芸能界

  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334102289

作品紹介・あらすじ

長年在籍したプロダクションを退所する俳優。人気女優を10年かけて育て上げた辣腕マネージャー。Instagramにハマったベテラン女優。容姿端麗な若い男たちのミュージカルを仕切る女性プロデューサー。容姿を弄るネタで30年笑いをとってきた漫才コンビ。誹謗中傷や家族の問題に悩まされているアイドル俳優。震災の町で芸能界の仕事をする娘を苦々しく思う父親。元芸能マネージャーの著者が、リアルな芸能界の世界に迫る!

感想・レビュー・書評

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  •  オーディブルで聴きました。最近のジャニーズ事務所の問題があったために、迫力が少し足りないように思えました。

  • 私とは全く無縁の世界

    それは、、、


    ”芸能界"


    芸能界に全く興味はありません
    入りたいとは思いません

    えっ!
    入りたいと思ってもオマエなら絶対に入れないだろうって、、、

    おっしゃる通りですよ
    入れませんよ!
    入れませんけど、入りたいとは思いません
    入りませんし、全く興味もありません

    きらびやかな世界で輝くナンバーワンでもオンリーワンでもなく、ふつーうでいいです


    ふつーうが一番!


    で、結局何が言いたいかって、、、?

    興味もないし、入りたいとも思わない芸能界の光と影が本作には描かれているよーってこと

    • 1Q84O1さん
      やめときなさい!
      女子会欠席で!
      やめときなさい!
      女子会欠席で!
      2024/07/05
    • ultraman719さん
      もう、がぶ飲みされてるかも?
      もう、がぶ飲みされてるかも?
      2024/07/06
    • yukimisakeさん
      オンリーワン!オンリーワン!あなたは輝くオンリーワン!!
      オンリーワン!オンリーワン!あなたは輝くオンリーワン!!
      2024/07/07
  • 芸能界って怖い
    芸能界の裏側を覗く7つの短編集
    どれも本当にありそうな話
    と思ったら染井さんは芸能マネージャーや
    舞台演劇、ミュージカルのプロデューサーをしていらしたんですね
    てことはやはり ちょびっとは事実もあるってこと?
    怖い((´д`))

    【ファン】
    タレントとマネージャーの関係。ファンとタレントとの関係。子役時代から二人三脚で頑張ってきた人気若手女優のちづると そのマネージャーの純一。純一はちづるのマネージャーを辞め お笑い芸人と新人アイドルグループのマネージャーを兼任することになったが、自分がマネージャーになった途端、お笑い芸人もアイドルグループもスキャンダルで芸能界から消される事態に_。そんな時 ちづるもストーカー被害に悩まされていた。ある日 ちづるの部屋にストーカーが侵入したと警察から連絡が入る。駆けつけた純一が目にした犯人はよく知る人物だった。ゾワゾワなイヤミス。お互い「信頼」がないと成り立たないけれど、それも行き過ぎると……。

    【いいね】
    女優 石川恵子が五十を過ぎて始めたインスタグラム。より多くの「いいね」を獲得するため加工、露出が増え 四六時中 携帯が手放せない状態に。会社からの忠告も 一人娘の心配も聞く耳を持たず、インスタが生き甲斐とまでなっていた。しかし「いいね」が増えるのとは反対に テレビの仕事はどんどん減っていき……。恵子がお風呂で自撮りをするようになる場面はもはやホラー笑。SNS依存。エンドルフィン。芸能人ばかりじゃなく誰にでも起こりえそう。この娘ちゃんがほんとに出来た娘!

    【ほんの気の迷い】
    二十五歳 栗原翔真。本名 田中勇太。田舎で育った勇太は 友達とノリで受けたスーパーボーイオーディションで特別賞を受賞したことをきっかけに芸能界入りする。芝居をすることに喜びを感じていたが、本当の自分とはかけ離れた「アイドル俳優」というキャラクターを 会社やファンから求められることに嫌気がさしていた。しかし周りに相談出来る人はいない。《この人っていつも芝居がおんなじ。マジ芸がない。#ドSな彼にゾッコン #栗原翔真 #嫌い》否定的なツイートが目に留まる。鏡を見て驚いた。顔は笑っているのに泣いている_?!
    自分の子どもと年齢も近いこともあるし、勇太を襲う不安感からの恐怖心も痛いほどわかるから辛かったー( ߹ㅁ߹) 読んだ後は色んな芸能人を思い浮かべてしまった。華やかに見えて本当は孤独に苛まれているのかな。


