ブルータスの心臓: 完全犯罪殺人リレー (光文社文庫 ひ 6-4)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334717391

感想・レビュー・書評

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  • 真相は面白かったが、結局権力に逆らえないという話で悲しくなった。
    古臭さも感じてしまった。玉の輿とか興味が湧かない。

  • リレー式で、3人の社員が1人の情勢を殺害して大阪から東京まで車で運ぶという計画。しかし、殺されて東京に運ばれたのは、この計画を企てたはずの室長だった。機会製造メーカーで起こったこの殺人事件。最終的には、この会社で製造され不具合を起こしたとされる機械ロボットが関係する。

  • 産業機器メーカーで人工知能ロボットの開発を手がける末永拓也。将来を嘱望される彼は、オーナーの末娘・星子の婿養子候補になるが、恋人・康子の妊娠を知り、困惑する。そんな矢先、星子の腹違いの兄・直樹から、同僚の橋本とともに、共同で康子を殺害する計画を打ち明けられ…。大阪・名古屋・東京を結ぶ完全犯罪殺人リレーがスタートした。

  • 私の解釈が正しければ、ここはこういうことでいいの?と、ちょこちょこ自信がなくなるポイントがありました。まだまだ読書初心者なので、勉強不足です。

    3人で1人の女性を殺める計画を立て、当初作成した殺人計画書を再び目にした時、まさか自分たち(共犯)以外の担当の追記が。

    『誰やねん、こいつ』(笑)

    そしてそんな意味不明な計画書を、最大のトラブル発生時に見つけたら、誰だって生きた心地しないですよね。

    その計画を立てたはずの本人(殺人の実行役)を、まさかの死体で発見してしまうなんて。猛暑の駅のベンチで読んでいましたが、思わず背筋が凍りつきました。

  • 同じ会社で働く3人の男は、共通の女子社員と関係を持つ。
    3人はその女性から妊娠していることを告げられる。

    社会の立場や輝かしい将来を棒に振るわけにはいかない3人は、共謀して女性を殺害する計画を立てる。

    少しずつ明らかになる人間関係。
    日の当たる場所へ出ることを夢見てもがく姿。

    事件の裏に隠された関係者たちの悲しい生い立ちが
    単純な殺人に深さと重さを与えている。

  • 犯人は最後の方までわからずなかなか面白かった。
    刑事側のくだりは不要かもしれないと感じた。

  • ???

    こんなあっさり終わる?
    全体的に私の読解力が低いせいでわからない場所が多すぎた。笑笑

    タイトルの由来さえわからずに終わった。


    でもストーリーやあらすじは流石に面白い。

  • 予想を裏切られる展開で最後まで非常におもしろく読めました。ダークヒーローではあったものの完全には否定できない、興味深い人物でした。ただ警察の後手後手感は否めない。

  • ダークな主人公や罪を犯し死んでいった野郎どもの悲運に一抹の憐れみを覚える東野圭吾さんの13冊目の力作ピカレスク・ロマンです。本書は珍しく解説が一切なく、最初はよくあるタイプのアリバイ崩しの倒叙ミステリーかなと思っていましたが、流石に切れ者の著者らしく途中でストーリーが複雑にねじれて行き、中盤は全くの五里霧中状態で、終章に至って漸くプロローグ&タイトルの意味と事件のからくりに気づいて大満足を得られましたね。それにしても死んだ者達は悪行を為し皆自業自得だとは言え、金持ちの仁科家だけが安泰な結末は悔しいですね。

  • 2015/8/10に読んでいたのにまた読んだ。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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