謎は花に埋もれて

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  • 光文社 (2025年1月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784334105495

作品紹介・あらすじ

小さな花屋「フラワーショップ橘」の店主志奈子は、50歳を過ぎて地元の刑事、横山昇司と結婚した。白薔薇、桜、ガーベラ、馬酔木……。物言わぬ花たちが、事件に埋もれた真実を、うやむやにされそうになった死の真相を静かに語ってくれる。不条理な殺人事件をめぐる、六つの愛憎ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 宇佐美まことさん、初読み作家さんです。
    作品名に「花」が入っていたことと、短編集なので読みやすいかなと手にとりました。

    どの物語も良かったです。
    特に印象的だったのは「クレイジーキルト」
    不定形の布をパズルのように縫いつけていくクレイジーキルトを、さりげなく人生に置き換えたキルト教室の大森さんの言葉が深いです。
    別の状況も選択肢もあったはずなのに、なぜか一点に向かって物事が進んでしまったこの物語だけ丁寧に2度読みました。
    切ない気持ちの中、李緒さんが新しい一歩を踏み出せていることを願いました。

    宇佐美さんの他の作品も読んでみたいです。

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      オイラは宇佐美さん存じ上げませんでしたが、この作品おもしろそう!!
      「いいね」ありがとうございます。

      オイラは宇佐美さん存じ上げませんでしたが、この作品おもしろそう!!
      2025/06/29
    • ミユキさん
      きたごやたろうさん

      私は好きですが、短編集なのであっという間に読み終わりますよ。満足度がどうかな。
      それにしても暑いですね。
      きたごやたろうさん

      私は好きですが、短編集なのであっという間に読み終わりますよ。満足度がどうかな。
      それにしても暑いですね。
      2025/06/29
    • きたごやたろうさん
      ミユキさんへ

      こういった情報をいただけるのが、ココのいいところですよね!

      避暑地といわれた長野県も、あっついです笑!
      ミユキさんへ

      こういった情報をいただけるのが、ココのいいところですよね!

      避暑地といわれた長野県も、あっついです笑!
      2025/06/29
  • 花が事件の秘密を教えてくれる… 人生を丸ごと描いた高解像度なミステリー短編集 #謎は花に埋もれて

    ■きっと読みたくなるレビュー
    生花店を営む志奈子、その夫であり刑事の昇司を中心として、関連する様々な人々の日常を切り取ったミステリー短編集です。本作のタイトルとおり各話のモチーフとして「お花」が用いられていて、それぞれの事件と結びつきとストーリーに美しくも儚げな色合いを付けてくれます。

    視点人物がそれぞれ違うところも面白いんですよね。志奈子が主人公っぽいけども、むしろ群像劇としたほうがしっくりきます。どれも比較的短いお話なんですが、中心となっている人物の人生丸ごとを描いていて解像度がすんごく高い。読み応えがあるんですよね。

    ミステリーらしい謎解きも難しすぎず、多種多彩なので読み飽きることがありません。もちろん構成も文章も洗練されていて、安心して楽しめました。

    ■各作品の簡単レビュー
    ○ガーベラの死 【おススメ】
    生花店を営む志奈子の物語。友人菜摘から連絡があり、おば房江が亡くなっていたと連絡を受けた。病死と判断されたが、現場で何故かガーベラだけがしおれていたのを見て違和感を覚える…

    三人の女性の人生に痺れたー! ひとりひとりの生き様や価値観、そして苦悩が伝わってきましたね。人間って幸せになりたいのは同然なんだけど、そのためには責任は果たさなければならない。大人の女性を見事に描いた素晴らしい作品でした。

    ○馬酔木の家
    志奈子の夫、刑事である昇司の物語。高齢の男が息子を殺害したと自供してきて…

    家族を描いた切ないお話、馬酔木がどうストーリーに関連してくるのかと思ってたのですが… なるほどです。事件捜査の展開はもちろん、ラストの上品さを堪能させていただきました。

    ○クレイジーキルト
    ある街の出来事を切り取った物語、様々な人物の群像劇で進行されます。二度三度読むと、登場人物ひとりひとりの心に入っていけますね。

    味わい深く人間を描いた作品です。一生懸命生きていても運命のいたずらは恐ろしい、しかし明日に向かって歩き続けることの大切さを教えてくれます。

    ○ミカン山の冒険
    刑事昇司の同僚、鑑識である泰一の物語。元芸能人ボイストレーナーの女性が東京で殺害される、容疑者はある歌手だと目星をつけるものの、犯行時刻にはコンサートで静岡にいたのだ。どんなアリバイトリックが使われたのか…

