白鳥殺人事件 (光文社文庫 う 1-6)

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  • 光文社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334708856

感想・レビュー・書評

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  • 「白鳥の」――ホテルの床に血文字を書き残し、男は新潟県新津で刺殺死体で発見された。死体を発見した名探偵・浅見光彦は取材でその男と同行していたのだ。「白鳥」から何が連想されるのか。犯人の名か、近くの瓢湖の白鳥か、特急列車「白鳥」か?聞き込みから重大な情報をキャッチした浅見は、岐阜へ。そこのある地点に被害者の不審な足跡が…。

  • 浅見光彦の公式第2事件
    公式第6事件の「後鳥羽伝説殺人事件」にレビュー

  • グリコ・森永事件がベースにしているというので、期待して読み始めました。

    十分面白かったのですが、話の主軸が「殺人事件の犯人探し」で「グリコ・森永事件のような企業テロ」を期待していた私としては少し残念。

    犯人を追っていく中で垣間見える時代背景は勉強になったように思います。

  • この話は謎が多く、まず、最初に殺された某氏のダイイングメッセージ
    「白鳥の・・・」
    に始まり、怪しい人物が浮かび上がるがそれが偽名で、一体誰のことなのか。
    また、犯人たちの結びつき(関係)は一体何処から来るのか。
    後半まではっきりしないことが多く、それらを根気強く探り当ててゆく浅見の捜査が凄いなぁと改めて思った。
    また、この話の中の事件は、各々の胸にある「正義」に端を発しているので
    根っからの悪人がほとんど存在しない。
    そこが、なんというかやるせなく、悲しかった。

    ただひとつ、今回のヒロインが若くとても明るくて、どんな事情があろうと逞しく乗り越えてゆきそうなところが、物語の陰鬱さに反して眩しかった。

  • 「白鳥の」―ホテルの床に血文字を書き遺し芹沢は刺殺されていた。死体を発見した名探偵浅見は事件の渦中へ。連続殺人の鍵を握る浅見の活躍が…。
    (光文社作品紹介より)

  • グリコ森永事件が元になっているような感じ。
    浅見光彦が積極的に自分を売り込んでいる?!(雑誌に投稿したり、兄にお願いして警察を手足に使う)ところが、ちょっと積極的すぎかな。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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