服部半蔵〈1 花の章〉 (光文社時代小説文庫)

著者 : 戸部新十郎
  • 光文社 (1987年10月発売)
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  • 5レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334706203

服部半蔵〈1 花の章〉 (光文社時代小説文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 服部半蔵といえば、誰もが知る伊賀忍者の頭領。
    しかし「はんぞう(半三or半蔵)」の名は、伊賀の千賀地屋形を根城にする上忍・服部家代々の当主に受け継がれた名跡であり、この物語の主人公は史上最も名高い半蔵、徳川家康に仕えた、鬼半蔵と名高い服部半蔵正成です。
    徳川幕府の開府以前に亡くなっており、有名なわりに謎の多い人物を、万川集海や能楽の風姿花伝とからめて描く秀作となっています。

    戸部新十郎さんの作品は読みやすく、面白いので何度も読み返しました。

  • いま、なぜか忍者にはまってるw

  • 全10巻。
    服部半蔵。

    どこの古本屋さんでも必ず見かけると言っていい本著。
    気にはなっていたんだけど、
    伝奇ものは苦手だし、
    読んだことある戸部先生はそこまで好きな感じじゃなかったので
    ずっと敬遠してた。
    けどついに。

    いいんじゃない。
    大分好きだった。
    久しぶりに読み返そうって長編。

    忍者ものってやっぱり伝奇なにおいを警戒してたけど、
    バランスとしてちょうどいい。
    どっちかというと池波先生の書く、
    プロフェッショナル的忍者像。
    ただ、より"芸"としての忍び観。



    で、
    一応史実は下敷きにしてるけど、
    そもそも分からんことの方が多いわけで。
    忍びだし。
    歴史小説かっていうとそうでもない。
    まあ。
    厳密な歴史小説ってあんまり無いんだけど。
    そもそも。

    で、
    この半蔵の立ち位置が上手い。
    ナビゲーターって感じ。
    タモリ的な。
    読者は半蔵とともに戦国史を眺めていく。

    で、
    もう有名人の大バーゲン。
    猿飛佐助、霧隠才蔵とか有名忍者はもちろん、
    塚原卜伝、上泉伊勢守、伊藤一刀斎やら宮本無二斎、
    果ては佐々木小次郎から石川五右衛門まで、
    みんなと知り合い半蔵さん。
    もはや戦国有名人オールスターツアー。

    ちょこっとんんっ?て感じもするけど、
    半蔵のキャラ設定がうるさくなくて、
    うまく物語としてまとめてて、
    そのうち気にならなく、読み物として楽しくなってくる。

    半蔵ふくめ、各人物像がとてもよく、
    歴史小説というより彼らの作る世界観を愛でる読み物。
    好きなキャラが死んでいくととても胸が苦しくなる。

    そうした半蔵自信の物語と、
    半蔵から見た渦中の人物達の物語、
    そしてそれらが紡ぐ歴史の流れの物語、
    それらが結構いいバランスで組み合わさってる感じ。



    歴史小説として読んだら大変なことになりそうだけど、
    小説としては大分好き。
    ただ、もう少し書き進めてほしい観があるので星4つ。
    この終わり方も嫌いじゃないけど。

  • 全10巻なのだが、全巻書き下ろしの文庫で発売されたためか、いまいちストーリー展開がだれてる。

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