ブルータスの心臓: 完全犯罪殺人リレー (光文社文庫 ひ 6-4)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334717391

感想・レビュー・書評

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  • 物語に入りやすく、設定も登場人物もややこしくないので読みやすかったです。
    人間の心の闇やエゴが渦巻いた作品で、主要人物にひねくれた人が多かった。
    終わりがあんまりあっさりしすぎていて、残った人間のその後の展開が気になった。

  • 殺人リレーという犯罪トリックとその捜査が淡々と進み、人物に肩入れできない。終わりもずいぶんドライ。

  • もうページも終わりそうなのに、犯人逮捕になるのか?と思いきや、まさかの結末!
    その後の展開も気になるが、読者の想像にお任せってところも面白い。

  • 初の東野圭吾作品。
    登場人物の感情の機微というよりも、物語の展開やトリックで楽しませようという感じだった。主人公の末広のダークヒーロー感と小物感には惹かれはしたけど、もっとドキドキする場面が欲しかった。
    結末ももっとドンデン返しがあっても良かったけども、あくまでもそれは願望であって、こういう結末も往々にしてあり得ると思った。
    正直、期待が先行してしまったので、他の作品に期待。

  • 巻末に近づいているのに終わる気配がない!と思いきや唐突の幕切れ。
    ブルータス、そりゃ無いよ。

  • 東野圭吾初期作品。 意外なところから真犯人が出てくる相変わらずのパターンで楽しめた。 殺人に至るまでの心理的葛藤がないのが、少々違和感あり。

  • 古本市で買った本。人間関係少し難しいけど楽しめる。作者得意とする理系もの。

  • 強烈に悪い奴が登場。登場人物全員死んでしまいそうな展開(笑)
    終盤、分かりそうで分からない。分からなそうで、なんとなく分かってくるところが面白い。

  • 出だしの内容は興味をそそられたが、途中から謎解きゲームのようなやり取りが繰り替えされ、面倒くさくなった。もう少し謎めいた自然体で事が進む内容を期待したい

  • 『ブルータス、お前もか』の通りの結末にはなったが、犯人は最後の最後まで分からないし、真相は予想とは別のところにあって、真相が判明した途端、意味深に書かれていた序章と繋がって、本当におもしろかった。
    『完全犯罪殺人リレー』は、今の時代にはあり得ない設定だけど、エリートにとっては作業者よりもロボットの方が大事で、作業者の方が消耗品なんだという思想は、やはりかなり問題があって、これは今すぐに考え直さなければいけないと思った。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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