コーランの世界 (光文社文庫―グラフィティ・歴史謎事典)

  • 光文社 (1988年3月発売)
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  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334707156

コーランの世界 (光文社文庫―グラフィティ・歴史謎事典)の感想・レビュー・書評

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  • イスラムの世界について知りたくて読書。

    本書の時点では全世界のイスラム教徒の人数は約6億人となっているが、今や約10億人といわれる世界3大宗教の1つ。そして、日本人には非常に遠く感じるイスラム教。

    著者がイスラム教徒であることは、本書で初めて知る。初婚の相手がイスラム教徒というのは知っていたが、イスラム教徒と結婚するためにはイスラム教徒になる必要があることを忘れていた。

    イスラム教については、最近、池上彰さんの本で勉強させてもらったが、知らないことが多すぎる。仕事で訪れる可能性があるのは、トルコ、マレーシア、インドネシアあたりとなるが、もっと知っておくことが多いと感じる。

    イスラム教とキリスト教とユダヤ教の共通点は、学校では学ぶこともない知識で、歴史について考えさせられる。

    ムスリムは自殺が禁止されているので自殺者がほとんどいない点など日本は学ぶべき点があるように思う。同じく禁止されているはずのクリスチャンが4割ほどいる韓国で自殺が多いのはなぜなのかなど本書とは関係ない思案が浮かぶ。

    読書時間:約1時間

  • テレビでおなじみの、イスラム教信者である早稲田大学のエジプト考古学の教授が、メッカ巡礼をしたところからこの本が始まっている。写真が豊富でわかりやすい。

  • (2006.10.14読了)(2002.05.11購入)
    副題「グラフィティ・歴史謎事典」
    コーランを読み始めて、(上)(中)(下)の(上)を読み終わって、すぐ(中)へ進めばいいのでしょうが、つい中休みをしたがる性格で、解説書的なものを手に取りました。積読の中にイスラム関係のものが、結構沢山たまっています。
    吉村さんは、ご存知古代エジプト学者ですが、下宿の娘さんと結婚するためにイスラム教に入信した人でもあります。いつの間にか離婚して、それ以後は、独身主義を貫いておられるようです。その辺の話は、下記の著作を参照してください。
    「ノーモア・マリッジ」吉村作治著、情報センター出版局、1992.07.11

    この本は、「グラフィティ・歴史謎事典シリーズ」の一冊ですので、カラー写真も沢山収められていて、読みやすくなっています。

    ●パレスティナゲリラ(54頁)
    ゲリラには4種類の人たちがいた。第一は中国を経由してベトナム戦争に参加し、技術や戦術を身につけた兵士。次に解放運動に生き甲斐を見つけて戦っている人たち。第三はゲリラ戦の指導者、及びその取り巻きの人たち。そして最後は外国人のゲリラである。外国人といってもイラン人とアフガニスタン人が多かった。
    ●コーランの作成(81頁)
    コーランは、アラビア半島のメッカに生まれたムハンマドが、紀元610年から632年にかけて、イスラムの基本的な教義やイスラム教団が直面した様々な問題について信徒に語った神の啓示である。神は、天使ガブリエルを通じて、預言者であるムハンマドに啓示を下した。これらの啓示が一冊にまとめられたのは、ムハンマドの没後、第三代カリフ、ウスマーンの時代のことであった。
    全体は114の章から成り、それらが、内容や時間的流れに関係なく、長い章から順次短い章へと並べられている。各章にはそれぞれ名前が付けられているが、これも内容とは無関係である。もともとムハンマドの布教開始の頃の啓示は短く、後半は長くなる傾向があるので、コーランの各章の並べ方はムハンマドが啓示を述べた時間的流れとほぼ逆になっている。
    ●聖戦(122頁)
    聖戦は、すべてのイスラム教徒に課せられた義務である。アッラーの道を説くイスラム教徒の行く手を阻み、理想社会の実現を阻止しようというものは聖戦の敵である。
    ●善行を行う(152頁)
    イスラムは信じているかどうかで生き方が変わる宗教だといわれる。行動する宗教だ、とも言われる。なぜならば、アッラーを信仰する事は、アッラーの定めた善行を行うことと同義だからだ。
    ●偶像崇拝(155頁)
    ご存知の通り、イスラムは一切の偶像崇拝を禁じている。日常生活の中で、目に見えない神を意識し続けるのはかなり難しい。礼拝が特に重視され、大切にされてきたのは、ムスリム自身がアッラーとのつながりを常に意識し続けるために、礼拝が不可欠な要素であるからだとも考えられる。
    ●豚(163頁)
    豚は元来、砂漠の遊牧民には無縁の家畜であり、湿潤な地域に定着して暮す農耕民が飼う動物だった。いわば農民の食べ物の象徴であり、それをタブーとしたのは、農民に対する砂漠の民の優越意識の表れだったと見ることもできる。

    ☆吉村作治さんの本(既読)
    「ナイルのほとりの物語」吉村作治著、小学館ライブラリー、1993.10.20
    「ピラミッドの謎をハイテクで探る」吉村作治著、講談社、1994.05.30
    「大ピラミッド 新たなる謎」吉村作治著、講談社+α文庫、1999.02.20
    「ファラオと死者の書」吉村作治著、小学館ライブラリー、1994.06.20
    「古代エジプト千一夜」吉村作治著、近代文芸社、1996.06.20
    「古代エジプト ファラオの昼寝」吉村作治著、近代文芸社、1997.06.30
    「ピラミッド文明・新たなる謎」吉村作治著、NHK人間大学、1998.10.01
    「貴族の墓のミイラたち」吉村作治著、平凡社ライブラリー、1998.12.15

    著者 吉村 作治
    1942年 東京生まれ
    1966年以来、エジプトで発掘調査を続けている

  • 吉村作治教授の著書。
    吉村先生自身、ムスリムである。
    わかりやすく書かれているので、まったく知識のない人向け。
    コーランの世界というタイトルだが、イスラムの解説書のような感じなので、コーランについてもう少し詳しく書いてほしい。

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