ラミア虐殺 (カッパ・ノベルス)

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著者 : 飛鳥部勝則
  • 光文社 (2003年10月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334075422

ラミア虐殺 (カッパ・ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 問題作とは聞いていたが…
    閉ざされた雪の山荘もの。ベタな本格ミステリではない。わかりやすい伏線「これはわかったぞwww」なんて自信満々だって自分が恥ずかしい。斜め上の方向から、仕掛けてくるとは…
    絶対に本格ミステリの入門書ではない。呆れられては困る。ただ、やっていることは絶対に評価されるべきである(NO NOでもそんなこと言ってたような…)
    1日で読める気軽な一冊。登場人物のクセに耐えられる(笑)のならば、異端な本格ミステリとして、必読といっていい。語るに語れないのが本作の特徴…

  • とにかく「すごい」としか言えない。良くも悪くも破格、「背徳の本格(インモラルパズラー)」というのは言い得て妙である。まず冒頭からして異色、さらにいわゆる「雪山の山荘モノ」のベタな構図に対して登場人物たちの言動はあまりに異常で、本格の本格たるガジェットを備えながらも随所に違和感や異常さを常に配置している。最大の見所であり最大の趣向に関してはネタバレなしでは全く触れることができないが賛否両論の要素ではあるだろう。しかし一方でその部分が構成美に欠かせないようにも思えるため、個人的には良いのではと思う。

  • 一部で「黒と愛」との関連が言われていますが、どちらも独立した物語なので、どちらから入っても問題はありません。
    言われてみれば「あ〜確かに」といった程度でしょう。
    物語の導入は、狙われているという女性に同行を頼まれ、雪の山荘に向かった探偵は、そこで殺人事件に巻き込まれ。という至って普通のミステリです。
    本作が他のミステリと一線を画している点は、事件の中で登場人物たちがとる行動とラストの異様な世界でしょう。
    前者は、何人か狂気に触れ、自分が殺られる前に皆殺しを計画する点で、ミステリとしては
    何とも身も蓋もない気がするのですが、これがあのラストにつながってくると思うと納得です。
    後者は、飛鳥部勝則の後期作品、「堕天使拷問刑」や「黒と愛」などに触れていると序盤から想像のつく展開ですが、やはりインパクトは凄い。
    これがミステリ部分と乖離しすぎている気もしますが、まあご愛嬌ということで。
    ミステリとしての評価になるとやっぱり★3くらいが妥当なのかな。

  •  「黒と愛」の後に読めとは言われていたが間が空きすぎてどう繋がりがあるのか分からなかった。まさか繋がりって怪物のことだけなのか? この人はミステリが書けるから書いてるけど書きたいのは別のジャンルって人? 
     人間が一番怖いって陳腐なオチじゃないだろうなみたいな話を作中でキャラクター同士がしていたけど、全体のオチがそれだったから唖然とした。伏線の張り方が「這いよれ!ニャル子さん」みたいだった。
     異形の論理とバカミスの中間の動機、横取りされる復讐と便乗という構図が面白かったので文句はないが「黒と愛」ほど感動はない。

  • 結局、薬は出回ってるって話なのかな。あと異能力がなくてもいいかも。

  • 吹雪の山荘連続殺人。でも普通の「犯人探し」とは一風異なっている。何と表現するべきか……ホラーミステリ、か? 半分くらいまで読めば見当はつくだろうけれど、登場人物ほとんど○○。おいおい、そんなのありか? ただしその部分は推理にほとんど関わってこないので、これはこれで良いのかも。純然たる論理を求めるような作品じゃないしね。
    結論。個人的にはかなり好き。でも普通の「吹雪の山荘連続殺人:犯人は誰だ?」的な興味で読むとあっさり肩透かし。ホラー・異形好きにはお薦めかな。

  • 昔の自分のHNに関連して買ってみた本。
    サスペンスぽくて読んでいてまあ面白かったけれど、結末がいきなりファンタジー?
    どうしてだ。ラストで一気に脱力。

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