若い自分に感じたのだと思います。
-
イチかゼロか。ただ、それだけのこと。なのに、深い。
エンタメ内容だが、結構色々なことを考えちゃう。グロい描写も沢山。でも、それ以上に面白い。面白ければいいのだよっ! -
初めてちゃんと読んだ花村萬月。
あまりの分厚さに読破できるか心配でしたが、頑張ってよみました。
まさに「頑張って」読んだ作品。
作風は知ってましたけど、殺しの描写がリアルだし、容赦なく死んでくし、
最後も救われない。衝撃度では5点かもしれませんが・・
私はダメでした。。 -
1000頁を超す大作。
ゆったりとした時の流れが心を締め付ける。
相変わらずのアウトローな人物が描かれているが。
果たして真っ当な人物とは。
相変わらずの花村節の哀愁が味わえる。