犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題 (カッパ・ノベルス)

著者 : 法月綸太郎
  • 光文社 (2012年12月15日発売)
3.43
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  • レビュー :29
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334077129

作品紹介・あらすじ

十年前に解散した女性三人組アイドル・トライスター。彼女たちが所属していた事務所の元社長・折野が他殺死体で見つかった。犯人と目されたのは、元ファンクラブ会長の安田。安田は自身のブログに折野殺害をほのめかす声明文をアップした直後、服毒自殺していた。しかし捜査を進めるうち、安田の共犯者がトライスターのメンバー内にいたことがわかる。モッチ、メグ、アズミン、三人の女神のうち、いったい誰が犯人なのか-(表題作)。名探偵・法月綸太郎が六つの難事件に挑む本格ミステリ後編。

犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題 (カッパ・ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 星座に絡めないといけないという制約もあってか、どの短編も一捻りしてあるものの秀逸という出来ではない。
    法月シリーズのファンなら楽しめるレベル。

  • 黄道十二星座の神話をモチーフにした事件の短編集。
    よくも悪くも新本格の真骨頂。ストーリーが多少不自然でも、複雑な謎をロジカルに解き明かしてみせる鮮やかさ。ベストは「宿命の交わる城で」かな。ちょっと凝りすぎだけど面白かった。

  • 前作同様、黄道十二星座に纏わるギリシャ神話をモチーフにした事件を名探偵・法月綸太郎が解決していきます。
    「交換殺人」「ダイイング・メッセージ」「誘拐」などバラエティーに富んでいますが、探偵役の法月綸太郎の思いつきがそのまま当たるというパターンばかりでご都合主義的です。新事実が後付されることもあり、パズラーとしてはあまり良い出来ではないような気がしました。
    一番面白かったのは【錯乱のシランクス】。ダイイング・メッセージの真相は意見が別れそうですが、それなりに説得力がありますし、あまり例のない仕掛けだったので楽しめました。

  • 登場人物の名前に凝っているのが好き。
    どれが特に好き、ってわけじゃないけど、全体的に読みやすくて面白かった。

  • 12星座終わるのにどんだけかかってんだか(笑)
    無理矢理の言葉遊びのパズルだけど、ロジックはフェアで奇麗。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/11313417.html

  • 天秤座以降の6星座分。Ⅰに出てきた人物が再登場する話もある。というのだが、Ⅰから間がたっていて、すっかり忘れて思い出せないよ、法月先生。

    天秤座の話は、『キングを探せ』を読んだ直後だったので、既視感強すぎ。と思ったら、著者いわく『キング』のパイロット版とのこと。ええっ~。

    射手座の話は、ダジャレかよ…w でも、パズルのこういうバカバカしさは嫌いじゃない。

  • 黄道十二星座をモチーフにした連作ミステリ集の後半戦。操り、誘拐、構図の逆転、意外な目的が隠されたオカルト趣味など、今巻も前作に引けを取らない幅広さです。中でも、『キングを探せ』のパイロット版として同じく交換殺人を扱うも、まったく異なったアプローチを見せる「宿命の交わる城で」が飛び抜けてテクニカル。ダイイングメッセージものの「錯乱のシランクス」もそうでしたが、“謎”の複雑さを追求するあまり、犯行計画や事件そのものの有用性に疑問符が付いてしまう本末転倒加減は、本格ミステリの在り方として興味深いところであると同時に、今後解決していくべき命題でもあるように思いました。

  • 形式に慣れたせいもあってか一作目よりこちらのほうが楽しめたかなと、作品的には表題作と「宿命の交わる城で」が良かったです。

  • 面白かったけど、ちょっと凝りすぎかなと感じた。

  • 『【天秤座】 宿命の交わる城で』
    殺害された2人の被害者・小出成美、奥寺道彦の死体の下に置かれたタロットカード。奥寺を教師から追いしたモンスターペアレンツの新島弘志の駅での転落死。交換殺人と考えた法月綸太郎の推理。新島弘志の新たな標的となっていた浜崎香苗。タロットカードについた香苗の指紋。本当の交換殺人の犯人と考える警察と違和感を抱く綸太郎。香苗のいったタロットカード占いの館。

    『【蠍座】 3人の女神の問題』
    元のオリオン・プロモーション社長・折野の死。殺害を告白し自殺した元ファンクラブ会長・安田。安田と最後に連絡を取った元アイドルグループの3人・望月加奈、若杉恵美、田中あずみ。サギまがいの行為で金を集めていた折野。

    『【射手座】 オーキュロエの死』
    作家・佐治くるみの婚約者で獣医の須坂厚にかけられた殺人容疑。須坂に偽名を使って接近してきた大木裕恵の死。彼女の死の時間に須坂と酒を飲んでいた友人の石暮。くるみの父親に師事していた2人の関係。自殺した佐治教授。犯人をかばっての自殺と考えられたが・・・。

    『【山羊座】 錯乱のシランクス』
    行方不明になった作曲家・喜多島明寛。出版社の安久津宣子に依頼されてマンションに向かった綸太郎。残されたダイイングメッセージ。喜多島に批判されて自殺した新人の演奏者の死の謎。

    『【水瓶座】 ガニュメデスの骸』
    女装家ロザムンド山崎からの依頼。同じく女装家の三ツ矢勇真が母親である瑞代が巻き込まれた事件。「息子」の身代金を運ばされた勇真。彼が金を渡した男・毛利の死。毛利が盗みに入った瑞代の家の中で見つけた物の秘密。瑞代の秘書・鷲尾の行動。

    『【魚座】 引き裂かれた双魚』
    女社長・碓田可南子がはまった霊能者・堤豊秋。彼女のの死んだ息子の生まれ変わりを探す儀式に立候補した3人。儀式後の倒れた堤。碓田社長の甥・相川の要請で現場にいた綸太郎。碓田社長が息子を探す理由に隠された秘密。

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