コンピュータの熱い罠 (光文社文庫 お 14-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334710934

感想・レビュー・書評

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  • 再読。
    1986年の作品。
    結婚相談所のオペレータデータである絵里子は、知らぬ間にデータが膨大に増殖しているのを発見する。
    氏名・住所はもとより資産、買い物による嗜好等々個人情報が知らぬ間に蓄積されていくことの恐怖、警告の話であるが、30年近くたった現在、我々は危機感もなく個人情報を提供しているなあ。
    個人情報の話だけではなく、殺人事件も絡んでいて面白かった。

  • 岡嶋二人氏はコンピュータが一般社会に普及しはじめたころ、作品にコンピュータが生み出す世界を積極的に取り入れたパイオニアだと思う。

著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡嶋二人の作品

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