黒いペンの悪魔 (光文社文庫 あ 1-43)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334715434

感想・レビュー・書評

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  • 香子のキャラクターは好きだけど、このシリーズはもういいかな。

  • いつもは青いペンで書く人の手紙を偽造して、
    間違って黒いペンで書いてしまった。

    文字を真似る努力をする人が、どうしてペンの色を真似なかったのかの理由がわからない。

    最後に結末でいろいろ説明があるが、
    なぜ麻薬関係の人間や、
    殺人を請け負うような人間とのつきあいがあったのかがあいまいだ。

    赤川次郎流といわれればそれまでだが、
    話が必要以上に暗くなるところを描写したり、
    話が必要以上に細かくなるところを描写したり、
    するのを避ける傾向があるのだろうか。

    人の話として口頭で出せるところだけで済ますという日本人流なのかもしれない。
    赤川次郎が売れる理由の1つがわかったような気がした。

  • さっくり読める。
    周りの大切な人が死んでしまったのはなんだか悲しいなとか思った。

  • 由利子、香子、旭子の第3弾。黒いインクで書かれた手紙を発端に事件が。
    学校での講演。

  • 軽いミステリーで読み易いですよ。
    電車通学なんかには最適!

  • 花園学園の3人組シリーズ。彼氏からのつれない別れの手紙に気を落とした子が自殺未遂。手紙はねつ造されたものだった。著名な教育家の講演会ではスキャンダルのスライドが映し出される。更に黒いインキを使う悪魔は放火や不和をそそのかす。ヤクザがらみの麻薬事件にも関わりができ愛人を守るために爆死する女性がいたり、と犯人は田原家を不幸のどん底へ落とそうとする(赤川作品で)初めて"悪魔"と思える存在だった。田原の奥さんがチンピラに囲まれた時の毅然とした態度は見習うものがあるかもしれない。卑劣な相手の脅しなんかに屈するものか、という。'92

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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