ブルータスの心臓: 完全犯罪殺人リレー (光文社文庫 ひ 6-4)
- 光文社 (1993年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334717391
感想・レビュー・書評
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物語に入りやすく、設定も登場人物もややこしくないので読みやすかったです。
人間の心の闇やエゴが渦巻いた作品で、主要人物にひねくれた人が多かった。
終わりがあんまりあっさりしすぎていて、残った人間のその後の展開が気になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
殺人リレーという犯罪トリックとその捜査が淡々と進み、人物に肩入れできない。終わりもずいぶんドライ。
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もうページも終わりそうなのに、犯人逮捕になるのか?と思いきや、まさかの結末!
その後の展開も気になるが、読者の想像にお任せってところも面白い。 -
東野圭吾初期作品。 意外なところから真犯人が出てくる相変わらずのパターンで楽しめた。 殺人に至るまでの心理的葛藤がないのが、少々違和感あり。
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古本市で買った本。人間関係少し難しいけど楽しめる。作者得意とする理系もの。
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出だしの内容は興味をそそられたが、途中から謎解きゲームのようなやり取りが繰り替えされ、面倒くさくなった。もう少し謎めいた自然体で事が進む内容を期待したい
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『ブルータス、お前もか』の通りの結末にはなったが、犯人は最後の最後まで分からないし、真相は予想とは別のところにあって、真相が判明した途端、意味深に書かれていた序章と繋がって、本当におもしろかった。
『完全犯罪殺人リレー』は、今の時代にはあり得ない設定だけど、エリートにとっては作業者よりもロボットの方が大事で、作業者の方が消耗品なんだという思想は、やはりかなり問題があって、これは今すぐに考え直さなければいけないと思った。