    綿密な科学捜査と自然の神秘を描いた作品、なんとなく大昔に読んだミステリー風味を感じました。

    ○弦楽死重奏
    生花店のアルバイト、ベトナム人女性のライの物語。出身国の友人でありヴァイオリニストのリエンが日本の演奏会にやってくる。しかし彼は思い悩んでいることがあるようで…

    爽やか青春なイメージで読み進めるんですが、思った以上のところに叩き落されます。本作もかつてどこかで読んだミステリーの匂いがしました。そしてなんといってもムサシがキュート。

    ○家族写真 【おススメ】
    引退した写真家の物語。彼には出世作となった一枚の家族写真があった。ある日、その写真に写っているという人物が現れる。彼は「家族の写真ではない」というのだが…

    鬼アツの人間ドラマ、家族愛に感動、そしてミステリー短編としても丁寧に書かれた良作です。年末あたりに二時間ドラマでじっくりみたくなるような物語ですね。ふと山田太一の家族ドラマを思い出してしまいました。時間ない方は、この作品だけでも読んで欲しいです。

  • 花屋の店主・志奈子は、50歳を過ぎて刑事の横山昇司と結婚する。
    花屋だからこそ不思議なことに気づき、うやむやにされそうだった死の真相に辿り着く。

    花屋の店主と刑事、2人ともでしゃばり過ぎず、控えめである…だが疑問に思ったことは突き詰めていくという感じ。
    6つの短編集である。

    ガーベラの死〜友人の叔母の死は、焦げたガーベラから辿り着く。

    馬酔木の家〜植木屋が馬酔木の花穂を全部落としてた理由。

    ミカン山の冒険〜蜜蜂が迷い込んだ先は…。

    弦楽死重奏〜バイトのライが預かったムサシの尻尾が曲がっているのは…。

    クレイジーキルトと家族写真は、どちらも罪と赦しのようで…。
    予期せぬことで人は繋がりを持つということ。
    いつ、どこで、どのようなかたちで縁ができるのか…怖くもあり、生きる力にもなる。


  • 面白かった。

    帯に"花屋さん"、"花が埋もれた真実や死の真相を教えてくれる"、というようなワードが書かれてたので、殺人事件は絡むけど優しくて明るい感じなのかな?と思い読み始めたけど、違った。

    短編集で各話の事件の背景が結構重たくて、暗い気持ちになってしまった。どの話もやるせないんだよな…。もちろん悪人が逮捕される話は、被害者の無念が晴れてスッキリする。後味は少し悪いけど。
    加害者にならざるえなかった話は、なんとも悲しい。そういう感じで全体的に暗い気持ちになるのだけど、最後は不思議と前向きになれる。これから良いことが起きるような感じで。なぜだろう?と考えてみた。なんとなくだけど、何気ない日常の描写で話が終わるからかな?と思いました。

    私は"花より団子"の人なので、花は詳しくない。
    だから、話の途中で花の豆知識が出てきて、「なるほどな」と少し賢くなった気分になりました。

  • 花がきっかけで解決していくミステリー短編集。「家族写真」は良かった。宇佐美まことさん、好きかも

  • 初めて読む作家さん。
    みなさんのレビューで興味を持って読んでみた。

    主要人物は50代で刑事と結婚した、花屋を営む志奈子。
    第一話「ガーベラの死」では、友人の叔母の死の真相を、現場に残されていた不審なガーベラから解き明かす。
    この話は死の真相よりも、志奈子の親友の性格や態度の方が気になった。よく言えば前向きだが…。

    その後も志奈子が探偵役として話が進むのかと思っていたら、視点は夫で刑事の昇司、昇司の同僚の鑑識官、志奈子の店で働くアルバイト店員ライ、と次々変わっていく。彼らが全くの脇役として登場する話もある。
    謎解きのカギも植物が多いが、エッセンス程度のものもある。

    人が亡くなった事件ばかりなので悲劇ではあるのだが、そこを起点に人がどう進んで行くのか、生き抜いていくのかを描いた作品でもあった。
    中でも結婚直前で婚約者を失った女性の悲劇を巡る「クレイジーキルト」の講師の言葉は印象的だった。
    私自身のこれまでを振り返るきっかけともなった。

    最後の「家族写真」はこれだけで2時間ドラマになりそうな濃い話。出来すぎなところもあるが、それこそが『縁』なのだろう。

    予想に反して志奈子が探偵役として出すぎていないところが良かった。また猫のムサシも良い味を出していた。

  • 花屋さん×刑事の夫婦の周りで起こる殺人事件6編。
    近くでよくこんなに殺人事件が起こるなというのは置いといて…
    花が効果的に使われているところがよかった。
    花言葉は有名なものしか知らないけど、ここぞという場面(あまりないけど…)で、さらっと披露できたらいいなと思ってみたり。
    設定が闇に葬られてしまいそうな事件ばかりというのも面白くて、短編のミステリーでは珍しく引き込まれた。

