網にかかった悪夢 (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 32
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334074937

感想・レビュー・書評

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  • “先生は眼を細め、白い歯を見せた。飛び切り素敵な笑顔だった。
    (きっとあれが、本格的な恋の始まりだったんだろうな)
    心の中でそうつぶやく。相手が三歳年上だけれど、そんな恋愛は世間にいくらでもある。好きで好きでたまらないのだから、仕方がなかった。
    (ぼくはまだまだ子供だけど、でも……)[P.46]

    最後の展開が楽しかった。

    “「ところで、一つきいてもいいか」
    「はい、どうぞ」
    「いつ、おれの正体に気づいたんだ」
    「そうねえ。最初はやっぱり、ウサちゃんの名前を聞いた時よ。ただ『ナオ』というだけなら、偶然の一致ということもあり得るけど……敦己君はウサギが『自分で名乗った』と言った。それを聞いて、もしかして、と思った」
    「まったく、あのガキ!よけいなこと言いやがって」
    おれは大隈敦己の頭を二、三度、殴りつけてやった。
    「乱暴はまねはよしなさいよ」
    「大きなお世話だ」”[P.190]

  • 予想が当たってもそれ以上の驚きがあって面白かった。シリーズなの?

  • よっしゃ、このネタは読めたっ! ……と思ったものの完全に甘かった~。「影の探偵」が誰かということもさながら、一番の大トリック(?)にもかなり驚愕。
    このシリーズ、続くみたいね。かなりの異色シリーズになるかも。今まで「探偵」やってた根津愛が助手だしね……。

  • こうと言って気持ちのよいシーンが無い小説。それでいて、嫌になるほど不快感を覚えるでもなく。
    『現れる美形探偵』が誰かと言うのが最大の見せ場だった気がしますが、正直、そのキャラクターもどうでもいい。

  • 影の探偵シリーズの第一弾。
    前回読んだ「ベートスンの鐘楼」で不明な部分が色々と消化されました。
    登場人物の説明本のような感じです。
    二冊しかシリーズ読んでいませんが、お子様にはお奨めしにくい内容ではあります。

  • 根津愛

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著者プロフィール

一九五七年福島市生まれ。九四年『化身』で第五回鮎川哲也賞を受賞。トリッキーな本格ミステリを基調としながら、サイコサスペンス、ユーモアミステリ、人情ミステリと幅広く活躍。主な作品に『七週間の闇』『六月六日生まれの天使』『十一月に死んだ悪魔』、『三題噺示現流幽霊』(神田紅梅亭寄席物帳シリーズ)など。

「2018年 『高座のホームズ 昭和稲荷町らくご探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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