- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334100179
作品紹介・あらすじ
しょせん、夫婦は他人――。大事なことは「求めない」「期待しない」。女性が結婚し専業主婦になることが当然であった時代にNHKのアナウンサーとして活躍。結婚願望などまるでないまま、36歳で「つい」「うっかり」結婚。
「正直言って、いまでも『しまった!』と思っている」「いまの時代だったら私は結婚していない」――そう断言する著者が自らの87年の人生を振り返り、「すぐに別れるだろう」と思われながら50年も続いてきた結婚生活を徹底検証。夫婦が互いにストレスなく暮らしていくための秘訣を綴る。
多様で移りゆく結婚観を浮き彫りにしていきつつ結婚の正体に迫り、誰もが生涯にわたり自分の生き方に責任と自信を持って、老いていくほど自由に楽しく生きるヒントを説く。
感想・レビュー・書評
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NHKアナウンサーを経て
フリーとなる
その後、様々な分野で活躍する著者
80代の女性
私より年上なのに
考えが新しく、なるほど!と納得
「結婚式は嫌いでなるべく参列したくない」に
えっ!!そうなの?何だか寂しいと思ったが
お葬式は参列する
の理由を読んだ時に
この方は自分の考えがきちんとあり
優しい部分があると感じた
夫は夫
私は私
母の時間が多く
個を持つことにやや罪悪感
この本を読んで個をもって良いのだと思った
なかなか諸事情で1人時間が難しく
1人外出は厳しい
だからこそ私の好きな読書時間を積極的にとる
それでいいと思えた
1日15分なにもしない個の時間もうけてみる
結婚の数だけ夫婦の形があって良い
それは夫婦だけでなく
友人、恋人、親子どの関係でもいえるのかも
個あっての関係
相手に期待ばかりの関係はいつかひびが入る
自分も大切にしよう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『感想』
〇人に期待しない、この言葉を自分なりに解釈すると、期待はするが期待どおりに動かないことを期待しないということか。
〇人に期待すると傷つくことはある、他人との付き合いは楽しいことや助かることもあるけれど、嫌なことをすることでもある。
〇下重さんは違うのかもしれないが、人は一人では生きられない。自分で何でもできている気がして、実はその裏に助けてくれている人がいる。お金で解決できると思われるかもしれないが、お金がないと助けてくれない関係ばかりでは、本当に困ったときどうするのか。
〇私も無理してグループに所属しようとするほうではない。少数でも信頼できる人がいればいいと思うし、その人が苦しいときには自分の利益とか関係なく助けてあげたいと思っている。またこの人なら助けてくれると期待というか信頼している仲間がいるから助かる。
〇大切なのは個人を互いに尊重すること。その点で言うと、著者のつれあいさんは、本でこのように関係性を広く伝えられていることをどう思っているのだろう。
〇個人は大切だけれども、家族関係は違う次元で大切だと思う。
〇人に期待しないのは結構だが、期待したことをしてくれた人のことを好ましく思わないのだろうか。また人から期待されたことをこなして人に喜ばれることはうれしくないのだろうか。少なくとも仕事はこの思いの繰り返し。
『フレーズ』
・結婚したから、あるいは離婚したから、人は幸せになるのではない。人生に自分が何を求めるかをわかっていて、かつ、それを行動に移すことができる人が幸せを得るのだ。(p.120) -
結婚しても、人はやっぱり一人だと思う
干渉しない、期待しない
一緒に住むためには必要なこと
でも、自分がそう思っていても
相手が同じ考え方でないとうまくいかない
著者の家庭は同じ価値観だからうまくいってるのかな
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下重暁子さんの考え方がよく表現できている。程よい距離感が夫婦には良い。
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東2法経図・6F開架:B1/10/1271/K
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適齢期なんてない好きなときにしろ。
籍は入れていても相手の仕事については知らない。
不倫も恋愛も個人の問題。
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【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/568254 -
夫婦といえども「話せばわかる」は幻想であり、わかり合えないと諦めたところから始まるのが、真の人間関係である。これは夫婦に限らず、親子でも友達でも同様である。
そういうわけで、深いコミュニケーションを取らないように努めてきた。
確かに…納得はするけど、実行するのは難しい。