蛇王再臨 アルスラーン戦記13 (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 860
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334076771

作品紹介・あらすじ

魔将軍・イルテリシュが捕らえた青年・ジャライル。彼はチュルク国王からアルスラーン暗殺の密命を受けていた。チュルクの内情を知ったイルテリシュは新たな野望を思い立つ。一方、ヒルメスは客将軍としてミスル国を掌握するも、ナバタイ王国侵攻の報を受ける。急遽、出兵するヒルメスだが…。王都へ向かう女騎士・エステルの一行が雨のため足止めされた町に、魔軍が襲来する!だが窮地に現れたのはパルス精鋭軍であった!そこには軍師・ナルサスの恐るべき策謀が…。ついに十六翼将が並び立ち、大いなる恐怖が再臨する、瞠目の書下ろし最新作、第13弾。

感想・レビュー・書評

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  • ついに16翼将が揃った!
    やはりルシタニア人だと思ってたんだよね〜
    とまあ誰でもわかるか
    伏線ぽい話はたくさんあったもんね

    で遂に揃ったと思ったら…

    さあ蛇王再臨でこのあとは本格的な戦いになるんだろうけどそこに諸国の王たちがヒルメスがどう絡んでくるのかな

  • 2008年発行、光文社のカッパ・ノベルス。さてここで最大の敵役が復活? しかし敵方も比較的詳細に描写されるのはなんか違うような気がする。もちろんそのようなやり方もあるのだろうとは思うのですが、それとやっぱり国際政治はちょっと比率が高いような気がします。

  • 第13巻は、有力なキャラクターが二名も無くなって、いよいよ物語のクライマックスに向けた流れを感じさせる。

    一番悲しいのは、何気にアルスラーン戦記一のヒロイン?のエステルが不良の事故で脚に傷を負い、壊疽になって無くなってしまうこと。今際の際にアルスラーンと会えたのが唯一の福音だったろう。そして、同行したドン・リカルドが、パラフーダとしてアルスラーンに仕え、アルスラーンの十六翼将の最後の一人となる。

    十六翼将になったのも束の間、ザラーヴァントが魔物に成り果てた従兄弟に情けをかけたために殺されてしまう。

    この巻の最大の見どころは、ナルサスのペシャワール空城の計。これはパルス側の戦線を縮小して戦力集中を図るとともに、戦略要衝のペシャワールを餌として、シンドゥラ、チュルク、魔族のど真ん中に投げ出して共倒れしてもらおうという策。策自体がダイナミックだが、断絶感を感じていた人間界の戦いと魔族との戦いを一本の糸に纏めていく仕掛けとしてとても鮮やか。

  • 前巻をいったい何年前に読んだのか、全く思い出せず、それでも読んでみた。何となくそんなこともあったなあ、こんな人もいたような、っていっているうちに死んでしまったり。やはり、続き物は続けて読みましょう。

  • ついにザッハーク降臨した・・・
    しかしエステルの死にかたとアルスラーンの態度・・・悲しすぎて泣くかと思った

  • [墨田区図書館]

    なんと懐かしい!
    図書館で銀英伝の特集コーナーを見つけ、久しぶりに懐かしいと思い読もうと思ったが、、、、"黎明伝"などよくわからない副題?副シリーズ?にどの順に読めばいいのかがよく分からず調べてから読み直そうと断念。

    でもそのきっかけで、昔懐かし小中時代に読み漁った田中芳樹シリーズのうち、まずはアルスラーン戦記から読み直そうと読み始めてみた。

    このシリーズは昔読んだ「角川文庫」シリーズと異なる、光文社発刊による「カッパ・ノベルス」シリーズで、既刊の10巻を2巻づつまとめたもの。とりあえず昔のワクワク感を味わいたくて何も考えずに第一部の終わる8巻あたりまで読み進んだが、11巻から2巻編成でなくなるらしい。

    なので実際に11巻から手にしたのは山田章博さんによる「光文社文庫」シリーズだったが、本来の天野喜孝さんとは異なるものの、まだ丹野忍さんによる「カッパ・ノベルス」シリーズの方が自分の感じていた世界観に近いので、こちらも読了として載せておこう。

  • 20210217 再々読
    覚書
    第一章 地上と地獄
    第二章 北の混乱、南の危機
    第三章 雨の訪問者
    第四章 悩み多き王者たち
    第五章 蛇王再臨

    最初のカラーカバーイラストを見てさえいれば
    この13巻目から読めばOKってわかったはず…私
    ナルサスの某台詞、何気にまた伏線はってた気が。
    でもこの作家さん、伏線拾い忘れるから気にせず参ろうw

  • タイトルだけはたぶん、30年前くらいによこくされてたはず。正直、実際に読める日が来るのを、半分諦めてた。

    まあ、タイトルどおり、この巻で、ラスボス登場という感じ。対するパルス軍も十六翼将も揃い踏み。。。したけども。。。

    いよいよ物語もクライマックスか。

  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    この巻の感想を一言で書けば「蛇王再臨」というサブタイトルに行き着く、今までにジリジリと解放されつつあった蛇王が遂に復活してしまった。次巻からは再臨した蛇王ザッハークとの対決になるのだろうか。
    一方で悲しい別れもあった。アルスラーンの運命はなぜ、こうも悲劇的なのかと思わずにはいられなかった。
    それに十六翼将が揃ったのに、あんなことになるとは
    ラジェンドラの存在が癒やしだと言った。編集者の気持ちもよくわかるような気がする。

  • アルスラーン戦記13巻。物語も佳境に入り、悲しい別れが続く。エステルはともかく、まさか16翼将がこんなに早く欠けるとは辛すぎる。
    ここ最近なりを潜めていた?ナルサスの謀略も冴え渡り、周辺国を巻き込んで、遂に復活したザッハークとの戦いが始まる。これ以上誰も欠けないと良いのだが…。そして、こうなると、ラジェンドラがオアシスである。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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