花嫁は二度眠る (光文社文庫)

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  • 光文社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334709266

感想・レビュー・書評

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  • ❖真犯人は(その動機も)ちょうど半ば辺りのところで察しがついた。それでも巧い展開で、トリックやミスリード(ツイスト)の演出は効果的であったと思う。キレイに事件の結着はついて、終幕の余韻のほろ苦さもよかった。
     ただ悪くはないが上手くまとまった出来のいい二時間サスペンスもの程度の印象なのである。著者はあの泡坂妻夫であるから、それでは不満なワケで、例えば『湖底のまつり』にあった眩暈するような不穏や官能の濃密でもいい(本作でも多少その雰囲気はあったけれど)、またはそれに代わるなにか魅惑するものが欲しかった。佳品。 カッパ・ノベルス版で読了。

  • これも作者らしい心理現象から殺人へと繋がる。、

  • 読んだのはハードカバーで。ずいぶん前なので、ほとんど覚えてないなぁ。

  • ん~、泡坂妻夫氏の作品にしては小粒だったなぁ。
    解決部分を読むと、さりげなく手掛かりが全体的に等分されているのは判ったが、カタルシスが感じられなかった。最大の原因はどの登場人物に焦点を当てたらよいか最後の方まで絞れなかったことだろう。それほど今回は登場人物が類型的過ぎた。

    『11枚のとらんぷ』の各々の登場人物の個性、『ゆきなだれ』のような情緒溢れる文体を味わってしまった私には、単なる凡百のミステリにしか感じなかった。

  • 山形県米沢の旧家、蘇芳家の当主・カナが二度殺された。喜寿の祝いの夜、犯人はカナを絞殺し、翌朝さらに鴨居から吊ったのだ。半年後、事件の目撃者・富樫幹夫が結婚式を挙げるのと同時に、挙式予定の従妹・貴詩がその前夜、死体となって発見された。鬼才が放つ奇抜なトリックと斬新な構成で描く本格推理の秀作。

    カッパノベルス(1984.01)
    光文社文庫(1989.04)

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