寝台車の悪魔 (光文社文庫 あ 1-39)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334713546

感想・レビュー・書評

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  • 名門・花園学園の修学旅行。名物三人組の由利子、旭子、香子も参加していたが、帰りの寝台車に女性の他殺死体が。しかも、犯人を目撃したらしい同級生の川村冬子は、なぜかそれを隠している。その後、冬子の父が死亡し、葬儀に怪しげな男が現われて…。『灰の中の悪魔』でおなじみの女子高生探偵たちが、素敵な悪役と元気いっぱい大活躍する傑作ミステリー。

  • '93.2読了。
    手放し本。

  • 女子校生と殺し屋の恋が切ない。

  • 赤川次郎という作家は,つぎつぎにいろいろなシリーズものを作る。
    それがまた売れる秘訣なのだろうか。

    それに比べて,西村京太郎は十津川警部が多い。
    山村美紗も苅守警部が多い。
    栗本薫もサーガが圧倒的。

    他の作家との大きな違いだろう。

    ○○の悪魔ははじめてなので,どきどきはらはらして読みました。
    旅行の最後に事件に巻き込まれた生徒達。

    香子という万能のお嬢さん
    旭子、由利子の3人組。

    ただし、寝台車の悪魔は、その知人の冬子が主人公。

    赤木かん子が解説を書いている。

  • 人の間違いをきっぱりと正す。
    それが身近な人であればあるほど、間違いは正してあげたいものです。
    それがどんなに言い難い事でも、それがどんなにその人の信じている事であっても。

    ただ・・・何が間違いかを判断するのがまた難しいのですが・・・。

    しかし、それを言うことにより、そこから意見の交換が生まれるだけでも、
    有意義なことであるとも言えるでしょう。

    それが原因で人間関係にひびが入ることもあるかもしれません・・・
    しかし、言わずに済ますことで、その人がより大きな傷を負うとしたら・・・

    余計なお世話との境目が難しいですね。


    そんなわけで、悪魔シリーズの2作目です。
    食事と囮が主な役割の主人公というのもめずらしい。

    ………

    「大崎っていったっけ」
    と、由利子は、ゆっくりと走り出すベンツへ目をやって、「医者だったわね、確か」
    「あれが犯人」
    と、旭子がしっかりと肯く。
    「どうして分かるの?」
    「直感」
    「旭子の直感じゃね」
    「何よ」
    「お腹空いている時と、そうでない時で、犯人が変わりそう」

    ………

    そんなこと書いて、私は余程人の間違いをキッパリスッキリ正しているようですが、
    あいにく私もそんな立派な人間でもなく・・・

  • 由利子、香子、旭子の第2弾。
    修学旅行の帰り、寝台車で。
    由利子が監禁された場所はごく普通の家庭、全ては会社のために。

  • とても活動的(普通じゃない)な女子高生3人組(たまに中学生1人が加わる)が、事件を解決するお話です。

    最初に読んだのは小学生のときです。
    ハマりました。これを読んでから本好きが目覚めた気がします。

    黒いペン、スクリーン、など他にも「悪魔シリーズ」はあります。
    全部好きです。

  • 悪魔シリーズ。

  • 殺人犯といっしょ?好きになっちゃったりもする?とにかくおもしろいです、

  • 電車の中で本を読んでいて、初めて乗り過ごすという経験をした時の一冊です。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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