- 光文社 (2024年5月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784334103064
作品紹介・あらすじ
将軍家の毒味役を代々務める矢背家の一粒種・鐡太郎が上方から戻ってきた。だが、久しぶりの帰郷には理由があった。時を同じくして「死の病」が江戸を恐怖に陥れる。上方で医学の修行をしていた鐡太郎の知識と技が生きるか。矢背家の家督を継いだ鬼役の卯三郎も病に倒れるなか、蔵人介は蔓延する病の背後に「黒幕」の存在を見出し、日ノ本を混乱に突き落とそうとする陰謀の阻止に動くのだが……。超人気シリーズ、待望の第三十四弾。
感想・レビュー・書評
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息子の鐵太郎の一時帰国は、ある女性を追って来たこと。隠された理由に矢背家は全面バックアップ。恋の成就に一家をあげて奔走するという心温まる内容の筈だが、次々と起きるコレラを使った凄惨な事件とキリシタン騒動。江戸城に一家総出で乗り込んで大合戦。鐵太郎の想いは遂げられるのか?
シーボルトの娘が日本で初めての女医となった実話がベースなのかと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2024年5月光文社文庫刊。書き下ろし。シリーズ34作目。発症、吉原騒動、転びの血、の3つの連作短編。大阪にいた鐵太郎が蘭方医として登場。蔵人助、鐵太郎、卯三郎、志乃、幸恵、串部が一丸となって、悪魔を信奉する一味と渡り合う。まるで大型娯楽映画のような展開が楽しめました。
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待ちに待った鬼役の続き。
前作では鬼役の座を退き、影の鬼役となった蔵人介。 そのまわりも時と共に周りを固める顔ぶれも変わり、なにか寂しい気がしていました。
上方へ医者修業中の息子鐵太郎が江戸に蘭学広めるためのミッションでやってきたものの、実は他にも目的があり、意中の女性の消息を追って来た。とそこまで読んだとき、過去何度かすぐに女の子に好意を持つが実を結ばずだったので、こりゃまた最後はその流れかと思っておりました。
不思議なものでシリーズを読んでいると、なにか鐵太郎が自分の親戚の子供でもあるかのように、その成長と、今後の活躍を見守りたくなります。
今回は新鬼役さんの毒見場面も少なく、やっと後半ピンチヒッターの蔵人介の毒見場面が出てきて、いつもの感じが戻ってきました。
志乃さまは、今回もさすが、惚れ惚れいたしました。次回も期待です。 -
代替わりがされた
著者プロフィール
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