伊達政宗 2 (光文社文庫 や 12-2)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334702984

作品紹介・あらすじ

長編歴史小説。関白秀吉が天下統一の野望に燃え、小田原城攻めを開始した天正18年。政宗は憤懣を胸中に秘め、遅れて参陣した。激怒する秀吉を相手に、無類の勝ち気な性格と型破りの言行で真っ向から挑む独眼竜の叛骨魂!

感想・レビュー・書評

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  • 山岡荘八の描く伊達政宗伝第二巻(全六巻)小田原参陣から秀吉の死去まで。白装束や十字架、眼のあいた鶺鴒の花押などなど、おなじみのエピソードを挟みつつ、政宗と秀吉の化かしあいと奇妙な関係の深化、そして豊臣政権の揺らぎのなかで天下への野望を新たにする政宗の姿を描く。

    秀吉が軽すぎる気もするけど、政宗にどこかシンパシーを感じながら綱引きをする描写はまあ面白い。三成と家康の間でバランスを取りつつ天下を目指す政宗。さて、これからどう出るか。
    青大将を男の一物で撃退するおバカエピソードもあり(笑)

  • (1987.02.15読了)(1987.01.16購入)
    内容紹介 amazon
    天下のダテ者・独眼龍の反骨と才知の全生涯奥州の名川・芦名氏を陥し、母保春院の毒殺計画からも一命をとりとめた政宗は、いよいよ秀吉との知恵競べの小田原参陣。朝鮮出兵の命には、度肝を抜くダテ衣装!

    ☆関連図書(既読)
    「伊達政宗(一)」山岡荘八著、光文社文庫、1986.01.20

  • 石田は秀吉を謀殺し天下を盗ろうとしています。この考えも無きにしも非ず。かな。

  • 1巻飛ばして2巻から読んでいます.本屋に無かったので.
    全集はあったんですけど,全集よりこっち(光文社)の装丁が好きなんですよね.
    その内大きい本屋に行って1巻探そう….

    初めて読む歴史小説でした.
    著者の筆力か伊達のやんちゃのせいか,余り肩肘はらず楽しく読めました.
    ところどころ「これ本当に史実からひっぱってきたの?(笑)」とか思ったりも.
    秀次謀反共犯の冤罪をかけられた際の伊達家臣団の行動には,「伊達は家臣も手に負えないわ!」とつっこんだり.

    ぶっとんだエピソードはむしろ老年期の方が多いらしいので,今から続きが楽しみです.

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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