ダイヤル7をまわす時 (光文社文庫 あ 12-2)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334711283

感想・レビュー・書評

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  • 『可愛い動機』が一番面白かった。殺人よりも人に知られたくない動機。それを隠すために、殺人犯として警察に捕まる主人公。他愛も無い動機なのに、それはどうしてもどうしても主人公には辛い事実であるという、人それぞれの考え生き方があるもんだと思う作品

  • 『奇妙な味』の短編が目白押し。
    導入から驚きの結末まで著者が奇術師だけあって本を閉じることが出来ません。
    <br>図書館の文庫コーナーで借りました。

  • 自分が泡坂作品に求めるものとは少し違い、中途半端な印象だった。
    「ダイヤル7」は『花嫁は二度眠る』の改訂版のような結末。その名のみ知る存在だった「芍薬に孔雀」も肩透かしを食らったような印象。「飛んでくる声」は犯人の暗号めいた台詞は途中で解ったし、「可愛い動機」は最後の一行に拍手。「金津の切符」は箱夫の設定は秀逸なのに結末が陳腐。「広重好み」と「青泉さん」は純文学系ミステリで僕好み。「書ける作家」なだけにもう少し上を期待したい。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1805020.html)
    (収録作品)可愛い動機/飛んでくる声/ダイヤル7/会津の切符/広重好み/青泉さん/芍薬に孔雀

  • 粒ぞろいの七編。こりゃお買い得。ノンシリーズの泡坂妻夫は読んだことがなく、古本市で、3冊購入(1冊50円!)。あとの2冊は何だかなでした。

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著者プロフィール

泡坂妻夫(あわさか つまお)
1933~2009年。小説家・奇術師。代表作に「亜愛一郎シリーズ」など。『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞。『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞。『蔭桔梗』で第103回直木賞。

「2020年 『秘文字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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