    さっき新ドラマ「アンメット」を観た。
    杉咲花ちゃんなんであんな可愛いの。
    花ちゃんが泣くシーンは条件反射のように私も泣いてしまう。・゚・(*ノД`*)・゚・。
    何かのインタビューで「やらないで後悔したことは?」との問に「洗ったバスタオルを畳まずに寝てしまったこと」と答えていた花ちゃん。かわいすぎーーー。はぁ、私生活も可愛いんだろうなとテレビのこちら側は勝手に想像しちゃうよね。

  • 染井作品にハズレ無し。
    今作は、タイトル通り芸能界をテーマにした短編集。サラッと気軽に読めました。
    ・・・次は長編に期待!

  • 凄い作品だった著者の『正体』の出来と比べてしまっては申し訳ないのだが、本書は「普通」であった。

    読みやすい点は良かった。
    『相方』は良かった。
    『ほんの気の迷い』は可哀想だった。
    と、なんか小学生の感想文で先生にダメ出しされるくらいの書き方になってしまったが。

    『終幕』のスマホの通話文で、こちらとあちらを「 」と〈 〉で区別している箇所で、「 」で表すはずの所を間違っていた。(初版1刷発行)

    「笑う」を「肩を揺する」とする表現が頻出で、ちょっと馴染まなかった。

  • 芸能マネージャーから小説家になった染井為人さんが語る転身理由「かかってくる電話から逃げ出したかった」 | fumufumu news -フムフムニュース-(2022.05.07)
    https://fumufumunews.jp/articles/-/22667

    <訪問>「芸能界」を書いた 染井為人(そめい・ためひと)さん:北海道新聞デジタル
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/988628/

    【新刊エッセイ】染井為人|魑魅魍魎が跋扈する芸能界|光文社 文芸編集部|kobunsha(2024年3月14日)
    https://note.com/giallo_kobunsha/n/n2219a48c4f47

    芸能界 染井為人 | フィクション、文芸 | 光文社
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334102289

  • 好きな作家さん
    この小説もわくわくしながら読めました
    短編小説でしたので
    いつもとは違った印象ですが
    ドロトロした感情を書いてあるのは
    さすがだと思います

  • 芸能界のお話短編集
    染井先生大好きで、悪い夏→正体→正義の申し子
    からの芸能界でした。期待大だっただけに、、、普通
    7つの話がどこかでつかながっていくのか思ってたら本当に短編やし、最後の田舎の子がスターになる話なんか最後の最後に騙されるの密かに期待してたのに、するーっといいお話で終わるしな、、、

  • 芸能界
    著者: 染井為人

    この本は、長年芸能プロダクションに在籍し、実際に業界を経験した著者・染井為人が描くリアルな芸能界の光と闇を描いた作品です。

    登場人物には、プロダクションを退所する俳優や人気女優を育て上げた辣腕マネージャー、Instagramに夢中のベテラン女優、若い男たちのミュージカルを仕切る女性プロデューサー、容姿を弄るネタで笑いをとる漫才コンビ、誹謗中傷や家族の問題に悩むアイドル俳優、そして震災の町で芸能界の仕事をする娘を苦々しく思う父親がいます。

    著者の染井為人さんは、自身も芸能マネージャーや舞台演劇・ミュージカルプロデューサーとしての経験があり、そのためこの作品には業界の現実がリアルに反映されています。芸能界の華やかさと同時に、その裏側にある苦労や苦悩が克明に描かれています。

    序盤は暗めのお話が続き、後半は明るいトーンに変わるため、読後感は良い作品です。読者は芸能界の裏側を知ることで、その華やかさだけでなく、その陰に隠された努力や葛藤に思いを馳せることができるでしょう。

  • 読みやすく面白かったです。
    ただストーリーに意外性は無かったですね。
    想定通りでした。
    短編だったからかな。
    長編が読みたいですね。

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著者プロフィール

染井為人(そめい・ためひと)
1983年千葉県生まれ。芸能プロダクションにて、マネージャーや舞台などのプロデューサーを務める。2017年『悪い夏』で横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。本作は単行本刊行時に読書メーター注目本ランキング1位を獲得する。『正体』がWOWOWでドラマ化。他の著書に『正義の申し子』『震える天秤』『海神』『鎮魂』などがある。


「2023年 『滅茶苦茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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