Anniversary50 (アニバーサリーごじゅう) (カッパ・ノベルス)

  • 光文社
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本棚登録 : 257
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334076900

感想・レビュー・書評

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  • カッパノベルスの50周年を記念して作られたアンソロジー。
    とにかくメンバーが豪華。
    そして、「50」というくくりでミステリーを書いてるのが面白い。
    「50」の使い方が作家さんそれぞれで個性が出ていたように思う。
    ちなみに、おれのお目当ては道尾さんで、期待を裏切らない面白さでした。
    こういう企画は作風も変わるし色んな作家さんに出会えて好きです。

  • ≪内容覚書≫
    50周年記念祝いの特別本。
    9人の作家が「50」をテーマに執筆。

    豪華な顔触れでお得な一冊。
    新しい作家との出逢える。

    ≪感想≫
    ○綾辻氏
    他でも書いている深泥丘奇談の一話。
    この深泥丘シリーズ自体が、???となるシリーズなので、
    案の定???となった。
    とりあえず、発音も表記もできない生き物の形態を想像して、ゾッとした。
    それ以上に、そんなゾッとする生き物を、
    50個にも切り分けた犯人の度胸に感動した。
    私には無理。

    ○有栖川氏
    火村先生シリーズで一話。
    50=金婚式に持って行ったロマンチックな話。
    こんな夫婦になりたいものだ。
    推理物としては、短編&「50」の縛りで、ちょっと物足りない。

    ○大沢氏
    じつは初読み。
    後半登場する刑事さんは、他シリーズの登場人物か?
    ドラゴンに関しては、うさんくせぇ、と思ったが、やはりうさんくさかった。
    あまりのうさんくささに、読んでて、なんだかむずむずした。
    これは、うっかり使われる人間の思慮の浅さが恐ろしい作品。

    ○島田氏
    おお、久々の御手洗さん。
    話相手は、誰、だ??石岡くんではなさそうだ。
    社会問題を取り上げるのがうまい島田さんならではの作品だと思った。
    障害者に優しくないのは、日本だけじゃないらしい。

    ○田中氏
    この、真相が、はっきり、わからない、もやもや感…!!
    こういうのは、あんまり好きじゃない。
    人と人は、疑いだしたら、きりがない。
    イギリス国内には、アヘンとかないのかと思っていたら、
    やっぱりあったんだ、と歴史的方向に興味が向いた。
    そして、幽霊は信じないのに、幽霊話が好きなイギリスは、
    すてきな国だと思った。

    ○道尾氏
    この人も、初めて触れる作家さん。
    ワンダと戦うキュウリー夫人を想像して、にやにやしてしまった。
    こんな豪快なばあちゃんになれたら、人生、さぞ楽しいだろう。

    ○宮部氏
    個人的な好みもあるんだろうが、やはり一番おもしろかった。
    この短さでも、きちんとホロリとさせてくれるところが憎い。
    宮部さんが描く江戸の男は、みんなかっこよく見える。
    政吉兄さんの様子をもっと知りたかった。

    ○森村氏
    偶然か必然か。
    金をすられた兄ちゃんがどう生活していくのか気になった。
    路上生活者にも階級意識があるのが興味深かった。
    人間てのは、どこまでいっても、そんなんばかりか。

    ○横山氏
    なるほど、そういうことか、と予想外の展開。
    この短さでうまく騙せてもらえた。
    50は、正直、無理やり…かな、と思わなくもないが。


    豪華な顔ぶれに満足。
    これを機に作家さんの範囲を広げられた1冊。

  • 図書館より。
    豪華メンバーによる50という数字が短編の中に隠されているアンソロジー。
    気に入ったのは『博打眼』宮部みゆきさんの時代ものは、雰囲気がどこか暖かくて好きです。
    他に有栖川有栖さんの『雪と金婚式』は作家アリスシリーズで、少しロマンチック仕立てになってるのが、有栖川さんらしいです。
    島田荘司さんの御手洗潔シリーズや、横山秀夫さんの臨場など未読の有名シリーズの雰囲気も知れてよかったです。

  • 創刊50周年記念作品ということで全作書き下ろしです。
    とはいえ2009年のものなので、もう10年経っているのですが。
    50周年記念なので、「50」が隠しテーマになってます。
    宮部みゆき「博打眼」だけ既読でしたが、「50」の縛りがあった作品とは露知らず。
    いろいろバラエティに富んだ内容で、良かったです。
    鮫島刑事や火村先生が出てきたり、サービス満点。

    巻末に、50年間に刊行されたカッパノベルスの全リストが載っていまして、
    これが感慨深かったです。
    栄えある1号は松本清張「ゼロの焦点」1959年ですって。
    んで、本アンソロジーで1750号。
    すごいなぁ。なんか、1号から順に読んでみたくなったわ。
    遠大すぎる計画だ。

  • カッパノベルス50周年の豪華執筆陣によるアンソロジー。島田荘司の「進々堂世界一周」はミステリではないが、せちがらく暖かい話だった。道尾秀介「夏の光」は道尾さんらしく暗い印象がありつつもよい家族愛。宮部みゆき「博打眼」はあまり捻りがないけど、宮部ファンとしては満足。

    しかしノベルサイズは片手で読みにくいので困る。

  • カッパ50周年記念

     綾辻行人、有栖川有栖、島田荘司、道尾秀介、宮部みゆき、森村誠一、横山秀夫等の大御所アンソロジー。

     最初の三人さん、つまりミステリー3人衆作品はお祭り作品みたいでイマイチ。50周年だから作品をって言われて、それに応じて作ることができる才能が裏目だと思う。

     道尾秀介作品は既読だ。きれいなお話だけど、面白くはないな。宮部みゆき作品は時代が私の苦手な江戸だったからパス。

     やはりすばらしかったのが入院中の倉石が冴える安楽椅子探偵ものの作品かな。確かテレビで見た話だ。でも、本作ではミステリーとしてではないオチが準備されている。無理矢理お題の50を入れたことは別にして、○○がガン?このオチには驚いたな。

  • 2016年3冊目。
    好きな作家さんが5人も入っていたので選んだ。
    今回はそれ以外の方の作品のほうが印象にあるけどw
    今まで名前は知ってても読んだことなかった作家さんにも触れることができたので収穫あり。

  • 豪華。
    だけど、印象には残らない。

  • 宮部みゆきさんがよかった

  • こんなに豪華な執筆陣のアンソロジーは二度と見られないのではないだろうか。それだけでもものすごい価値がある作品だと思う。

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プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

綾辻行人の作品

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