はい、総務部クリニック課です。 あなたの個性と女性と母性 (光文社文庫)

  • 光文社 (2023年12月12日発売)
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本 ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784334101602

作品紹介・あらすじ

ライトク社員の芳賀さんが貧血を起こし、駅で倒れた。居合わせた奏己が勇気を振り絞って急病人救護活動にあたり大事には至らなかったが、芳賀さんは健康診断でも貧血で引っかかっていたらしい。なぜ、治療に結びつかなかったのか? 貧血の原因が女性特有の理由で、いくらクリニック課の常連でも、医者とはいえ、社員でもある森先生には相談しにくかったという。相談しやすい「女性相談窓口」が開設が急務となったがーー。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目。
    前作では子育てをしながら働く社員に寄り添い、今作では女性特有の体調不良に寄り添う内容になっている。
    奏巳は通勤途中の駅で体調不良者の現場に居合わせる。
    森先生の言葉を胸に、普段は消極的な奏巳は思い切って救助を試みる。
    体調不良者は自社の社員で、日頃から貧血で悩んでいたと言う。しかし、男性の医師であるクリニック課には抵抗があり、受診を避けていた。
    その事実を知ったクリニック課のメンバーが考えた策とは・・・
    奏巳がどんどん森先生にカスタマイズされていく様が面白いが、何より働く上で会社に「こんなことを理解してくれたら、働きやすいのに」って思うところを突いてくるのが、この作品の面白いところ。
    1作目を読んだ時は、ちょっと失敗したかと思ったが、シリーズを重ねるに連れて面白くなって来る。
    次作も期待しているので、安易な映像化だけは避けて欲しい。

  • シリーズもの。

    クリニック課のキャラクターがようやく分かるようになってきました。
    更年期や不妊症について学べて、良かったです。

  • 今回も面白かった〜
    ピリオド=区切り
    いい考えだなぁ。終わりにするんじゃなくて1つの区切りとして一旦おしまいにする。
    切り替えしなきゃいけないときに便利そう。

  • 「〜誰かと競うことなく自分に合った割合で、その3つ(女性、個性、母性)を持ってる人って、見ていてキレイだなって思うようになって、〜」
    ずーーーーんときました。この部分。
    女として生きる限り、全部大事にしたい。今のわたしは個性に全振りしてるから、女性・母性の部分も大事にしたい。
    次も楽しみ!!!!

  • 不妊とか月経不順とか、
    そういう話が多かった。
    前作から、ちょっと業務増やしすぎて
    リアルさに欠けてる気もする
    そりゃ現実にあれば理想やけど。

  • みっつのピリオド。良い考え方だ。

  • 購入

  • 社長呼んだのはナイス判断だったけど、森先生がどんどんおかしくなっていくような…。そこも含めて楽しいシリーズ。

  • 愛するキャラクター達だと実感しました。
    推したいとまで思いました。
    奏巳ちゃんにすごく共感してしまう。
    女性特有な悩みが詰め込まれたこの一冊はあるだけで安心して
    しまう要素がたくさんあります。
    最新刊も手に入れたいです

  • 不調休暇システム、いいなぁー。
    嶋原さんご夫婦は、結局どうなったかなぁ。でもいるよね、こういう気遣いの方向を勢いよく間違えちゃう人。
    もっと対話すればいいだけなのに。

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