- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334075446
感想・レビュー・書評
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ドラマ化に先立って『地下室の処刑』所収の本書は読んだはず。
はずなのに、記憶が怪しい。再読する。
『不在の証明』、門田泰明を意識したようなアクション小説家は記憶にあった。後は記憶に無い。初読のように楽しく読めた。タイトルの意味が深い。
『地下室の処刑』、ドラマ版でも視ているのに記憶がおぼろだ。なお、ドラマでは森下刑事ではなくアリスが拉致されていた。
『比類のない神々しいような瞬間』、第一のダイイング・メッセージがアレを指しているのは記憶にあった。第二のダイイング・メッセージは記憶に無かった。作中、『Xの悲劇』について言及される。Xの犯人もダイイング・メッセージの意味も憶えている。中学生の時に読んでいて……。
表題作。スーパーはくとが出てきたのは記憶にある。後は犯人も動機もトリックも忘れている。同じ話を二度味わえるのは記憶力の減退のおかげ様々。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
彼の著作は初めて。綾辻行人さんの本のあとがきをこの方が書かれていて、興味を持った!
アリスと火村先生のやりとりや人物の丁寧な心理的描写がよかった。犯人候補の登場人物が少ないからある程度犯人が誰かは予想がついてしまうけど、それに至るまでの丁寧な文章がいい。
「白い兎が逃げる」では本物の(当時の)時刻表を使用したとのこと。いつも思うけど推理小説ってどこから話を組み立てるんだろう。
あとがきの作者の文章に謙虚さが出てて好きになった。 -
双子も掴めない犯行動機もダイイングメッセージも時刻表のトリックも、ミステリを読んでいたら必ず出くわす"ありがちなもの"なのに、本作品は一味違いました。こうかな?と思うところはあっても最後まで読めないのが有栖川有栖先生なのですね。本来なら一から読むのが筋ですが、たまたま手に取ったのがこの一冊で良かったです。本当に面白かった!火村先生が唇に人差し指を当てると、ついページを遡ってしまいます。
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短編集。
C0293 -
特に1つのテーマに絞られた短編集というわけでなく、アリバイ崩し、意外な動機…など、様々なテーマを集めたもの。
表題作は中編くらいの長さ。
2話目の「地下室の処刑」にシャングリラ十字軍が出て来て、前にどっかで聞いたことあるなぁ…て思ってたら、『暗い宿』に収録されてる「異形の客」で登場してた。
「比類のない神々しいような瞬間」と「白い兎が逃げる」は、アリス以外の視点もあるんだけれど、そのおかげで、他の登場人物の内面が普段より描写されてて、不気味さが増してたな。 -
シリーズを追って読んでいる本。
比類のない神々しいような瞬間が面白かった。
あと、兎にどこまで被してくるのかも面白かった。 -
ドラマより前に読んだことがあるはずだけど、ところどころ忘れてた。
地下室の処刑は、アリスが事件に関わる分ドラマの方が面白かった。皆ささいな動機で罪を犯すなぁ。やっぱりこのシリーズは安心して読める! -
【図書館本】表題作が一番好きかな。その話が一番火村とアリスの絡み多かったし。キャラ読みしてしまう側としては萌えたし、悶えた。 アリバイ崩しとかトリックとか、相変わらずちゃんと筋通ってるし、解説もきちんとしてくれてるから、推理できなくても納得できるし楽しめる。……このシリーズに限らず、この作者さんの作品好きだな。 ただ……上下二段構成が苦手なので、そこがなぁ……。
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図書館で。シャングリラ十字軍の「地下室の処刑」が面白かった!ドラマも次回放送はこの作品です。楽しみ♪
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火村もの、短編。