ブルータスの心臓: 完全犯罪殺人リレー (光文社文庫 ひ 6-4)
- 光文社 (1993年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334717391
感想・レビュー・書評
-
古本屋で50円で売っていたのを見て買った一冊。
殺人リレーの話しだった。
30年くらい前の作品ってのかびっくりした。
あんまり古さを感じなかった。
殺人リレーという珍しい話しで話でよかったが、なんか最後があっけない。
殺人事件の内容がわかったが、その他の事が中途半端に終わった。
好きではない終わり方
気になる事が多く残った小説でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死体リレーというプロットから
引き込まれた。
著者の作品は、後半尻上がりに
一気に伸びていく印象があるが、
序盤から楽しめた。
映像化時の末永が、藤原竜也って、
ピッタリすぎるでしょ?笑 -
ラスト失速。
惜しい。 -
死体をリレーするって発想が、いかにも推理小説的だが面白い。今はNシステムがあるため即バレてしまうトリックなのも良い。直樹は用意周到なはずなのに、女子社員の前で時刻表見てたりするのに違和感。それより時刻表やブローチというワードにノスタルジーを感じた。しばらく平成ミステリーを読み漁りたい。
本書も何度目かの再読にも関わらず、犯人を覚えておらず、新鮮な気持ちで読めた。犯人は直樹たちを殺してしまわなくても良かったのでは?邪魔者はすべて殺した上で彼女と幸せに暮らそうと考え、計画を利用したんだろうか。殺人のハードルが低く感じる。 -
両親のいない 出世欲の強い 末永拓也。
雨宮康子の誘いに乗り そのうえ妊娠させてしまった。
しかし、末永拓也には 専務の次女の仁科星子を射止めるチャンスがあった。
あぁ。これは 古典的な 『アメリカの悲劇』のパターン化と思ったが、
東野圭吾はそんなに簡単な物語はつむがない。
末永拓也はなんとかしなければならないと思いながら
ある時 専務の長男 仁科直樹によばれた。
同僚の 橋本もいた。
3人とも 雨宮康子と関係していて、誰の子どもなのか
よくわからない状態だった。
雨宮康子と言う 放埒な女性が
それだけでない関係を持っていたのだ。
仁科直樹は 雨宮康子を殺すための提案を
末永と橋本にして,実行することになった。
ところが、末永が運ぼうとした死体は 仁科直樹だった。
青い毛布が 甘いのでは。
青酸カリの使い方が ガス化させて殺すと言う方法がいい。
それにしても、出世欲で 人を殺すということが、
現実的に あるのだろうか。人間って魔物だ。
雨宮康子にしてみれば、誰かよくわからないにしても
一番 カネ持っているものだけに 脅せばいいはずなのだが、
4人平等に 脅すので,このようなキケンがあるのでしょうね。
狙いは しぼったほうがいいと思うよ。
推理小説って、人を殺す正当性を 明らかにしようとする小説ですね。 -
面白い。
末永の執念が怖い。