猫探偵・正太郎の冒険〈1〉猫は密室でジャンプする (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 134
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334074500

感想・レビュー・書評

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  • 1とあったので読んでみたら前作があるらしい。
    それから読んだほうが良かったのかも。

    推理小説家の同居人のおとぼけぶりと正太郎くんの活躍が義太郎と三毛猫に重なるんだけど、こちらは正太郎視線で描かれる。
    けっこう理屈っぽくて人間味あふれる正太郎くん。イヌのサスケやご近所の猫のコミュニティーが楽しい。
    そして正太郎サイドだけでなく、全くの第三者から正太郎たちをみる視点でのお話が挟まれている。
    それがまた切ないやら物悲しいやら。
    不倫女性になにか恨みが?
    決して賛成はしないけどあまりにも悲しい展開に暗い気持ちになる。
    女性への視線が手厳しい。
    私もクリスマス大好きだけど独りでクリスマスキャロル観るのもしみじみして良いもんだよ。
    心に逃げ道を用意しておくのって大事だね。
    とにかく正太郎くんの同居人のおとぼけに救われたー。
    それにしても、あとがきに解説、長くない?

  • 猫が探偵としながらも、人間以上の名推理発揮でもなく解決に持っていくのが上手い。
    さらに1冊の作品として、正太郎(猫)視点の話とほぼ登場しない話との配置が絶妙。
    ただ、登場する女性がバブル世代丸出しで、ついていけないところもアリ。


    「愛するSへの鎮魂歌」
    「正太郎とグルメな午後の事件」
    「光る爪」
    「正太郎と花柄死紋の冒険」
    「ジングルベル」
    「正太郎と田舎の事件」

  • この作家さんは、こういうテイストの小説も書くのだ と知った1冊。
    201505 完読

  • 40まで独りならペット飼おうかな。。

  • 最初の思い込み男の話が怖かった。日を置いて3回ほど読んだのに毎度怖かった。

  • 正太郎と同居人・ひとみさんの珍道中。
    パワフルで生意気で人情味篤くて、オカシミのある彼らの物語は、読んでいるだけで微笑ましくなる。
    私は断然犬派なんですが、猫も良いですね。
    もちろん浅間寺のおじさま&サスケも出てきます。

  • 実はこの本の背表紙タイトルが前々から気になってました。「猫探偵ってなに?」と。
    某小説みたく探偵っぽい猫がいるのか。名字が猫っていう探偵がいるのか。って、ぶっちゃけ猫ひろしが探偵?とか(笑)
    答えは「猫が、探偵」。この正太郎シリーズは猫が主人公の、れっきとした猫探偵。お腹と前足がちょっと白い以外は真っ黒の毛並みの雄猫で、同居人(飼い主)でミステリ作家の桜川ひとみと共に、琵琶湖近辺のマンションに在住。文字は読めないけれど、人間語はすべて理解して、時に人間よりも鋭い推理をしている猫探偵。でも描写されるしぐさや習性なんかは猫そのままなので、ぼろぼろのセーターに潜りこんだりゴロゴロしてたり…考え方はなーんかハードボイルドなのにね…v 今回読んで、しっかり癒されまくり正太郎のFANになりました私です。
    長篇も何冊か出てるみたいですが、この本は短編集なので試しに読むにはちょうど良い感じです。
    構成としては、正太郎視点・一人称で進む3話(ひとみちゃんの京都庶民グルメ紀行での『正太郎とグルメな午後の事件』、撲殺された猫のダイイングメッセージ『正太郎と花柄死紋の冒険』、田舎で起こった蔵博物館密室事件『正太郎と田舎の事件』)と、人間視点で進む3話(じりじりと忍び寄るストーカー『愛するsへの鎮魂歌』、不倫に傷ついた悲しい女『光る爪』、毎年クリスマスの相手を探し続ける女『ジングルベル』)が交互に掲載されていて、タッチの違う作風で決して読者を飽きさせない仕上がり。この著者の作品は初めて読みますが、うまいな…と唸らせてくれます。
    これなら絶対、長篇も面白いに違いない!と確信。

    長篇は「ゆきの山荘の惨劇」と「消える密室の殺人」かな?この本が刊行された時点での記載なので、その後まだまだ発表されていそうです。この「冒険」シリーズも②③と出てるようだし。
    とりあえず、猫好きでミステリ好きな方!読んで損はないですよ!

  • 再読。猫探偵正太郎シリーズ第3弾。短編集。
    猫視線のユーモアミステリより、正太郎と飼い主が中心ではないサスペンスのほうが面白い。

  • 寝る前に読むのに丁度いい塩梅の本。
    短編で、主人公は猫というとこで軽く見がちだけど、割りとしっかりした推理小説。

  • 猫探偵正太郎シリーズ第3弾。全2作と違って、短編集です。正太郎の目線のストーリーと、人間目線のストーリーが交互にあって目線の違いを比べながら読めるのが面白いです。

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著者プロフィール

1959年東京都生まれ。青山学院大学卒。1995年『RIKO――女神の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー。本格ミステリー、サスペンス、伝奇小説、ファンタジーなど多彩な作風と旺盛な執筆力には定評がある。2013年『激流』(徳間文庫)がベストセラーとなり、NHK「ドラマ10」にてドラマ化された。

「2018年 『象牙色の眠り 京都洛東連続死の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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