天涯無限 アルスラーン戦記 16

  • 光文社 (2017年12月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784334077358

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    ペンペン草も残らない乱戦で周りの国もほぼ壊滅。そして何も残らなかった的な感じ。

    キーヴは要所要所で良い働きするなぁ。作者が気に入りのキャラそう。

    最後は意外に儚い終わり方。


    あらすじ
    アンドラゴラスになりすましたザッハークは、パルスのアルスラーンをよく思っていない勢力に近づき、反アルスラーン軍を上げる。

    ジャスワントは、シンドゥラに行く途中でパリパダと戦い、傷を負って亡くなる。

    パルス軍は放棄したザーブル城に入ったマルヤム軍を急襲し、国王のギスカールを討ち取る。

    最終決戦は只々お互いが殺し合う乱戦になる。クバートはイルテリシュと相討ちとなる。キーヴはミスルのフィトナを討ち取り、ミスルを退かせる。

    アルスラーンが尊師を討つが、メルレイン、キシュワードはアンドラゴラスことザッハークに討ち取られる。

    ダリューンは、ザッハークと良い勝負をするが、敗れる。アルスラーンはルクナバートでザッハークと戦い、相討ちとなる。

    残ったにはエラム、キーヴ、ファランギースだけであった。シンドゥラを拠り所にルクナバートの後継者を見つけるため、エラムは奮闘する。

  • シリーズ全体としてはで読み終えて面白かった。複数の国が、たくさんの人々がそれぞれの思惑で、意思で動き、生きるドラマが読みごたえがあった。
    でも後半、ちょっと駆け足だった。もう少し描きこんでほしかった。前半じっくりだったから余計に。
    何より敵の設定がずっとしっくりこなかった。蛇王ザッハークに敵として、悪の恐ろしさや魅力や大きさが感じられなくて。作中で怖ろしい、登場人物たちが皆恐れを感じるという描写はあるが、読んでいて小者というか。
    むしろザッハーク達、超常の敵が出てこない部分、1部までの方が面白かった。国同士の争い、利権の衝突、外交の部分が。いっそファンタジーっぽい設定は全部なしにして、人同士が覇権を目指して争う別世界の歴史ものにしてほしかった。ザッハーク達が何者であるかは、最終巻の最後でちらりと語られ、それを読んで、それなら、これまでの描き方がわからないでもないと納得したが、そのうえで、ザッハーク達なしで、歴史ものとして描いた方が面白い冒険譚になったように思ってしまう。
    1部の国と国と覇権争いの歴史、狂信者から国を取り戻せるか、王とは血筋かがテーマであったころ、蛇王とかが伝説であったころの方が好き。

  • ロスタム!!
    ペルシア叙事詩シャー・ナーメ最高の英雄『ロスタム』の名が最後の最後に出てきましたね
    ここから新たな英雄譚が始まりそうです

    最終巻に相応しく(?)敵味方問わずバッタバッタと死んでいきます
    田中芳樹さんファンの同志の多くはやれやれやっぱりねという感じなのでしょうが30年という時間と合わせて感慨深いものもあり、16翼将がそれぞれに大立ち回りを演じ、それぞれに合った最期の描写は自分には十分感動的でした
    この壮大な戦国絵巻を無事完結させた作者に喝采を送ります
    ありがとうございました!

  • この物語が完結したこと自体を喜び、物語全体を評価したい。

    さよならアルスラーン。
    さよなら田中芳樹。
    もうあの人にはかつてのストーリテラーとしての輝きはない。

    最終巻でアレだけの登場人物が死ぬのだったら、そこに至るまでに、それぞれが何回死んでいるかわからない。最終巻のあり方を「歴史とはこういったもの」と片付けるならば、この結末までに辿り着いた過程はどうなの?と問いたい。計画的に登場人物を殺せない時点で既に物語を構成する力も、気力もないとしかいえない。
    銀河英雄伝説のやり方はまだ納得できた。

  • 30 年の時を経て完結したことに感謝しよう

  • この物語の完結を見る事ができたのは、良かったというべきでしょうけど、終わったというより、終わらせたといったところかもしれません。

    最終章のエラムの話は、長年待ち続けていた読者に対する、作者からのせめてもの罪滅ぼしだったのか…

    読む方も慣性で読んでると思いますが、長く書きすぎたのかも。第2部が必要だったかどうか、正直疑問です。

    あと、せめて、この巻だけは、あとがきはつけて欲しかった。


  • 田中芳樹、人生最大の巨大死神の鎌を振るう。

    けど、人生って、歴史ってそんなものかもしれない。
    輝く時には仲間が揃っているもの。
    でもそれも永遠ではない。
    仲間がいなくなったあとも、人生が続くものもいる。
    志を継がんと生きるものたちが。
    確かに地味かもしれないが、しかし、戦乱の世に輝けるものと平和な時代の礎を築く者とは別だとは、たしか著者の言だったはず。
    それを、今回も忠実になぞらえていたのだと思う。

    お疲れさまでした。
    完結おめでとうございます。
    私的には、ありなのかなと思ってしまいました。
    歴史って、人生って、不条理なものだから、みんな生き残ってわいわいは、ないんだな、と。

    最後に見れましたけどね(笑)

    エラムも大役お疲れさまでした。

  • 最終巻!

