ハワイ・南太平洋の謎 (光文社文庫 れ 2-10 グラフィティ・歴史謎事典 10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334709815

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  • 新書文庫

  • (2015.09.10読了)(2015.07.26購入)
    シリーズ「グラフィティ・歴史謎事典」の第10巻です。
    ハワイおよび南太平洋の島々の歴史の謎に迫る本です。
    南太平洋の島々は、ミクロネシア、メラネシア、ポリネシア、と大きく三つに分けられます。グアム、サイパン、ヤップ、パラオ、ポナペ、等は、ミクロネシア。ニューギニア、フィジー、等はメラネシア。ハワイ、サモア、トンガ、タヒチ、イースター、等はポリネシアです。

    【目次】
    第1部 南海の財宝を求めて
    第2部 南太平洋謎事典
    2-1 暮らし編
    2-2 暮らしのしくみ編
    2-3 航海編
    2-4 楽園の神々編
    年表 南太平洋の歴史
    主な参考文献
    あとがき

    ●島(72頁)
    地図帳などを見ると、世界最大の島はグリーンランド、二番目に大きいのがニューギニア、そして三番目がボルネオというふうに書いてある。
    ●ネシア(73頁)
    ネシアはギリシャ語で「島」を表わす。ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアは、それぞれ「小さな島々」、「黒い島々」、「多くの島々」を意味する。ただしメラネシアは、島が黒いということを表すのではない。そこに住む人々の肌が黒いことからメラネシアとよばれる。
    ●ハワイ(76頁)
    歴史上、ハワイ諸島を発見し上陸した最初のヨーロッパ人は、キャプテン・クックであった。ときに1779年。
    ●ハワイ植民(77頁)
    偉大なる航海者であるポリネシア人は、ハワイへの植民に成功した。そして、ハワイの人々はマルキーズとソシエテという二つのポリネシア人グループから形成されたのである。
    ●主食(80頁)
    太平洋の島々における主食は、一般にタロイモ、ヤムイモ、サツマイモなどのイモ類である。
    ●サーフィン(112頁)
    いま、若者の間で流行しているサーフィンは、もともとポリネシアで発達した。
    ●言語(150頁)
    ポリネシアのことばは、大きく見ると太平洋の島嶼部にひろく分布するオーストロネシア(南島)語に含まれる。オーストロネシア語は、東南アジアのマレー半島からインドネシア、ミクロネシア、メラネシア、ポリネシア地域にみられる。台湾の一部やアフリカのマダガスカルの言語も、じつはオーストロネシア語の中に含まれる。

    ☆関連図書(既読)
    「南太平洋物語」石川栄吉著、力富書房、1984.03.31
    「キャプテン・クック」ジャン・バロウ編・荒正人訳、原書房、1992.10.25
    「オーストラリア6000日」杉本良夫著、岩波新書、1991.02.20
    「オーストラリア」杉本良夫著、岩波新書、2000.07.19
    (2015年9月10日・記)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ポリネシアのさいはて、ハワイ。いつ、どのように、なぜ人が住みついたのか。人は海を舞台にさまざまな歴史を刻んできたのだ。小さな島でいとなまれた生活。紀元前から大海を航海していた人々の謎。素朴な信仰…。忘れられたハワイと南太平洋の島々の暮らしと謎をえがく。新しいハワイが、グアムが、タヒチが、発見できる1冊。

  • 4334709818 197p 1989・7・20 初版1刷

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著者プロフィール

1946年生まれ。山梨県立富士山世界遺産センター所長。総合地球環境学研究所名誉教授、国立民族学博物館名誉教授。生態人類学。理学博士。
京都大学理学部動物学科、東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程単位修得。国立民族学博物館民族文化研究部長、総合地球環境学研究所研究部教授、同研究推進戦略センター長・副所長を経て現職。
著書に『明治~昭和前期 漁業権の研究と資料』、『魚と人の文明論』、『サンゴ礁に生きる海人』『越境するコモンズ』『漁撈の民族誌』『海に生きる』『コモンズの地球史』『クジラは誰のものか』『クジラとヒトの民族誌』等多数。

「2024年 『海とヒトの関係学6 海のジェンダー平等へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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