神戸・六甲山殺人夜色 (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 14
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334077075

作品紹介・あらすじ

風光明媚な上高地の入口・大正池で他殺死体が見つかった。所持品から遺体の身元は、日本三名泉のひとつ、有馬温泉のホテルに勤める朝川翔吾と判明した。だが彼は16年前の阪神大震災の翌日から行方がわからなくなっていたという。翔吾の妹も元の同僚も、彼がこの間、どこでどう暮らしていたかを知らない-。あの日、神戸で、いったいなにがあったのか!?安曇野署の刑事・道原伝吉は、翔吾の足取りを辿るべく神戸へ。家族も故郷も捨てた男の、秘められた哀しい過去とは!?-。

感想・レビュー・書評

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  • 東日本大震災後に上梓されたらしいが
    どうやら震災前に既に構想はあったご様子。
    こういう偶然は偶然ではなく、神憑り的な力が働いているような気がしてしまう。

    16年前と現在の計3つの殺人事件。
    一見どこに繋がりがあるのかわからない事件が次第に絡み合う。
    しかも疑わしい人がどんどん出てきて、その端から消えていく。
    最終的に繋がった先はいくつもの線を解いた先に在った、というのが見事。
    当事者たちの繋がり方はご都合主義という穿った見方もできなくはないが
    それもご愛嬌といえる範囲だった気がする。
    あまり触れられてはいなかったが、
    コイツが関わらなければ死ななくて済んだ被害者もいた、ということで
    真犯人を強請ってた建築士も相当な悪党だと思う。
    その所為もあってその建築士の息子も被害者となってしまったのは
    因果応報というべきか。

    東日本大震災についてはあまり触れられていない。
    娘の比呂子ちゃんの修学旅行の件でちょっとだけ出てきた程度。
    あの地震の翌日未明には長野県内でも大きな地震があったはずだが
    安曇野辺りは大丈夫だったのだろうか、などと余計な心配をしてみる。

  • 風光明媚な上高地の入口・大正池で他殺死体が見つかった。
    所持品から遺体の身元は、日本三名泉のひとつ、有馬温泉のホテルに勤める朝川翔吾と判明した。
    だが彼は16年前の阪神大震災の翌日から行方がわからなくなっていたという。
    翔吾の妹も元の同僚も、彼がこの間、どこでどう暮らしていたかを知らない―。
    あの日、神戸で、いったいなにがあったのか!?
    安曇野署の刑事・道原伝吉は、翔吾の足取りを辿るべく神戸へ。
    家族も故郷も捨てた男の、秘められた哀しい過去とは!?―。

    (アマゾンより引用)
    何となく…殺人の動機がよく分かんなかった( Д |||)

  • 上高地の大正池で、男性の他殺死体が見つかった。所持品から、身元は有馬温泉のホテルにつとめる朝川と判明した。だが、彼は16年前の阪神大震災以降、行方不明になっていた。安曇野署の道原伝吉刑事は、足取りを追った。

  • 終盤まで犯人が二転三転して楽しめた。

    ただ、いくら殺人事件を目撃してしまったとはいえ、
    なぜ16年間音信不通にしていたのかが良く分からない。

  • 130602

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著者プロフィール

1933年長野県生まれ。80年『九月の渓で』で第3回エンターテイメント小説大賞受賞。長年の登山経験を活かした山岳ミステリーや、都会人の複雑な人間模様を主題にした作品に定評がある。『百名山殺人事件』『白神山地殺人事件』等著書多数。

「2019年 『黒白の起点 飛騨高山殺意の交差』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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