銀の夜 (光文社文庫 か 42-2)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 263
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334101268

作品紹介・あらすじ

女子校時代に少女バンドを組んでメジャーデビューした3人の女性。30代半ばとなった現在、人生のピークは10代だったと懐かしむ毎日を送っている。夫に浮気されたり、自らの見果てぬ夢を娘に託したり……など、日常は冴えない。そんな毎日にひょんなことからあるミッションが舞い込み、3人はまた図らずも力を合わせることに……。人生と本当に向き合い始めた大人女性たちの「生きる手応えとは?」を描いた話題作。

感想・レビュー・書評

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  • 途中、というかほぼほぼ最後までかなりずーんと気持ちがやられてしんどかった。著者のキャラクターの作り込み方があまりにリアルで、ちづるも麻友美も伊都子もそれぞれが抱えるしんどさは種類が違うんだけどどれも足元から沈んじゃうようなぬめりがあって、読んでて苦しかったなぁ、、
    ちづるが「自分に馬鹿にされないために」行動する場面があって、その部分は前向きでいいなと思った。
    しかし90%ずーんでも最後の10%で晴れやかな気分になれるのは、さすが角田光代さんと思った。読了後爽快な気持ちにまでなってるんだから不思議。そしてあとがきにもあった通り、3人の50代が気になる。

  • わたしは3人のだれとも似ていない。だけど、のめり込んでしまった。ぎゅっと口を固く閉じていないと内臓やらなんやら、感情の奥にあるものが出てきそうで大変だった。

    だいじょうぶだ、と思えるもの。
    わたしにとってそれは何なんだろう?

  • 139

  • 2023年11月24日購入。

  • 15歳の頃、仲のいい三人はバンドをやっていた。あの頃、精一杯生きていた。35歳になった今、大人になりきれず必死にもがいてる。自分たちがやりたかった事とは何か、考えされる、果たしてやりたかった事とは。

  • 変化がないようで、その人の心の中で何かがちゃんと変わっていっている、そういう小説が好きだ。

  • 読んでいて、さまざまな光が思い浮かんだ。太陽を反射する海、涙に滲むネオン、暗闇の中に灯る炎のような心。
    心の底の方からふつふつと湧く静かな苦しみや閉鎖感、そこから逃避できた気がしたときの快感。

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著者プロフィール

1967年、神奈川県生まれ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。著書に『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)など多数。

「2020年 『『源氏物語』完結記念 限定箱入り 全三巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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