或るギリシア 棺の謎 (光文社文庫)

  • 光文社 (2024年2月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784334102081

作品紹介・あらすじ

名探偵・南美樹風と縁が深かった篤志家の女性が亡くなった。長く闘病生活を送っていた彼女だが、その死に他殺の疑いが浮上する――。実業家一族を覆う呪われた宿命とは? エラリー・クイーンの国名シリーズにオマージュを捧げる圧巻の本格推理!

感想・レビュー・書評

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  • クイーンの国名シリーズに倣うだけあって、事件は物語の外側で起こってしまい、後はひたすらにインタビューと捜査の過程を描いて、推理の材料を揃えていくだけ。おまけに色々やらかすエラリーと違って、ひたすら生真面目で誠実だけの探偵役なので、この過程はかなり地味で単調、はっきり言って少々退屈。ミステリ好きでもちょっと辛いかも知れない。それでも謎解きが始まってからは圧倒的で、水も漏らさぬとばかりに、徹底的に遂行されるロジックは少々神経症じみてさえいる。この点だけでミステリ好きなら読んでおくべきというレベルですね。

  • 老女の病死に葬儀の直前に浮上した疑惑。それは自殺か?殺人か?四年前の事件の関連は?全過程がかなり閉塞的な状況で進行する地味な展開だが、細やかに提示されてきた謎や違和感を美希風により論理的に解かれるラストに引き込まれた。

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著者プロフィール

柄刀一(つかとう・はじめ)
 1959年北海道生まれ。公募アンソロジー『本格推理』(光文社文庫)への参加を経て、98年『3000年の密室』(原書房)でデビュー。『OZの迷宮』『ゴーレムの檻』『密室キングダム』「身代金の奪い方」で日本推理作家協会賞候補。『ゴーレムの檻』『時を巡る肖像』『密室キングダム』『ペガサスと一角獣薬局』『或るエジプト十字架の謎』で本格ミステリ大賞候補。近著に『或るギリシア棺の謎』(光文社)『或るアメリカ銃の謎』(同)『或るスペイン岬の謎』(同)など。

根本尚(ねもと・しょう)
 漫画家。「ミステリーボニータ」(秋田書店)に「衆議院議員 日本一」を連載(2005年~20年)。「週刊少年チャンピオン」(同)に「現代怪奇絵巻」を連載(06年~08年)。「月刊プリンセス」(同)に「根本尚の2ページ劇場」を連載(16年~25年)。楽待新聞」(楽待)に「競売物語」を連載(24年~)。著書に『恐怖博士の研究室あやしい1コマ漫画屋がやってきた!』(秋田書店)、『日記漫画 札幌の六畳一間』(ビーグリー)、『怪奇探偵・写楽炎』(文藝春秋)などがある。

「2025年 『北海道ミステリークロスマッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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