    生きてるうちに読めて良かったです。ありがとうございました。

  • 「まさか自分が生きてるうちに終わるとは」って読者も作者も思ったことだろう…。いや、終わってくれてよかった。創竜伝はどうなったのかな(小声)

    ※以下ネタバレ

    明かされた真相が割と鋼の錬金術師だった。漫画版とのコラボなのかしら(?)
    前巻まではちょっと微妙な気分にもなったけど、これだけ敵味方問わずに死にまくるといっそ爽快になってきて「もっとやれ」って感じになった。最後の最後に残ったメンバーがまた良かったし、アルスラーンがちゃんと彼らを率いる将として育っていてかっこよかった。
    最終的にエラムは剣だけじゃなくて一緒にちゃんとアルスラーンの思想も託したのかなあと不安になった。

  • こんな終わりの書き方なら、もう1冊増やしても良かったと思う。特に最終章は安土・桃山時代を教科書で読んだ時のような脱力感。あとはアニメと漫画がせめて王都奪還までは製作されるのを祈るだけ。日本人キャストで実写映画化、舞台化はやめてほしい。

  • 長い年月が経ちましたが完結を迎えることができた喜びが大きいです。
    作者の傾向から予測できた展開もありました。その内容については賛否両論があるとは思われますが、この名作がキチンと結ばれた物語として、これからの世に残ることが喜ばしいですね。
    作者への感謝しかない一冊でした。

  • ついに終わってしまった・・・最後の駆け足感というか、なんかザッハーク、ただの力の強い奴みたいやったな・・・ちょっとがっかりではある。ラストもなんというか・・・ うーむ、もったいない!
    でも、最高に面白かった!

  • シリーズからすっかり遠ざかってましたが、11~16巻を一気読みしました。
    それまであまり良くない読者の反応を新刊ごとに目にしてたものの、実際読んでみると待ち時間が無かったせいか最後までとても面白かったです。
    作品真ん中までの主人公側の無双状態を最後まで期待してたタイプへはがっかりな物語後半かもしれません。しかし強敵達に向かい合い、最後まで自分達らしく戦い切ったキャラ達は良かったと思います。

    蛇王の正体には少し意外さがありました。人間の好奇心と驕りが人間自身への脅威になったというしっぺ返しだったとは。

    ギーヴとファランギースの生き残った者達が病に倒れると言うのも儚かった。二人が一度でも結ばれたかどうかも、不明でこそロマンがあるのだろうけど、個人的には何か結実して欲しかった。それでなくともこれまで他にもみんな大勢死にまくりで、子孫を残したのがキシュワードたった一人というのはやっぱり寂しい。物語の大筋には文句無しなのですが。私的作品評価的には銀英伝よりずっと面白かったです。明るい快男児キャラが多いのも読んでて楽しかった。

  • シリーズ完結。
    中学生の時に読み始めてから、30年越しで完結まで読めた。

    まず作者自身の手によって、物語が完結したということは喜ばしい。その点については、僕は評価する。

    内容については、富野由悠季ばりに皆殺し。
    そう言えば、『海のトリトン』とか『ザンボット3』的な展開も有る。

    クライマックスに相応しい展開の筈なんだけど、読後に物足りなさが残る。何だろうね?この感じ。

    間が空き過ぎた。ということかも。
    僕の中では『魔軍襲来』あたりまでは、リアルタイムで追ってたけど、その後、10年以上空いてから読み直してる。その間に僕の中では、僕の『アルスラーン戦記』が育っててた。

    で、ここで提示された完結編は、簡単に言うと思ってたのと違った。良い。悪い。という話ではなく、思ってたのと違った。が一番シックリ来る。

    それでも、僕はこれが読みたかったし、読んで良かった。
    やっぱり、物語は幕を開けた者の手で閉じられるべきだと思う。

  • 最後まで割りと一気に読めた。アルスラーンが王都奪還するまでは前向きだったけど、後半は魔軍が出たり、周辺の多くの国がでてきて、名前を覚えたり位置関係を確認しながら読むことに・・。そして、仲間がだんだん死んでしまうのがつらい。特にナルサスが死んでしまうところはショックだった。まさか、ここで死んでしまうとは・・。もっと、最後はみんなでハッピーエンドを迎えたかったな。アルスラーンなんて19歳だよ。もっと幸せになって欲しかった。そういえば、エステルの死も結構ショックだったな。
    ダリューン、強くてよかった。ギーブもファランギースも安心感があってよっかた。最後まで生きたエラムには、よく頑張ったねって言って上げたい。
    長い話だけに、思うところが多かった。

  • 30年を経てようやく完結。
    長かった待つのが。
    それでもひとつの歴史が終わったことのほうが寂しさを感じる。

  • アルスラーン戦記最終巻。
    戦いに決着がつき、物語の背景も一部明らかになるけれど、ザッハークとの最終戦前の問答は少々駆け足な印象。
    神話の時代の終焉を描いているからか、英雄たちが次々と舞台を降りていくのが寂しい。けれど最終章は淡々としていながら優しく、読後感は穏やか。

  • 内容は関係なく、「完結させたこと」に星5つ。

    たとえ、主要人物一人一人の死が、銀英伝に遠く及ばなくても。しかも、クバードの死に方とか、前にもあったなぁ(あれは隻腕が腕無しになったのだけど)、とかであっても。

    たとえ、蛇王が期待外れで、正体が「なにこれ、ハガレン?荒川さんに描き直してもらった方がいいんじゃない?」であっても。

    これまで曲がりなりにも終わらせた4作の内、3作の終わらせ方が、ぜーんぶ「トップ通しの一騎打ち」であったとしても、

    これで、田中さんの作品を読むことはなくなります。これまで、どうもありがとうございました。

  • 生きている間に完結してくれてよかった。感謝を込めて☆4つ。

  • ようやく完結。
    もう、諦めていたが3巻前くらいから無理矢理終わりに向かっていた気がする。
    アニメ化されたせいで完結せざるおえなくなったのではと
    うがった見方をしてしまった。
    なんにせよ完結してよかった。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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