  • ある町のお花屋さんを絡めた短編集
    面白い!
    お花屋さんは中年女性で、遅くに結婚した旦那さんが刑事って設定
    殺人事件が絡んでるミステリーが無理なく生かされてた
    それぞれ30ページくらいの短編だけどちょっと切ない殺人事件ばかりでジンときます
    ラストの「家族写真」がラストに相応しく良かったなぁ……

    久しぶりの宇佐美さんでした〜♪
    またちょっと読み始めよ♪︎~(・ε・。)


    • ひまわりめろんさん
      今のところ宇佐美まことさんのベストは『ボニン浄土』やな
      たぶんみんみんもそやろ
      今のところ宇佐美まことさんのベストは『ボニン浄土』やな
      たぶんみんみんもそやろ
      2025/04/15
    • みんみんさん
      ボニン良かったよね〜
      本当に漂流した事実あるか調べたもの笑
      ボニン良かったよね〜
      本当に漂流した事実あるか調べたもの笑
      2025/04/15
    • bmakiさん
      ボニン_φ(・_・メモメモ
      ボニン_φ(・_・メモメモ
      2025/04/15
  • 基本はフラワーショップの店主とその夫の所轄署刑事が事件の謎を解いていく短編集。
    悲しい結末と花言葉、ときには完璧なアリバイを崩す…
    予定調和の安心感のある作品も良かったが、変化球な「家族写真」も素敵な作品で、特に「クレージーキルト」が心に残った。
    「ある一点に収斂(しゅうれん)していく運命には、抗しきれない」けれど、それは事件や事故だけでなくすべての人の人生に起こっていることで、クレージーキルトが調和していくように受け入れて生きていくしかない…

  • 花屋の志奈子と刑事の庄司は50歳を過ぎて結婚し、寄り添いあうような雰囲気のなかにさまざまな事件が織り込まれていて、作中の雰囲気が良き

    お花も好きなので
    お花屋さんの雰囲気にひたらせてもらって、しあわせでした

    一番お気に入りの短編は
    『家族写真』

    宇佐美まことさんの作品って
    さまざまな思いと人と人が織りかさなっていく描写が秀逸で人間ドラマが好きな方には、おすすめな作家さんです

  • フォローしている方の感想を読んで、きっと好きな雰囲気の本だと思い、すぐに図書館で借りた。結果、予想通りだった!

    花屋を営む志奈子と刑事の夫の周りで起こる様々な事件。

    各話に出てくる花々の美しさが、事件の物悲しさをより一層感じさせてくれた。

  • 花屋を営む妻と刑事の夫を中心に巡る、謎解きが導く人生模様の一冊。

    相変わらず宇佐美さんは小物を活かしてストーリーを練り上げるのが巧い。

    今回も花はもちろん、キルトや写真まで…。

    花も角度によって思わぬ表情を見せるように、さまざまな角度から照らし出された事件の裏側に潜む感情の渦巻きは時に苦く、時にせつなさを運んだ。

    偶然の積み重なりの行き着く先を対照的に描いた「クレイジーキルト」と「家族写真」が秀逸。

    人が少なからず抱える消化できない思い、報われる思いになんだか心撫でられた感覚。

    うん、いいなって思える、そんな短編集。

  • フラワーショップ橘という花屋を経営する志奈子と花が少しずつ絡む短編集。各話視点が全部違い、どの話も短いながらも奥が深いドラマがあり事件とミステリも味わえ楽しめる。中でも1番好きなのは「家族写真」で、1枚の写真がその場にいた人たちの関係も未来も変えていく様に涙が出た。見事だ。志奈子が飼っている猫のムサシが時々出てくる割にあっさりしてると思ってたら、彼にもきちんとドラマがあって構成が上手い。事件や事故の悲しい話にも関わらず、心の奥があったかくなるような優しさや情を感じられるような作品が多く読後感が良かった。

  • 花にまつわる話の短編集。
    花屋さんの店主と刑事の夫婦ってなんだか不思議な感じがしたけど、2人とも落ち着いていて雰囲気がぴったりだった。
    ミステリーだけど、あまり生々しい描写もなく文章を綺麗なので読む人を選ばなそう。

  • 「花」と関連するように進行するミステリ短編集。
    なるほどなるほどと真実がわかって爽快な話からバックストーリーが切ないものまで様々な種類があった。
    個人的には1番最後の「家族写真」が好き。

  • 【収録作品】ガーベラの死/馬酔木の家/クレイジーキルト/ミカン山の冒険/弦楽死重奏/家族写真(ファミリー・ポートレイト)

