龍臥亭幻想 下 (カッパノベルス)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334075842

感想・レビュー・書評

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  • 石岡が黒住を留めるシーン、(石岡のエピソードはどんなだったか覚えていないけど)感動した。

  • 2022.11.22 図書館

  • 分からないことあるので分かる方教えてほしいです…!

    菊川を殺した森孝さんの面当が割れたとき見えた「白目をむいた日照の顔」っていうのは、櫂さんの生首なのか?高熱で意識無くしかけて白目なった本物の日照さんの顔?櫂さんの生首だったら、鎧の中に入ってる日照さんはどこから顔だしてたの?

  • 島田荘司氏の作品を読むのは初めて。

    前作を読んでなくても特に問題なく読めた。
    上下巻合わせて約600ページがあっという間。
    色々詰め込まれてて楽しく読めた。

    犯人の根性が凄過ぎ。頑張り過ぎ。

  • 再読。迷宮入りか!?と思わせつつ迎えた意外な結末。
    時を経て、激情が切々と伝わってくるこの結末でよかった。

  • 御手洗と吉敷の共演!という事で御手洗さん帰って来る-!?と期待してしまった。残念。
    龍臥亭事件では御手洗さんからの独り立ち。そして今回は「異邦の騎士」事件の自分からの立ち直りの物語だったのかな。
    でも御手洗さんとの電話で相変わらずオタオタしてる石岡君。
    …変わってないし!笑

    タイトルの「龍臥亭幻想」。
    まさしく「森孝魔王」という幻想の生み出した事件、という感じでした。
    トリック云々は二の次。
    でもちゃんと最後に「幻想」で終わらず「現実」で終わらせる島田先生はすごいです。霧が晴れる感じというのはこういうものなのだろうな、と思いました。
    最近読んだ御手洗シリーズの中では一番面白かった。
    直球本格が好きな人には苦手な感じになるのかもしれませんが。

    でも結局、都井睦雄の描いたという油絵はなんだったんだろう…。

  • 御手洗と吉敷刑事のクロスオーバー。しまった、吉敷シリーズも読んでおけばよかった。御手洗と電話で話した里美の感激具合が可愛かったです。
    下巻の石岡君もまるで御手洗が乗り移ったかのような働きぶり。本当に石岡君は強くなったなぁ。また「異邦の騎士」を読み返したくなりました。
    実際あのトリックを実行するのはまず無理だろう…とは思うのですが、数々の偶然が重なって奇跡が起こった、まさに幻想的な事件でした。

  • 異邦の騎士再び。20年前の痛手からようやく立ち直りかけていた石岡の、本当の立ち直りにつながったのでしょうか。御手洗との関わりについて思います。

  • 10年3月6日開始
    10年3月6日読了

     島田荘司は学生時代に読みふけった作家の一人。「占星術殺人事件」に衝撃を受け、当時出ていた作品はほぼ読破。「アトポス」を大学からの帰りの本屋で出ているのを発見し、かなり高かったけど迷いもせず購入したっけ。

     今でも好きな作家の一人であることは間違いない。この作品も出た当初すぐ購入したしね。御手洗シリーズと吉敷シリーズの接点となった「龍臥亭事件」の登場人物が再び登場。「龍臥亭事件」の内容は覚えていなくても問題はなかった。内容は悪くないと思う。でも、あのようなトリックというかあの方法が実際に可能かどうかと思ってしまって高評価を上げることは出来ない。

  • 御手洗と吉敷の共演!? ……でも実は双方ともチョイ役(笑)。
    「龍臥亭事件」のような位置づけの作品だけれど、前作よりも謎が派手。解決も派手。全部派手。前作が前置きだったんじゃないか、とすら思ってしまった。
    正直なところ、こんなもん論理的解明は無理だろっ! まあタイトルに「幻想」とつくくらいだから、幻想テイストの曖昧解釈でもいいか……などと不届きなことを思いつつ読んでいた私が、読了後考えを改めたことは言うまでもなく。まさかこんなにきっちり解決してしまうとはなあ。怪奇的雰囲気に振り回されっぱなしでした。お見事。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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