    偶然か必然か。運命のいたずらみたいなもので明暗が分かれる。一つ一つは平易なミステリ。花もそこまで専門的な感じで関わっては来ない。
    志奈子は探偵役ではないし、事件に積極的にかかわるのは冒頭作くらい。あとは偶然ヒントを出すような感じかな。
    実際、夫が刑事だからといって妻が探偵役として知恵を貸す、というのはよほどうまくやらないとわざとらしくなるから、事件に関わるバランスはいいと思う。

  • 「ガーベラの死」
    「馬酔木の家」
    「クレイジーキルト」
    「ミカン山の冒険」
    「弦楽死重奏」
    「家族写真」
    花をキーワードにした6話収録の短編集。

    長編でじっくり読ませてくれる重厚な宇佐美作品も良いけれど、短編も切れ味が鋭くて面白い。

    萎れたガーベラから導き出される真実とは…。
    満開の馬酔木の花を切り落とした理由とは…。

    物言わぬ花たちが、謎多き事件の真相を暴いてくれる。
    花に隠された秘密から人間の様々な感情が炙り出されていく展開がいい。

    残忍な事件も描かれているがどの作品も切なさを伴い余韻を残す。

    深みのある人間ドラマを堪能した。


  • 花屋の店主と不器用な刑事、熟年婚した
    夫婦の周りで起こる謎に包まれた事件。

    少しずつ"花“が真相の解明に向かう道標に
    なっている物語。

    〜謎は花に埋もれて〜
    ガーベラの死
    馬酔木の家
    クレイジーキルト
    ミカン山の冒険
    弦楽死重奏
    家族写真
    全6話

    人の思い、時間、悲しみ、苦しみ、慈しみが
    織りなされた『家族写真』が一番心に残りました

  • 作者さんの著書を読むのは初めて。
    花屋さんを営む女性とその周りの人に起こる花にまつわるミステリー。作品の中の変化球的な「クレイジーキルト」「家族写真」が好みだった。
    割と淡々とすすめられていく話で読みやすかった。

  • <類>
    この本は短編集。のっけの二編では宇佐美まことの作品らしくまずは人が死ぬ。その原因もしくは理由に不可解さを感じた主人公刑事とその妻がゆっくりじっくりと真実を解き明かしてゆく。そしてその過程には「花」が絡んでくる。あ,本のストーリーを語る まるで『書評』みたいな感想文で始まってしまった。僕にだって本の中身によってはこういう風なモノも書けるんだなぁ,と思った。思っただけでこれでどなたかがこの本を読みたくなるとは思えないけど。笑うう馬.

    ちょっと気になった件りが106ページにある。 ”四十代の女性が独り暮らしをしているにしては古めかしい一軒家だった。築三十年は経っているな と泰一は見当を付けた。” うーん最近の住宅って築30年くらいではちっとも古めかしくなんて見えないと僕は思うのだけれどなぁ。宇佐美さんにしてみるとなんだかちょっと蓋然性の乏しい件りだなぁ,と思ったので無粋ながらここに書き置く事にした。

    三話目の『クレージーキルト』という作品だけ他の作品とは登場人物も含めて毛色が違っている。一旦は読み飛ばしたが感想を書くにあたってやはり気になったので奥付けをみてみると多くは2020年から2024年に掛けての初出作品なのに,この作だけ2018年の様子である。本書は200ページに満たない割と薄い本なのでこの作品を載せざるを得なかった事情はまあ分からないでもないが,本に載せる順番を含めて少し読者への配慮が足りないかぁ と思ってしまった。あ,高言すまぬ。

    そして最終話の『家族写真』は珠玉の一作。僕は涙してしまった。と云っても前期高齢者真っただ中僕は最近富に涙もろくネットでTVアニメを見ていても泣いている事がある。なんなら毎日何がしかで涙を流している様な気もする。そういう訳なのでこの『家族写真』も誰でもが泣ける という訳では無い。が,これだけはしっかり云える。気が付くと読み終えていた本書は これまでに無い程に短い時間で読み終えた様な気がする。それだけ面白い! という事です。僕にしては珍しくもおすすめ出来る一冊でございます。

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著者プロフィール

(うさみ・まこと)1957年、愛媛県生まれ。2007年、『るんびにの子供』でデビュー。2017年に『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編及び連作短編集部門〉を受賞。2020年、『ボニン浄土』で第23回大藪春彦賞候補に、『展望塔のラプンツェル』で第33回山本周五郎賞候補に選ばれる。2021年『黒鳥の湖』がWOWOWでテレビドラマ化。著書には他に『熟れた月』『骨を弔う』『羊は安らかに草を食み』『子供は怖い夢を見る』『月の光の届く距離』『夢伝い』『ドラゴンズ・タン』などがある。

「2023年 『逆転のバラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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